毎日お風呂掃除しているのに、気が付くと風呂の床が黒ずんでいることはありませんか?この黒ずみはとても頑固で、お風呂用の洗剤でゴシゴシこすっても、なかなか落ちません。
そこで有効なのが、トイレ用洗剤として昔から有名な「サンポール」です。トイレ用といっても、トイレにしか使ってはいけないということはありません。お風呂にも十分に適用できるのです。
今回は、頑固な黒ずみの原因と、サンポールを使ってそれを落とす方法をご紹介します。
お風呂の床の黒ずみの原因
お風呂の床が黒くなる要因は、たくさんあります。
まずは言わずと知れた黒カビです。黒カビは、お風呂だけでなくトイレなど、ジメジメしたところを好んで生えます。しっかりと根を張るので、なかなか根絶することができません。
カビ以上に厄介なのが、水垢や湯垢、皮脂汚れ、シャンプーやボディソープの泡(石鹸カス)が蓄積したものです。
たとえば固形石鹸を使っていると、最後のほうには黒ずんで固くなってしまい、どうやっても元の状態に戻らなくなることがありますよね。
あれと同じです。皮脂や石鹸カスのような油汚れは、とても頑固です。それが毎日少しずつ時間をかけて蓄積していくのですから、黒ずみが簡単には落ちないのも納得できますね。
お風呂の床の黒ずみに、サンポールを使う4つの注意点
黒カビを落とす場合はカビ専用の洗剤を使えば良いのですが、それだけでは取れない黒ずみがありますよね。
まずはこちらの動画をご覧ください。ホームセンターのコメリのお掃除のコツの動画ですが、酸性洗剤を使った掃除方法が解説されています。
お風呂の床の黒ずみ以外にも、お風呂の掃除方法が解説されているので、参考にしてみてください。
動画内で解説されていたように、黒カビ以外の、どうしても落ちない頑固な黒ずみを何としても落としたいときは、サンポールの出番です。
サンポールは強力な酸性の洗剤なので、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れを落とすのに、抜群の効果を発揮します。
ただし、いくつか注意点があります。
1.独特のツンとした臭いがかなり強いので、長時間臭い残りすることは覚悟しなければなりません。頭痛などの症状が起こることもあるので、換気を徹底し、できればマスクも着用しましょう。
2.とても強い洗剤なので、皮膚に直接触れないようにゴム手袋などをし、裸足で掃除を行わないように注意してください。
3.パッケージにも書いてあると思いますが、塩酸系の洗剤(カビキラーやキッチンハイターなど)と混ぜると有毒なガスが発生するので、絶対に混ぜないように注意してください。
4.床材によっては、サンポールで傷んでしまうこともあります。まずは目立たない場所で少量だけ使ってみて、様子を見ることをお勧めします。
サンポールを使った具体的な掃除方法
1.黒ずみ部分にサンポールがしっかりと密着するようにします。
そのために、
- 床にサンポールを撒いた後でラップをする、
- キッチンペーパーなどを敷いた上から、ヒタヒタになるまでサンポールをかける
といった方法があります。美容パックのイメージです。どちらでも、やりやすいほうを選んでください。
2.サンポールをかけたら、一定の時間を置きます。
季節にもよりますが、だいたい2~3時間も置けば十分です。臭い残りがきついこと、床材が傷む心配があることから、あまり長時間は置かないほうが良いでしょう。
3.一定時間置いたら、ラップやペーパーを剥がして、ブラシで擦ります。
たいていの汚れはこれで綺麗になるはずですが、それでも落ちない箇所には、サンポールを集中的にかけて、しっかり擦りましょう。
4.あとは、お湯で流すだけです。
ぬめりが残るので、しっかり擦って流しましょう。しばらく臭いが残るので、掃除後も半日くらいは換気したほうが良いでしょう。
それを考えると、サンポールを使って掃除をするなら、天気の良い日の午前中早くから行うことをお勧めします。
まとめ
以上、お風呂の床の黒ずみの原因と、それをサンポールで落とす方法を紹介しました。
これ一本でトイレも浴室も綺麗になるのだから、とてもお得ですよね。注意しなければならない点もたくさんありますが、長年お風呂の汚れに悩んでいるという方は、是非ためしてみてください。