あなたは今、室内に干した洗濯物がなかなか乾かなくて困っていませんか?
いつまでも室内に洗濯物を干していると、いつの間にか洗濯物から嫌な臭いがしていたり、部屋の中が湿気でジメジメしているような気がしてスッキリしませんよね。
洗濯物が干してあるだけで部屋も雑然と見えてしまうので、できるだけ早く乾かして片付けてしまいたいですよね?
そこで今回は、なかなか乾かない洗濯物の室内干しにお困りの方のために、扇風機を使って早く乾かすコツをお伝えします。
目次
扇風機を使う前に知っておきたい、洗濯物を早く乾かすために必要な条件とは?
なぜ洗濯物が乾くのが遅いと嫌な臭いがつくのか?
まず最初に、洗濯物が乾くのが遅いと嫌な臭いがついてしまいますよね。
そもそもキレイに汚れを落としたはずの洗濯物を干して、ただ乾くのが遅いだけでなぜ嫌な臭いがついてしまうのでしょうか?
それは、洗濯物に残っている皮脂汚れなどを栄養にして、雑菌が繁殖しているからです。雑菌はジメジメした湿気の多い環境を好みます。
お風呂やキッチンの排水溝から嫌な臭いがするのもジメジメした環境が好きな雑菌が繁殖しているからです。
ではどうしたら嫌な臭いがつかないのかというと、雑菌の好まない乾燥した状況を作ることです。
つまり、洗濯物を早く乾かしてしまえば雑菌が繁殖できないので、嫌な臭いも発生しなくなるということです。
洗濯物が乾くメカニズム
では洗濯物を早く乾かすにはどうしたらいいのでしょうか?
そもそも洗濯物は水分が蒸発して乾きます。
蒸発と聞くと昔、理科の授業で水の沸点は100℃なんて習ったな・・と懐かしいことを考えたりしますが、100℃にならないと洗濯物が乾かないなら、外の気温も100℃にならないといけないなんていう恐ろしいことになってしまいます。
気温が30℃でも20℃でも洗濯物は乾きますよね?それは蒸気圧という力が関係しています。それによって、気温が20℃でも水は十分に蒸発することができます。
蒸気圧の力で洗濯物の中の水が空気中に蒸発し、洗濯物は乾いていくというわけです。
洗濯物が乾かない原因は?
空気中に水蒸気がたくさんある状態を湿度が高いと言います。湿度が高いと、空気中に水分が蒸発しにくいので洗濯物が乾きにくくなります。
そして空気中に移った水蒸気は、洗濯物の水分が蒸発するのを邪魔してしまうので、ただ干すだけではなかなか乾きにくい状況になります。
そこで空気中に移った水蒸気を扇風機を使って、他のところへ飛ばして、また蒸発しやすい空気を洗濯物の近くに持ってきてあげることが大切です。
洗濯物を早く乾かすための干し方と扇風機の使い方
よくあるのは、内側に下着などの細かいものを干してから、バスタオルなどの大きめの洗濯物で外側をぐるっと囲む干し方ですが、なかなか乾きにくいということがあります。
この原因は外側を大きい洗濯物で囲むことで、風の通り道を遮ってしまい、洗濯物の水分の蒸発するスペースがなくなってしまっていることです。
洗濯物を早く乾かす、効率的な干し方
では具体的に洗濯物をどう干せば良いかというと、バスタオルなどの大きいものと靴下などの小さいものを交互に干し、平行に並べて風の通り道を作ればいいわけです。
分厚い洗濯物と薄い洗濯物も交互に干すと、乾きやすくなります。また間に乾いたバスタオルなどを干すと、水蒸気の逃げ場ができるので他の洗濯物が乾きやすいです。
洗濯物を早く乾かす、扇風機の効果的な使い方
風が通るように洗濯物を干したら、扇風機の出番です。扇風機は風の通り道に対して直角に、1~2m離して設置します。
扇風機の風の強さを強風にすると、洗濯物が落ちてしまうこともあるので、弱風に設定します。
そして一か所だけに扇風機の風を当てていても空気が循環できず、湿気の多い風が溜まってしまうので、扇風機は首振りにして空気が循環できるようにしましょう。
それでも室内の湿気が気になる場合は、扇風機以外にも除湿機やエアコンの除湿機能を活用すると、湿気がこもりにくくなり、洗濯物が早く乾く環境を作れます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、洗濯物の室内干しを早く乾かす方法についてお話しました。
洗濯物の室内干しを早く乾かすには、まずは風がよく通るように洗濯物を干すということです。そして次に、扇風機を使って、湿気の多い風を飛ばしてあげる事が大切です。
そうする事で、なかなか乾かなかった洗濯物を早く乾かすことができるようになり、生乾きの嫌な臭いに困らなくてよくなります。
室内に干した洗濯物がなかなか乾かずに困っている方は、干し方と扇風機の使い方を工夫して是非試してみて下さいね。
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