水垢の落とし方4選。お風呂やガラス、シンクの水垢を簡単に落とす方法。

水垢の落とし方

お家の中の水回りや窓ガラスなどのお掃除で、悩みの種になるのが水垢ですよね。結構放ったらかしにしてしまいがちで、気が付いたらいつの間にか落ちにくくなってしまっていませんか?

でもそんな落ちにくくなった水垢も、きれいにすっきり落とす方法があるのです!

そこで今回は厄介な水垢を落とす方法をご紹介します。

ステンレスについた水垢の落とし方とは?

蛇口やシンクなど、ステンレス製品についた水垢は水道水に含まれている炭酸カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が、蒸発せずに残ってこびりつくことが原因です。

これに有効なのが「クエン酸」です。アルカリ性の性質を持つ汚れの原因のミネラル成分を、酸性の性質をもつ「クエン酸」が柔らかくして汚れを落としやすくしてくれます。

ステンレスの水垢の落とし方については、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。

激落ち!除菌・消臭もできる!ガンコな水垢の落とし方|How to remove stiff fars effectively 裏ワザ ライフハック 掃除 方法

ではクエン酸を使った掃除の方法をご説明します。

用意するもの

  • クエン酸
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー
  • スポンジ

水垢がより頑固な場合

  • メラミンスポンジ
  • 耐水性のヤスリ

ステンレスの水垢の落とし方(手順)

  1. 水200mlに対してクエン酸5g(小さじ1杯)の割合で混ぜ、クエン酸水を作る
  2. クエン酸水を水垢部分にスプレーボトルで吹きかけ、30分以上放置する ポイント:汚れの度合いによって放置する時間を調節する
  3. 水垢をスポンジなどでこすり、クエン酸が残らないように水で流して、仕上げにキッチンペーパーなどで水気を取る

※クエン酸水が手につくと肌が荒れる場合があるので気になる方はゴム手袋を着用してください

※より頑固な水垢には、メラミンスポンジや耐水性のヤスリを使ってこすりますが、ヤスリはステンレスの表面を傷つけてしまうためこすりすぎには要注意です。

ステンレスの水垢の落とし方について、もっと具体的に知りたい方は次の記事をご覧ください。

ガラスについた水垢の落とし方とは?

ガラスにつく水垢は、車の窓ガラスなどのように雨水によるもの考えられます。

洗車などの水道水による水垢は、ステンレスと同様ミネラル分が原因なのでステンレスの水垢の落とし方を参考に試してみてください。

車の窓ガラスなどの雨水による水垢の原因は、車から出る排気ガスや工場などの煙に含まれる油分が原因です。

それらが大気中に存在し、雨水に溶け込みガラス面に付着して乾くことで水垢になってしまいます。

水道水と同様に酸性の液体を使って落ちる場合もありますが、酸性の液体が車のボディにかかってしまうとサビの原因になる可能性があります。

では車についた水垢をどうやって落とすかということについてですが、それはカーシャンプーを使う事です。

こう聞くと当たり前かもしれませんが、よく聞くのは食器用洗剤などを使って車を洗車しようとしてしまうことです。

まずはこちらの動画をご覧ください。

クルマを 台所用洗剤で洗ってはいけない理由【絶対ダメ】

食器用洗剤で車を洗うのはお勧めしません。理由は食器用洗剤は油分を落としてしまうので、ボディが傷んでしまいます。

さらに、食器用洗剤は防錆剤(ぼうせいざい。錆を停める効果がある)が入っていないので、錆を引き起こす可能性が高くなります。

反面カーシャンプーというものは、まず防錆剤が入っているので、車を洗うときはシンプルにカーシャンプーを使うようにするのが最も良いです。

お風呂のガラスの水垢などについては、次の記事が参考になりますので、合わせてご確認ください。 

お風呂の椅子の水垢の落とし方とは?

お風呂も水垢汚れに悩む場所。特に毎日座る椅子は清潔に保ちたいところですが、ほったらかしにしていませんか?

お風呂の椅子の水垢には「石鹸カス」や身体を洗った「皮脂汚れ」なども蓄積されています。 

鹸カスや皮脂汚れは酸性の性質があるので、アルカリ性の性質がある重層が有効です。

スプレー容器に重層水を作り、汚れ部分に直接吹きかけたらしばらく放置してからスポンジでこすります。

ただ、お風呂には椅子以外にも洗面器など小物がいろいろありますよね。

ひとつひとつ洗い上げるのは面倒なので、残り湯に重層を溶かして全部まとめて浸け置きしてしまいましょう。

浸け置きの方法は次の通りです。

用意する物

  • 重曹 1カップ
  • スポンジ(しつこい汚れにはメラミンスポンジがおすすめ)

お風呂の椅子の水垢の落とし方(手順)

  1. 1お風呂の残り湯に重曹を入れてよく混ぜる
  2. 洗いたい椅子や小物類を入れる
  3. 半日ほど浸け置く
  4. シャワーで洗い流す
  5. 洗い流して落ちなかった汚れをスポンジで擦り落とす 

これで浴室内の水垢対策はバッチリですね。

お風呂の椅子の水垢について、もっと具体的に知りたい方は次の記事が参考になります。

シンクの水垢の落とし方とは?

