あなたは今、朝やる家事を少しでも減すために、夜に洗濯物を干したいと考えていませんか?
とはいえ、洗濯物を夜に干したいと思っても、湿気が多くなりそうとか、なんとなく洗濯は朝のイメージだからなどで、洗濯物を夜に干す事に躊躇してしまっているのではないでしょうか?
そこで今回は、夜に洗濯物を干しても大丈夫かどうか迷っている人の為に、洗濯物を夜に干すメリット、デメリットをお伝えします。
目次
洗濯物って朝干さないとダメ?夜干しでもいいの?
そもそもなぜ洗濯物を朝に干す習慣が根付いているのかというと、夜に干すと縁起が悪いと言われていたからです。
昔から洗濯物を夜に干してしまうと、おしめが冷たくなってしまうから赤ちゃんが夜泣きをするとか、亡くなった人の衣類を夜に洗濯して干していたからとかの迷信のようなものがありました。
しかし、洗濯物を夜に干したからと言って、紙おむつは湿りませんし、布おむつでもよく乾かして使えば問題ありません。
赤ちゃんのいないご家庭だってたくさんあります。それに、今は亡くなった人の衣類を昼間に干しています。
そういった意味では、洗濯物を夜に干してはいけないという根拠は何もないので、夜の間に洗濯をほして、朝を少しでも楽にすると考えても問題ありません。
では洗濯物を夜に干すとして、干すのは屋外がいいでしょうか?それとも室内がいいのでしょうか?それぞれのメリットをご説明します。
室内の夜干しのメリット、デメリット
室内干しのメリットは?
室内干しのメリットはまず、急な雨に降られてしまうことや、夜露で濡れずにすむことです。
せっかく洗った洗濯物が雨で濡れて洗い直しになったら、二度手間になってしまいますので、それを防ぐことができます。さらに花粉がつくこともありません。
また、乾燥する冬には加湿器代わりになって役立つこともあります。
夏や梅雨時期は湿気に悩まされるかもしれませんが、逆に冬は風邪予防のために湿度を上げることはとても大切です。
冬場に室内で洗濯物を干した場合、湿度を上げる事ができるので、加湿器の電気代の節約にもなります。
少し手間ですが、夜干ししても、朝起きてから外に出すようにすることで、洗濯物をよく乾かすことや、太陽光に当てることができます。
干す道具を一つでたくさん干せるものにしておくと、外に出すのも楽にできます。
ハンガーが8個まとまっている「8連ハンガー」や伸縮式で洗濯バサミのたくさんついている「伸縮式洗濯ハンガー」などの道具があるので、各家庭の洗濯物の種類に合わせていろいろ選んでみて下さい。
室内干しのデメリットは?
室内干しで皆さん心配なのが、室内に湿気がこもって、カビの原因になってしまうことや、洗濯物に生乾きの嫌な臭いがついてしまうのではないかということです。まさにそれが室内干しのデメリットです。
湿気が多いと洗濯物が乾くのに時間がかかってしまい、生乾き臭の原因となる雑菌を増殖させてしまいます。しかも太陽に当てて干した場合、紫外線による殺菌効果も期待できるので、太陽の光を浴びないこともデメリットといえます。
屋外の夜干しのメリット、デメリット
屋外の夜干しのメリットは?
屋外干しのメリットはまず風に当てられるので乾くのが早く、雑菌の繁殖を防ぎやすいことです。
それからわざわざ朝に外に出す一手間もいらないので、より朝を有意義に過ごすことができます。外に干した場合、太陽の光に当てられるのもメリットですね。
屋外の夜干しのデメリットは?
そしてデメリットは、屋外に洗濯物を夜干した場合、急な雨に降られてしまうことや、夜露で濡れてしまうことです。
雨で濡れてしまったときに洗い直すことはしても、夜露で濡れたくらいではそのまま干し続ける人もいると思います。
しかし夜露には空気中の汚れが一緒に含まれているので、意外と汚染されていて雨と大差ありません。
そして恐ろしいことですが、蛾などの虫が洗濯物に卵を生むことがあります。
昼間でも外に干していたら生みつけられることがあるようですが、夜のほうが虫の活発に活動する時間なので、その確率が高くなります。
キレイになったタオルで顔を拭こうと思ったら、虫の卵がついていた…なんて考えるだけでも恐ろしいです。
さらに下着が盗まれてしまうことも考えられます。下着泥棒は明るい時間には活動しないですよね?下着だけは室内に干したほうがいいかもしれません。
室内干しを早く乾かすコツをご紹介
さて室内干しと屋外干しのメリット、デメリットをご紹介してきましたが、屋外で夜干しした場合、急な雨や夜露を防ぐには屋根のあるところに干すくらいしかありません。
しかし室内干しの場合の湿気がこもって、洗濯物に生乾き臭がついてしまうという点は防ぐことができます。
それは風通しをよくすること、エアコンの除湿をかけること、浴室に干して浴室乾燥機を使うことです。
扇風機やサーキュレーターを洗濯物に直接当てると、風がよく当たって洗濯物が乾くのが早くなります。
そして梅雨時期は特に湿気が多いので、エアコンの除湿を使うと少しでも室内の湿気を抑えることができるので、扇風機と併用するとより乾きやすくなります。
浴室に浴室乾燥機がついている場合は是非活用しましょう。
干す場所が浴室内に限られてしまうので、干す場所が足りなくなってしまうときは室内用の物干しを持ち込むと、かなりのスペースが確保できます。X型になっているものがたくさん干せるのでおすすめです。
まとめ
さて今回は夜の洗濯物の屋外干し、室内干しのメリット。デメリットについてお話しました。
夜に室内干しをすると、湿気がこもって生乾き臭がしてしまうことがあるので、朝は外に出して風や太陽光に当てる事が大切です。
夜の屋外干しには、雨や夜露に濡れることや、虫に卵を産み付けられることがあるので、それよりも朝の有意義な時間を大切にしたい人におすすめです。
室内にも屋外にもそれぞれのメリット、デメリットがあるので、ご自身にあう方法を試してみてくださいね。
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