あなたは、洗濯物を室内に干すとなかなか乾かなかったり、家に帰ったら洗濯物がすべて落ちていたりするのを見ると、疲れが増してしまうといった経験はないでしょうか?
外の物干し竿にちゃんと洗濯物を干せれば、落ちてくる心配はありません。
けれど、雨だったり、洗濯物を夜に干さなければならなかったりすると、室内に干すしかありませんよね?
そこで今回は、室内干しの突っ張り棒を効率よく使う方法をお伝えします。
目次
洗濯物を干す突っ張り棒の設置位置を考える
そもそも突っ張り棒は部屋のどこに設置していますか?部屋の真ん中に設置すると邪魔なので、多くの人が隅に設置していると思います。よくあるのは窓際に突っ張り棒を設置することです。
けれど、窓際に洗濯物を干していて、乾くのが遅いように感じたことはありませんか?晴れている日に窓を開けていれば、風が当たるので乾きが早いかもしれません。しかし、雨の日や夜間には窓際は避けたほうが無難です。
その理由は、雨の日や夜間の窓には水滴が付着することがあるからです。その湿気を洗濯物が吸い取ってしまい、なかなか乾かない状態になってしまうのです。
そこで窓のない壁際など、できるだけ窓から離して突っ張り棒を設置し、洗濯物を干しましょう。
突っ張り棒で洗濯物を干す3つのメリット
突っ張り棒で洗濯物を干すときのメリットは3つあります。
まず1つめは、突っ張り棒は部屋のどこにでも設置できることです。
洗濯ロープなどの紐は掛ける場所を探すのが大変です。でも突っ張り棒なら長さを選べば、部屋のどこにでも設置することができます。
そして2つめのメリットは、突っ張り棒を設置するための道具が何もいらないということです。壁や天井を傷つけずに設置できるので、賃貸物件でも安心して使用できます。
それから3つめは、洗濯物を干していなければ突っ張り棒は目立たないので、そのまま放置しておけることです。
洗濯ロープの場合、ぶら下がったままだと、それだけで部屋が雑然とした感じになってしまいます。突っ張り棒であれば、ロープのようにたわんでしまう事がないので目立ちません。
また、壁紙の色と似た色の突っ張り棒にすると、より目立たないのでおすすめです。
洗濯物を干す時に突っ張り棒を使う時の注意点
突っ張り棒を使う時に注意しておきたいのは、洗濯物を干している突っ張り棒が、落ちてくる可能性があるということです。
突っ張り棒には耐荷重といって、商品によって何キロまで耐えられるかが決まっています。でも洗濯物を干していたら、普通は耐荷重なんて気にしないですよね?
洗濯物は水分が多いので、意外とすぐに耐荷重を超えてしまうことがあります。干したばかりの頃はなんとか洗濯物の重さに耐えていた突っ張り棒も、時間がたつと耐えきれなくなって落ちてしまうのです。
さらに何年も経過すると、突っ張り棒の中で突っ張っているバネが劣化してしまいます。劣化すると耐荷重より軽いのに、洗濯物が落ちてしまうこともあるので、数年ごとに突っ張り棒の買い替えをおすすめします。
部屋干し用の突っ張り棒を便利に使える部屋は?
では突っ張り棒はどの部屋で使うと効果的でしょうか?
まずおすすめは、脱衣所です。洗濯機は脱衣所にあることが多いので、洗濯機から洗濯物をとってすぐに干せるのが最大のメリットです。
ただし脱衣所はそんなに広いスペースではないので、人の出入りが多いと干してある洗濯物が邪魔になってしまうことがあります。お出かけ前や寝る前に干すスペースとして使うのがおすすめです。
次におすすめなのが、寝室です。特に冬は乾燥するので、寝る前に干せば加湿器代わりにもなります。
リビングに干すと生活感が丸出しになってしまいますが、寝室ならあまり気になりません。ただし、あまり布団やベッドの近くに干すと、洗濯物から出た湿気を布団が吸ってしまうので、布団から離して設置するのがポイントです。
突っ張り棒が落ちてこないようにする3つの方法
突っ張り棒を設置する場所を決めたら、今度は突っ張り棒がなるべく落ちないように設置しましょう。
突っ張り棒の長さと耐荷重をチェックする
まず設置する場所に必要な長さの突っ張り棒を選んで購入します。ギリギリの長さですと、落ちる原因になるので、長さは余裕がある方がいいでしょう。
洗濯物をたくさん干す予定でもそうでなくても、耐荷重はなるべく大きめのものにしておくと安心です。突っ張り棒を使って部屋干ししてみたら、意外と便利で洗濯物をもっとたくさん干したくなった、家族が増えたなどの状況の変化に対応できます。
100円ショップの突っ張り棒よりも、ホームセンターで購入できる太めのものが落ちにくいです。
平行に突っ張り棒を設置する
そして突っ張り棒を設置するときに平行に設置するのもポイントです。斜めになってしまうと片方に余計な力がかかってしまい、落ちる原因になります。突っ張り棒を平行にし、両方に力が平等にかかるように設置しましょう。
最後に、洗濯物を干すときは、干しすぎに注意しましょう。ついつい干しすぎてしまうかもしれませんが、心の隅に置いておいて下さいね。
摩擦の力を利用する
さらに壁と突っ張り棒の間に平らな物を挟むと、摩擦で落ちにくくなります。
段ボールの切れ端などでもいいのですが、見た目があまりよくありません。印鑑マットを適当な大きさに切って挟むと効果的です。
突っ張り棒が落ちてくる時の対策
いろいろ試してみたけれど、それでも突っ張り棒が落ちてくる時のおすすめ商品を2つご紹介します。
まず1つめは「強力支え棒」です。
「強力支え棒」が何なのかというと、縦方向に設置する棒で、突っ張り棒の真ん中あたりに設置することで、両端にかかる負担を減らしてくれます。
真ん中に棒を立てるので少し目障りかもしれませんが、洗濯物を干した突っ張り棒がどうしても落ちてきてほしくない人におすすめです。
そして2つめは「突っ張り棒が落ちない君」です。
壁に取り付けなくてはいけないのですが、ホッチキスで設置できるので、壁をほとんど傷つけずに設置できます。
大きさは大と小の2種類があります。小でも30kg、大なら150kgまで耐えることができます。150kgもあれば、さすがに突っ張り棒は落ちてこなさそうですね。
使用する突っ張り棒の先端の形が限られているので、ご家庭の突っ張り棒に合うか確認してから購入してくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、洗濯物の室内干しに突っ張り棒を使うコツについてお話しました。
突っ張り棒を設置するのは、窓際より壁際、そして生活するのに邪魔にならない場所がおすすめです。落ちてこないように長さと耐荷重の十分な突っ張り棒を用意して、平行に設置しましょう。
どうしても落ちてしまう場合は、「強力支え棒」や「突っ張り棒が落ちない君」などの便利なアイテムを使ってみてください。
突っ張り棒を効率よく使いたい方は、是非試してみて下さいね。
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