赤ちゃんは日々初めて出来ることを積み重ねて成長していきます。その中でも寝返りが出来るようになるのは嬉しい成長ですよね。
でも寝返りが出来ても元の体勢に戻れずにそのまま泣いてしまって、どうしてあげたらいいのか悩んでいる方もおられるのではないでしょうか?
そこで今回は、寝返りをして戻れなくなって泣いてしまう赤ちゃんへの対策や、元の体勢に戻れないときの注意点などについてお伝えします。
目次
赤ちゃんが寝返りして戻れなくて泣いてしまう原因とは?
赤ちゃんは成長する過程で筋肉や骨格が発達し、体を少しずつ思うように動かせるようになっていきます。
また、視覚も発達することでいろいろな物を見ることに興味が沸いて、寝返りが出来るようになります。
しかし始めのうちは、せっかくクルっと寝返りが出来ても元の仰向けの状態に自分で戻るのは難しいのです。
慣れないうつ伏せの状態から体勢を変えることが出来ず、どうしたらいいかわからず泣いてしまいます。
ですから、赤ちゃんが寝返りして戻れずうつ伏せの状態で泣いてしまったら、それは体勢を変えてほしいというサインです。
様子を見て、赤ちゃんの体勢を変えるサポートをしてあげましょう。
寝返りを始めて1か月ほどは、寝返りしては泣くを繰り返す赤ちゃんが多いです。
戸惑ってしまうかもしれませんが、寝返りしても怖くないよと教えてあげるためにも、その度に体勢を戻したり変えたりしてあげましょう。
ですが、寝返りができてすぐに寝返り返りができる子もいるみたいですので、参考までにこちらの動画もご覧ください。
寝返りして戻れないときに注意すること
寝返りを始めたばかりの頃は大抵自力では元の体勢に戻れません。そのため、寝返りしてうつ伏せの状態になった時の安全対策はしておかなければなりません。
柔らかい寝具の上でうつ伏せの状態になると顔が埋まって呼吸が出来なくなってしまいます。
また、寝返りした後でけがをしないように顔の周りに危険なものが無いか気を付けましょう。
柵の無いベッドやソファなど、無防備な高い場所に寝かせるのは危険です。寝返りして戻れずもぞもぞしている間に落下してしまう危険があるので注意しましょう。
授乳直後の場合、吐き出してしまうことがあります。
吐いた物をのどに詰まらせてしまう危険があるので、授乳後は縦に抱いたり斜めに寝かせたりして寝返りが出来ないように見守っておくことが必要です。
赤ちゃんが寝返りで起きてしまう時の対処法とは?
赤ちゃんとの生活の中で睡眠時間は貴重なもの。
出来るだけまとまった睡眠をとりたいところですが、寝返りを始めた赤ちゃんに起こされてしまうなんてこともありますよね。
パパやママが寝ている間に赤ちゃんが寝返りしたけれど元に戻れず泣いてしまい、その度に目を覚まして赤ちゃんをあやす。
これを繰り返していては自分がもたなくなってしまいますね。そんな時はどんな対処法があるのでしょうか。
寝返り防止クッションを使ってみよう
娘はまだまだ寝返りの兆しも見えないけど、夜怖いよなぁ〜💭って思ってた!!寝返り防止クッションというものを発見した😮 pic.twitter.com/c8n1An7f8k
— 新米ママ (@koyorimama1) 2018年9月23日
パパママが寝ている間に赤ちゃんが寝返りをしないようにするために、寝返り防止クッションを使用する方法があります。
赤ちゃんの身体を挟むようにして両サイドにクッションが来るように設計されているものが多く、赤ちゃんの寝返りを制限してくれます。
赤ちゃんの様子に合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
うつ伏せの練習をしよう
赤ちゃんが寝返りをしてもうつ伏せの状態が苦しいと感じなくなるために、うつ伏せの練習をすることも効果的です。
ただし、「うつ伏せ寝」は危険なので、ここでは「うつ伏せの姿勢」になる状態をうつ伏せとします。
赤ちゃんは筋力が増すにつれ自然とうつ伏せの状態に慣れていきますが、生後1か月ごろから少しずつうつ伏せの姿勢に慣れさせる時間を作っても良いです。
遊びの感覚でうつ伏せの練習を始めてみましょう。初めは赤ちゃんの様子を見ながら10秒程度うつ伏せの状態にします。
慣れてくると手をバタバタ動かしたり喜んでいる様子が分かってきます。そうしたら徐々にうつ伏せにする秒数を増やしていきます。
くれぐれもうつ伏せのまま寝かせたり、目を離したりしないでくださいね。
赤ちゃんの寝返り返りとは?
寝返りが出来るようになっても、始めのうちは元の仰向けの状態に戻れず赤ちゃんは四苦八苦してしまいます。
この、寝返りをして元の仰向けの姿勢に戻ることを寝返り返りと言います。
赤ちゃんは寝返り返りをマスターすることで、寝返りをしてから窒息などの危険な状態になることを防ぐことが出来ます。
寝返り返りも自然に出来るようになることが多いですが、遊び感覚で少しサポートをしてあげながら、動きに慣れさせてあげると良いでしょう。
寝返り返りの練習方法
まず、うつ伏せの状態になった赤ちゃんの腰に手を当て、赤ちゃんの体を左右にゆっくり揺らします。
腰と肩を支えながらくるんと赤ちゃんの身体を仰向けの状態にひっくり返します。
これを繰り返すうちに自然と体が動きを覚えて寝返り返りが出来るようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
寝返りが出来るようになって赤ちゃんの成長を喜ぶ半面、寝返りしたまま泣いてしまったり、窒素などの危険もあるため目を離すことは出来ませんよね。
赤ちゃんは筋力も少しずつついていき、自分の身体を守る力も自然とついていきますが、スキンシップも兼ねてうつ伏せや寝返り返りの練習をサポートしてあげるのも良いでしょう。
赤ちゃんが泣いていたり苦しそうにしているのはきっと訳があるはず。言葉を話せなくても赤ちゃんが困っていることに少しでも気が付いてあげたいですよね。
赤ちゃんとの暮らしに悩みは尽きないでしょうが、赤ちゃんと一緒に成長できるように頑張りましょう。