乳児とお母さんが楽しく遊ぶことのできるボール遊び。ボール遊びは、乳児の知育遊びに最適です。
また乳児にとって、ボール遊びが発育・発達を促してくれることもあります。
そんな乳児のボール遊びですが、どのようにして遊べば良いのか分からないというママもおられるのではないでしょうか?
ボール遊びも乳児の月齢によっていろいろな遊び方があります。
そこで今回は、乳児のボール遊びの遊び方や注意点について紹介していきます。
すぐに飽きてしまう乳児のために、いくつか遊び方を知っておくと飽きがこなくていいですよ。
目次
乳児のボール遊びのメリットとは?
まずはこちらの動画をご覧ください。幼児教室の先生がボール遊びのコツについて解説されています。
ボール遊びは、物をつかめるようになったらすぐに遊ばせてあげることができます。
ボールを投げたり追いかけたりすることによって、たくさんの動作をし、「どんな風に投げたらいいか?」「どうつかめばいいか?」など、いろいろなことを考えます。
ボール遊びに夢中になるとバランスを崩して倒れてしまうこともありますが、次第に自分で倒れないようにバランスを保つようになります。
また、ボールには、たくさんの種類がありますよね。やわらかいもの、硬いもの、大きいもの、小さいもの、弾むもの、ビニール素材のもの、など。
こういった様々な種類のボールが、物をつかむときの力の加減ができるようになります。
さらに、色もカラフルなものにすると、色の違いや名前も覚えることができますね。
このように乳児はボール遊びによって、運動能力の発達、考える力、平衡感覚が身についていきます。
乳児とボール遊びをする時の注意点
楽しく遊びながら知育ができる乳児とのボール遊びですが、注意点もいくつかあります。
まず大切なのが、口に入るサイズのボールは用意しないことです。
例えばスーパーボールなどは、はずむので面白い反面、誤飲の危険があるため避けてくださいね。
風船もふわふわ動くので乳児も興味を示すかと思いますが、小さな爪や生え始めの歯がひっかかったりすると割れてしまいます。
大きな音にびっくりしてしまったり、割れた風船を口に入れてしまうこともありますので、風船を使う場合はビニールで包むといいでしょう。
また、当然の事ながら乳児は物が置いてあってもおかまいなしにお座りしたりたっちをしたりします。
ボールの上にお座りやたっちをして転がってしまうこともあるので、ボールが近くにあるときはしっかり見ていてあげてくださいね。
【月齢別】乳児のボール遊びの方法。どんな遊びがある?
次の動画は、鳥取短期大学の先生がボール遊びのやり方を解説されています。動画では4歳ほどのお子様が対象ですが、参考にしてみてください。
動画では、4歳ほどの子供が対象でしたが、ボール遊びは月齢によっていろいろな遊びができます。成長に合わせて遊び方を変えてみるといいですね。
そこで、次に月齢別の乳児のボール遊びや入り方について解説をしていきます。
ねんね期のボール遊び
ねんね期の乳児はまだうまくつかんだりすることができません。
そこで、ボールで乳児のおなかや手足をコロコロして刺激を与えてみましょう。
何も反応してくれないなと思っても安心して下さい。何も反応していないようでも、乳児には少しずつボールの感触などが分かってくるようになってきます。
私の娘はわき腹をコロコロするとくすぐったかったようで、声を出して笑ってくれました。
他にも、顔の前で動かすと目で追ってくれたりもします。そうする事で、動きを追うことによって首の筋肉も鍛えられます。
寝返り・ずりばいをし出したころのボール遊び
寝返りができるようになったら、手が届くか届かないかのところにボールを置いてあげましょう。こうすることで、ボールを取ろうと手を伸ばし、前に進もうとします。
それが、ずりばいの練習にもなります。
ずりばいを始めたら少し距離を離して、ボールを置いてみてください。ボールに向かってずりばいをする事で、乳児の体の筋力アップにつながります。
お座りをし出したころのボール遊び
お座りができるようになるころには、上手に物をつかめるようになりますね。
座ったまま両手にボールを持たせてあげると、ブンブン振ったりなめてみたり、一人遊びをしてくれます。
乳児の顔の前でボールを持ってあげると、一生懸命手を伸ばして取ろうとします。後ろに倒れないように注意しましょう。
はいはいをし出したころのボール遊び
ボール遊びは、はいはいの練習に最適です。
ぎこちないはいはいのときからでも追いかけようとするので、乳児の前で転がしてあげましょう。
たくさん動けるようになったら、遠くに転がしても追いかけるようになります。
ボールの追いかけっこで楽しく遊んでくれますよ。
10か月ごろのボール遊び
10か月ごろになると、お母さんと二人でも遊べるようになっていきます。
「かして~」「ちょうだい?」など、乳児に声をかけながら手を出すと、乳児が自分の持っているボールを渡してくれるようになります。
そのころから、向かい合って座り、ボールを転がしてあげると、乳児がまねっこして返してくれます。
最初はうまくできず、乳児がキャッチしたら一人遊びを始めてしまうこともあるかもしれません。
何度も何度も繰り返すことによって、乳児も少しずつまねっこをしてくれるようになります。
近距離でできるようになったら、距離を伸ばしてみるとよいですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回、乳児のボール遊びについてお話しました。
知育遊びでもあるボール遊びは、ねんね期から始めることができます。
おもちゃに興味を示さなくても、繰り返すことによって認識してくれるようになるのです。いろいろな遊びを紹介しましたが、全て最初からできるわけではありません。
大事なのは『繰り返すこと』です。
お母さんがやっていることを、乳児が記憶して、まねっこしてくれます。徐々にできるようになっていきますので、あきらめずに続けてみましょう!
乳児との遊びで迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてボール遊びをしてみてくださいね。
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