調理器具には様々な種類があり、その名前も多岐にわたります。そもそも、調理器具とは、調理で用いられる道具のことを言います。
つまり包丁から鍋、火を通すガスレンジ。全てが調理器具なわけです。想像しただけで、数え切れないほどの調理器具が存在する、ということになります。
そこで今回は、分かり安いように、良く使われる調理器具の名前について今回ご紹介します。
目次
調理器具の種類別の名前は?
ここでは、調理器具を種類にわけて、それぞれ代表的な調理器具の名前をご紹介します。
調理器具の種類1 熱源
かまど焜炉(コンロ)、オーブン、ガスレンジ、クッキングヒーター
IH調理器、電子レンジ、ポット、トースター、炊飯器、七輪、囲炉裏
調理器具の種類2、鍋類
鍋、釜、やかん、フライパン、土鍋、飯盒(はんごう)、圧力鍋
落とし蓋、蒸し器
調理器具の種類3 刃物
包丁、まな板、スライサー、エッグスライサー、ピーラー、料理ばさみ
調理器具の種類4 潰す、擦る等
ミキサー、フードプロセッサー、おろし器、おろし金、チーズおろし
ジューサー、すり鉢、すりこぎ、ムーラン、マッシャー
調理器具の種類5 混ぜる
ボウル、泡立て器、ホイッパー、ゴムベラ、木べら、しゃもじ
調理器具の種類6 計る
台秤、計量カップ、計量スプーン、タイマー、温度計
調理器具の種類7 その他
おたま、フライ返し、ざる、クッキングペーパー、クッキングシート
ラップフィルム、アルミホイル、缶切り
調理器具、鍋と包丁の名前
これで、調理器具の名前は色々な物があることがおわかりいただけた事かと思います。
なかでも鍋や包丁は、さらに名前がわけられています。次に、この2つの調理器具の名前を詳しくご紹介します。
調理器具の名前 鍋編
圧力鍋
圧力鍋とは圧力調整機能が付いた鍋です。
液体や空気が逃げないように、密封した容器を加熱します。
大気圧以上の圧力を加圧し、封入した液体の沸点を高めます。
その為、食材を高い温度と圧力で調理し、短時間でより美味しく調理することができます。
寸胴鍋
保温性と熱回りの良さに優れています。
長時間煮込んでも水分が蒸発しにくく、鶏ガラなどを火にかけて、調理するのに最適です。
半寸胴鍋
寸胴鍋の半分の大きさで、比較的短い煮込み時間の料理に向いています。
外輪鍋
鍋底が広いので材料を並べても重なりません。
とうもろこしを丸ごと茹でたり、幅の広い食材を調理するのに便利です。
片手鍋
野菜を茹でたり、お肉を煮たり何にでも使えます。
ソテーパン・テーパーパン・コニカルパン
ポークソテーや香草焼きなどの調理に使います。
洋食でソースを作る用途で主に使われる事が多いです。
雪平鍋
ご家庭によくある鍋だと思います。
表面がボコボコとした雪平鍋が主にですが、ツルツルした物もあります。
料理鍋
煮物や、肉じゃが等を作る時に使います。深めで両方に取っ手があるのが特徴です。
親子鍋
親子丼を作る時に使います。専用の小さい蓋で蓋をします。
パエリア鍋
パエリアを作る時に使用する鍋です。薄く取っ手が両方についています。
すき焼き鍋
保温性と高い伝熱性に優れています。
使い込むほど油が馴染み、焦げ付きにくくなります。
中華鍋
中華料理でお馴染みですね。
ゆでる、煮詰める、焼く、香りが立つ。という4つのメリットがあります。
蒸し器
1重、2重になっており、一番下に水を入れます。
1段目、2段目に食材を入れ、蒸かします。
調理器具の名前 包丁編
出刃包丁
鳥や魚等を解体する時に使います。
力を入れても、刃先が曲がらずに使えるように刃が厚く出来ています。
江戸時代に泉州堺の出っ歯の鍛冶が開発したことから、出刃包丁という名前がついたという説があります。
薄刃包丁
野菜全般を切るための包丁です。
関東型は刃の形状が、横から見るとほぼ長方形になっています。
逆に関西型は先端みね側が丸くなっており、鎌型とも呼びます。
小型の薄刃包丁を特に皮むき包丁と呼ぶこともあります。
三徳包丁
一般的に多く使われている包丁です。
刃が薄く、野菜、肉、魚を全て処理できるため、三徳と言います。
文化包丁とも呼ばれます。
菜切り包丁
薄刃包丁と形状が似ています。
菜切り包丁は両刃で切っ先は丸く、家庭向けになっており、以前は一般家庭に多く普及していました。
刺身包丁
刺身を切る際に、刃を往復すると素材の切断面が傷み、光沢がなくなるため、一方向にのみ引き切ることができるように刃渡りが長く出来ています。
関西型は先が尖り、その形状から柳刃とも呼びます。
鮪包丁
マグロを解体する時に使う包丁です。
刃がとても長く出来ています。
麺切包丁
麺をきるための包丁で、とても幅が広い包丁です。
中華包丁
中華料理に用いられる包丁です。
刃は四角いものが主流ですが、魚料理の多い上海型は魚おろし用の切っ先を持つ三角形の物が多いです。
厚刃、薄刃、またその両方を兼用する中間的な物があります。
まとめ
今回、調理器具の名前についてご紹介しました。
調理器具はそれだけでも、多岐にわたります。
ご家庭で使う分だけであれば、全てを覚える必要はありません。また絶対に利用しないといけないわけでもありません。
ただ、使うと便利な調理器具もありますので、今回上げた調理器具の名前を参考にして、ご自分に合ったものをみつけ是非ご活用下さいね。
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