あなたは今、「なす」を使った簡単な料理にはどんな料理があるのだろう…と悩んでいませんか?
毎日忙しくて大変な中で、料理に時間をかける余裕はなかなかありませんよね。
「時間もないし、サッと簡単にできる料理はないの?」そう思うのはあなただけではありません。
そんな時に冷蔵庫になすが余っていたら、これ使えないかな?と考えることと思います。
そこで今回は、なすの簡単な料理を知りたい人の為に、誰にでも簡単に作れるなすの料理をお伝えします。
目次
なす料理を簡単に美味しく作るためのポイントとは?
そもそも、なすを料理した時にレシピ本の写真と出来上がりの色が違うと思いませんか?
これはどういう事かというと、出来上がりがくすんだ色のなすは火を通し過ぎているんです。また火を通しすぎると、なすの特徴でもある食感まで損なうことになります。
時間が無い時になかなかそこまで気が回りませんよね。
実は、なすの料理を簡単に、しかも美味しそうに作るためのポイントは色の出し方にあります。
色をキレイに仕上げるには、短い時間油にくぐらせることが有効です。また、サッと湯がいたなすを氷水につけると、色が飛ぶのを防ぐことができます。
そうする事でキレイな色を出すことができ、同時に食感も損なうことがありません。
なす料理の簡単レシピ その1:オリーブオイルを活用する
ここではオリーブオイルを使ったなすの簡単料理を3種類ご紹介します。オリーブオイルを使うことで、料理がちょっとオシャレな感じになります。
気分転換したい時などにおススメ。
オリーブオイルを活用した、なすの簡単料理
1つ目は【なすとズッキーニのひとくちロール巻き】
2つ目は【なすと玉ねぎのエスカベッシュ】
3つ目は【焼きなすのテリーヌ】
です。
1:なすとズッキーニのひとくちロール巻き
レモンが決め手の爽やかな味わいです。
サラダより少し上品な料理として楽しめます。
ワインにもよく合う一品です。
(材料)
- ズッキーニ 2本
- なす 2本
- スモークサーモン 4枚
- 生ハム 4枚
- ミニモッツァレラ 8個
- ハーブ 適量
- レモン汁 小さじ2
- オリーブオイル 適量
『作り方』
- ズッキーニとなすは、縦薄切りにします。
- レモン汁を250ccの水と合わせます。
- ズッキーニとなすを入れて10分ほどおいたあと、水気を拭き取ります。
- ズッキーニとなすに、スモークサーモン、生ハム、ハーブ、ミニモッツァレラをのせて、クルクルと巻いてから楊枝でとめます。
- 器に盛ってオリーブオイルをかけます。
2:なすと玉ねぎのエスカベッシュ
エスカベッシュは、南蛮漬けのフランス料理版といった感じの料理です。
マリネにも近いので野菜本来の旨みを感じられる料理の一つです。
使う材料も少なく、手軽に作ることができます。
市販のピクルスのジュレを使うことで時間が節約できますね。
(材料)
- なす 2本
- 玉ねぎ 1個
- 市販のピクルスのジュレ 適量
- オリーブオイル 適量
- 塩 少々
『作り方』
- 玉ねぎは、皮をむいて少し厚めに切ります。
- なすは、厚めの輪切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて、玉ねぎとなすをこんがりと焼いていきます。
- 塩をふりながら味を調整します。
- 器に盛って、ジュレをかけて食べます。
3:焼きなすのテリーヌ
焼きなすを寒天で固めてテリーヌにします。
ゆで卵や紫玉ねぎを添えることで、見た目も華やかになります。
また、なすを焼くことであっさりと食べることができます。
(材料)
- なす 6本
- レモン汁 大さじ1
- 水 100cc
- 粉寒天 2g
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 少々
- こしょう 少々
- ゆで卵 1個
- 紫玉ねぎ 適量
- パセリ 適量
『作り方』
- なすは、ヘタを落として縦半分に切り、切り口に塩を振って余分な水分を出します。
- オーブンの天板にシートを敷いて、切り口が下に向くようになすを並べます。
- 210度に予熱したオーブンで、15分ほど(なすがやわらかくなるまで)焼きます。
- 軽く冷めたら、なすの身だけを取り除いて包丁で叩きます。
- 鍋に水を加えて粉寒天を入れ、軽く混ぜてから5分ほどおきます。
- 火にかけて煮たったら、弱火に落とし3分ほど煮て火を止めます。
- 塩、こしょう、オリーブオイル、レモン汁を加え、容器に入れて冷蔵庫で30分ほど冷やして固めます。
- ゆで卵は角切り、紫玉ねぎは薄切り、パセリは葉の先だけ摘んでおきます。
- 冷え固まったら適度な大きさに切り、器に盛ってゆで卵、紫玉ねぎ、パセリを散らします。
なす料理の簡単レシピ その2:お酢や麹を活用する
ここではお酢や麹を使ったなすの簡単料理を3種類ご紹介します。
お酢や麹を使うことで、あっさり・さっぱりとした風味に仕上げることができます。
お酢や麹を活用した、なすの簡単料理
1つ目は【なすのにんにくレモン麹とトレビス】