台所のシンクの水垢は、水、石鹸カス、油分など様々な汚れが混ざっているので、汚れの種類に合った掃除方法を行う必要があります。

また、カビや雑菌が原因でつくヌルヌル汚れなどもシンクの掃除では悩むところです。

しかし、食材を扱う場所なので出来るだけ安全な物で掃除がしたいですよね。そんな方のためにシンクのお掃除方法をご紹介します。

これまでご紹介したように、アルカリ性の汚れにはクエン酸水、酸性の汚れには重層水を使う方法を、まずは応用して試してみてください。

それ以外にも、シンクの水垢掃除に有効な方法をご紹介します。

シンクの水垢をセスキ炭酸ソーダで落とす方法

新たにご紹介するアイテムが、重曹よりもアルカリ性が強い「セスキ炭酸ソーダ」です。

用意するもの

  • セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
  • 水 500ml

手順

  1. 水にセスキ炭酸ソーダを溶かし、スプレーボトルに入れて汚れがひどい箇所にスプレーする
  2. しばらく放置したのち、スポンジで軽くこする

これで、重曹では落とせなかった頑固な酸性汚れにも効果があります。

シンクのカビや雑菌を落とす方法

シンクのヌルヌル汚れ(カビや雑菌)のつきやすい排水口は、重曹とクエン酸水の両方を使ってきれいにします。

用意するもの

  • ぬるま湯1カップ
  • 重曹1カップ
  • クエン酸小さじ2

手順

  1. 排水口に重曹をまんべんなくふりかける
  2. その上からクエン酸をかける
  3. ぬるま湯を少しずつかけると、重曹とクエン酸が反応して発砲する(泡は無害)
  4. 30分程置き、お湯で洗い流す

※放置しすぎると汚れが固まるので注意

シンクの水垢の落とし方については次の記事が参考になりますので、合わせてご覧ください。

水垢の落とし方で効果的な洗剤は?

頑固な水垢を簡単に落とせる、おすすめの洗剤とそれぞれの特徴やメリットについてご紹介します。

1 頑固な汚れにも有効!「テラクリーナーヤマト」

水垢洗浄剤 テラクリーナーヤマト 現場作業動画2

強酸性の業務用洗剤で、汚れの程度によって希釈して使います。

頑固な水垢にも有効で、ゴシゴシ強く研磨してステンレスに傷をつけることは避けたいという方にオススメです。

テラクリーナーヤマト 1リットル(原液〜5倍希釈用)

2 水垢を溶かしながら落とす!茂木和哉

【公式】 茂木和哉 お風呂の鏡 ウロコ汚れ 水アカを徹底的に落とします!

こちらは弱酸性の水垢用クレンザー。酸性の成分と研磨剤が混ざったどろっとした液体で、水垢を溶かしながら頑固な汚れも擦りとることが出来ます。

 水垢洗剤 茂木和哉(200mL)

3 磨いても傷が残りにくい!技職人魂 磨き職人

磨き職人

こちらは藻の化石を使った微粒子の研磨剤が配合されており、磨いたあとでも目立った傷が残りにくいのが特徴です。茶碗の茶渋や洗面鏡の水垢にも効果的です。

技職人魂 磨き職人 キッチンシンク・浴室鏡の水垢除去剤 250ml

4 天然素材で安心!「スーパーオレンジ」

天然ヤシ油を主原料とした界面活性剤に、オレンジオイルを配合しているので天然素材で安心です。ガラスだけでなく、レンジの油汚れやフローリングまで使える万能洗剤です。

スーパーオレンジ 濃縮多目的クリーナー480ml</a>

水垢を効果的に落とす洗剤の具体的な使い方はこちらの記事が参考になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「水垢の落とし方」についてお話しました。

落としたい水垢がどんな性質を持っているかをまず知ることが大切です。それぞれの汚れの性質に合った方法で掃除をしましょう。

ミネラル分などが原因のアルカリ性の汚れはクエン酸。酸性の汚れには重層やセスキ炭酸ソーダ。

そしてヌルヌル汚れには重層とクエン酸のダブルパンチです。

さらにしつこい水垢にはメラミンスポンジやヤスリを使ったり、水垢に有効な洗剤なども活用して、しつこくて頑固な水垢をやっつけましょう!

でもまずは水垢を付けさせないように、日ごろから水回りの汚れは洗い落とし、残った水滴は丁寧に拭き取るよう心がけましょう。

そうすることで、水垢を蓄積して落としにくくなる心配はありません。

くらしの中にある様々な水垢汚れを今まで見て見ぬふりをしていた方、是非今回の記事を参考にして試してみて下さいね。

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