神奈川県に宮ヶ瀬ダム。ただのダムじゃないの?と思われる人もおられるでしょう。
実は、宮ヶ瀬ダムは、日本一のコンクリートダムとも呼ばれています。また宮ヶ瀬ダムは、自然豊かな観光スポットになっていることも、案外知られておりません。
また、秋になると宮ヶ瀬ダムの周辺の樹木が紅葉し、紅葉狩りにも最適なスポットになっています。宮ヶ瀬ダムは都会から近いのですが、駐車料金が安かったり、なんと平日は無料で駐車場が利用できるのです。
では、具体邸にどんな観光スポットなのか?今回は、宮ヶ瀬ダムとその周辺の紅葉観光スポットについてお伝えします。
目次
宮ヶ瀬ダムってどんなとこ?
そもそも宮ヶ瀬ダムは神奈川県に流れる相模川水系中津川に2000年(平成12年)竣工されたダムです。
愛甲郡愛川町半原、相模原市緑区青山、愛甲郡清川村宮ヶ瀬という、神奈川県の3市町村に跨る地域にあります。また、ダムがつくられたことでできた湖は、宮ヶ瀬湖といいます。
宮ヶ瀬ダムはコンクリート使用量が日本一という巨大な重力式コンクリートダムです。その高さは156メートルで長さは400メートルもあります。
そんな宮ヶ瀬ダムは、ダム見学がとても人気です。その理由は、観光放流といって、ダム放流が見れることにあります。観光放流については、後述します。
また、立地のよさも人気の1つです。都心からもほど近い場所に位置し、車でも電車と路線バスでもいくことができます。
また、それだけではなく、ダムの周りにはアスレチックやBBQ場、キャンプ場などがあり、レジャー施設がたくさんあります。
宮ヶ瀬ダムについては、その様子を解説している、分かりやすい動画があります。
ここを訪れれば、ダム見学だけでなく、レジャーも楽しめるところが宮ヶ瀬ダムのメリットです。
宮ヶ瀬ダムのアクセス
住所(所在地):〒252-0156 神奈川県相模原市緑区青山字南山2145ー50
【電車とバス】
・小田急本厚木駅から、神奈川中央交通バス「センター経由半原」行き「愛川大橋」下車(約60分)
【自動車】
・中央道相模湖インターから
国道413号から412号「三ケ木」交差点を厚木方面へ、「宮ヶ瀬ダム入り口」交差点右折し、あいかわ公園へ。
・圏央道相模湖インターから
県道510号「串川橋」交差点左折、国道412号線「宮ヶ瀬ダム入り口」交差点右折し、あいかわ公園へ。
宮ヶ瀬ダムの駐車場
・あいかわ公園駐車場(南駐車場:約450台収容、北駐車場:約200台収容)
平日は無料です。
土日祝日及びゴールデン・ウィーク、夏休み期間は有料となります。
有料日の駐車場利用料金は前金制となります。
- 普通車:500円
- 大型・中型:1,500円
- 二輪車:100円
宮ヶ瀬ダムの営業時間
【利用時間】
8:30~18:00(4月~9月)
8:30~17:00(10月~翌年3月)
【休業日】
12月29日~1月3日
見所1 宮ヶ瀬ダムの放水(観光放流)
宮ヶ瀬ダムは観光放流と言って、ダムから水を放出する様子を見る事ができます。その水の吹き出し口から地上までの高低差が70メートルと、およそビルの23階以上の高さです。
6分の放流時間ですが、1秒間に30立方メートル(約30トン)のも水が放出されます。大量の水が、ゴゴーッという轟音とともに放出されます。
勢いよく流れ出る水しぶきに、晴れた日には、虹が出る事も。
ダイナミックなだけでなく、綺麗なところもあり、観光放流を見たことがきっかけでダムマニアになる人も多いんだとか。とにかく、実際に見ると想像以上の迫力と感動が味わえます。
観光放流の時には、駐車場が混みあいますので、早めに行くことをおすすめします。
【実施日】
- 1月~3月、12月:休止
- 4月~11月:毎週水曜日、毎月第2日曜日、毎月第2第4金曜日
- その他不定期日(イベント放流)
【実施時間】
- 午前11:00~11:06 (6分間)
- 午後 2:00~ 2:06 (6分間)
見所2 宮ヶ瀬ダムのイルミネーション
宮ヶ瀬ダムの周辺にある宮ヶ瀬湖畔園地では、毎年クリスマスに、30メートル超えの自生するもみの木がライトアップされ、ジャンボクリスマスツリーになります。
ジャンボクリスマスツリーのライトは音楽に合わせていろいろな色に変化します。
他にも、つり橋がライトアップされたり、水の郷エリア内の樹木にも約60万個のイルミネーションが飾られます。
ダム湖にある噴水「水の精」もクリスマスシーズンに合わせてライトアップされます。
見所3 宮ヶ瀬ダムの公園(あいかわ公園)
あいかわ公園は、宮ヶ瀬ダムの真下に位置し、丘がつらなっているように広がる公園です。ダム見学の際の駐車場はこちらの公園の駐車場利用が便利です。
51ヘクタールもの広大な敷地には、春には色とりどりのツツジが一面に咲き誇る「花の斜面」や、空気の澄んでいる日には横浜市内までも望める「風の丘」などもあります。
春夏秋冬、様々な花や紅葉などが楽しめます。
入園料は無料です。(パークライドや、園内を移動するロードトレインは有料です。)
また、水遊びが楽しめる「じゃぶじゃぶ池」や、自然の中でスリルが楽しめるアスレチック、巨大スライダーなど、遊具がたくさんあります。
他にも、空気をいれてふくらました巨大トランポリン「ふわふわドーム」もあります。
こちらは、小さい山(一つ山)の方は、大人同伴で3歳から遊ぶことができるので、小さい子供でも楽しむことが出来ます。(中学生以上は遊ぶことができませんので、ご注意下さい。)
アスレチックや遊具の利用には料金がかからないのですが、他の公園や遊園地にはないスリルある遊具が多く、これで無料なの?!と驚くくらいです。
宮ヶ瀬ダムの周辺の観光地
服部牧場
神奈川県で唯一の牧場です。この牧場のすごいところは、入場料も駐車料金も、見学料も、無料で行けるところです。馬、牛、豚、羊、山羊、犬、鶏などがいます。
柵はありますが、子牛が柵を飛び越えて外を歩いていることもあるくらい、自由でゆったりとした牧場です。
乳しぼり体験、乗馬体験は有料ですが、乳しぼり1000円、乗馬体験500円と、とってもリーズナブルです。
そして、この牧場の人気はアイスクリームです。アイス工房 CASALINGAで、牧場産の牛乳を使用したこだわりのジェラートが、常時20種類もあります。
牧場産の牛乳を使ったソフトクリームもあります。何を食べるか迷うのも楽しいですね。
他にも、ソーセージ工房 Metzgeri Hattoriでは、ソーセージやハムの本場ドイツで修行した職人が作るオリジナルソーセージを食べることが出来ます。
お土産用に購入することも出来ます。本場のソーセージで作ったホットドッグもあり、ドイツビールも楽しめます。
BBQ場、キャンプ施設もあり、牧場体験だけでなく、アウトドアレジャーが広く楽しめる施設になっています。
宮ヶ瀬湖畔園地
宮ヶ瀬ダム周辺で、バーベキューやデイキャンプをしたり、楽しめる公園といえば、宮ヶ瀬湖畔園地を忘れてはいけません。
この公園は、見渡す限り芝生が広がるけやき広場があり、周辺の山と湖に囲まれて気持ちよいスポットです。
親水池ではカヌー体験が出来ます。じゃぶじゃぶ池では水遊びも出来ますよ。
遊覧船のりばの桟橋をまたぐ大吊橋は315mもあり、湖の上を散歩することが出来ます。スリルもありますが、湖面に映る紅葉を楽しめる絶景スポットです。
また、30メートルも水が上がる直上噴水、水の郷大噴水「虹の妖精」もあります。
この噴水は、冬場以外は太陽光を利用して、人工的に虹を発生しています。(噴水の運転時間は11時、13時の一日2回です。)
遊覧船、ロードトレイン、セグウェイなど、乗り物がたくさんで子供も大人も楽しめます。
さがみ湖プレジャーフォレスト
もっともっと、さらなるスリルを味わいたい!そんなアクティブな観光にぴったりなのがさがみ湖プレジャーフォレストです。
以前は「さがみ湖ピクニックランド」という名前で、キャンプ場とアスレチックのある遊園地でした。
そこに平成29年3月25日、日本(&アジア)初上陸したアクティビティが、マッスルモンスターです!高さ16.1mの3階層のアスレチックエリアと屋上展望台でできています。
アトラクションはなんと92種類もあり、とても一日で遊びつくせないくらいです。
命綱装着で挑む地上16メートルでの自転車で一本橋渡り、空中ボート、鳥につかまり大ジャンプ!など、命がいくつあっても足りないようなアクティビティが楽しめます。
もちろん、遊園地ですので、観覧車など普通に楽しい乗り物もありますのでご安心下さい。
手ぶらで泊まれる常設テント、トレーラーハウス、手ぶらバーベキューもあるところも魅力。
しかも近隣にさがみ湖温泉「うるり」もあり、遊園地で遊んだ後に温泉でゆったりくつろぐ事も出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
宮ヶ瀬ダム駐車場と、近隣の観光スポットについてお話しました。
宮ヶ瀬ダムは、神奈川にある唯一のダムです。自然豊かな宮ヶ瀬湖周辺は自然と触れ合う観光スポットがいっぱいです。
関東近郊でお手軽にアウトドアを楽しんだり、自然と触れ合いたい方は、是非行ってみて下さいね。