2つ目は【なすとミントのさっぱりサラダ】
3つ目は【なすナムル】
です。
1:なすのにんにくレモン麹とトレビス
レモン汁と塩麹が、料理をあっさりとしてくれます。
なすを油で揚げることで、風味にアクセントをつけることができますよ。
ちなみに、トレビスは紫キャベツでも代用できます。
(材料)
- なす 2本
- トレビス 1/4個
- レモン汁 適量
- 塩麹 大さじ2
- にんにく 小さじ1/4
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 揚げ油 適量
『作り方』
- なすは、乱切りにします。
- トレビスは、適度な大きさに切り分けます。
- にんにくは、すりおろします。
- なすを180度の揚げ油で揚げて、油をよく切っておきます。
- ボウルに油を切ったなすを入れて、レモン汁、塩麹、にんにく、塩、こしょうを加えてよく混ぜ合わせます。
- 器に盛ってトレビスを添えます。
2:なすとミントのさっぱりサラダ
生なすのシャキシャキした食感が特徴のサラダです。
スライサーを使って細かめの千切りにすることで、さらに美味しく仕上がります。
ミントを使うことで、その香りが料理に清涼感を添えてくれます。
(材料)
- なす 2本
- 鶏のささみ 1本
- スペアミント 5g
- 粉チーズ 大さじ2
- リンゴ酢 大さじ1
- レモン汁 小さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
『作り方』
- なすは、へたを落として千切りにします。
- 切ったなすを流水にさらしながらアクを抜いて、しっかりと水気を切ります。
- 鶏のささみは、茹でてから食べやすい大きさに裂いておきます。
- ボウルになすと鶏のささみを入れて、軽く混ぜ合わせます。
- さらにスペアミントと粉チーズを加えて混ぜ合わせます。
- 違うボウルに、リンゴ酢、レモン汁、オリーブオイルを混ぜておきます。
- 食べる直前に全て和えるようにして器に盛り付けます。
3:なすナムル
黒酢を使うことで、まろやかな酸味を加えることができます。
コクを与えるための隠し味として黒ごまを使うことで、なすのとろみに合わさって深い味わいがでます。
シンプルな料理ですが、独特の風味を味わうことができます。
(材料)
- なす 3本
- 黒ごま 大さじ2
- ごま油 大さじ1
- にんにく 適量
- しょうゆ 大さじ5
- 黒酢 小さじ2
- 米酢 小さじ1
- 赤唐辛子 適量
- 塩 少々
- 揚げ油 適量
『作り方』
- なすは、厚めの細切りにして水にさらします。
- アク抜きができたらキッチンペーパーでしっかりと水気を取ります。
- 黒ごまは、粗めにすっておきます。
- にんにくは、粗めにすりおろします。
- 赤唐辛子は、種を取って細かく切ります。
- なすを揚げ油で素揚げにして、余分な油を切っておきます。
- ボウルに、黒ごま、ごま油、にんにく、醤油、黒酢、米酢、赤唐辛子、塩をいれ混ぜ合わせます。
- さらに、熱い状態のなすを入れて手早く和えて冷まします。
なす料理の簡単レシピ その3:合わせダレやソースを活用する
ここでは合わせダレやソースを使った、なすの簡単料理を3種類ご紹介します。
合わせダレやソースを使うことで、味付けが簡単になります。
なす料理がマンネリ化してしまっている場合にもおススメです。
合わせダレやソースを活用した、なすの簡単料理
1つ目は【なすの唐揚げ山椒オイルがけ】
2つ目は【なすとサーモンの和風マリネ】
3つ目は【なすとさんまのブルーベリーソースがけ】
です。
1:なすの唐揚げ山椒オイルがけ
山椒のピリッとした辛さがアクセントです。
あっさりしたなかにも、奥深い風味を感じることができます。
山椒を中国山椒に変えてみると、また違った風味を味わうこともできます。
(材料)
- なす 5本
- 小ねぎ 4本
- 片栗粉 大さじ1
- 小麦粉 大さじ1
- 山椒 小さじ1
- ごま油 大さじ5
- パクチー 適量
- 揚げ油 適量
- 塩 少々
『作り方』
- なすは、皮をむいて3等分にしてから乱切りにします。
- 塩水に5分ほど漬けて、キッチンペーパーで水気を切ります。
- 小ねぎは、小口切りにします。
- パクチーは、ざく切りにします。
- ボウルに片栗粉と小麦粉を合わせて、なすの表面に付けます。
- フライパンに揚げ油を少し多めに入れ、弱めの中火で揚げておきます。
- 耐熱容器に山椒、ごま油、塩少々を入れてよく混ぜ合わせて山椒オイルを作ります。
- 耐熱容器にラップをして600wのレンジで1分加熱します。
- かき混ぜてから、さらに30秒ほど加熱します。
- 器になすと小ねぎ、パクチーを盛って山椒オイルをかけたら出来上がりです。
2:なすとサーモンの和風マリネ
わさびと白醤油が決め手のマリネです。
にんにくのすりおろしが後を引く美味しさにしてくれます。
あっさりしているので肉料理の合間におススメです。
(材料)
- なす 3本
- サーモン 100g
- きゅうり 1本
- わさび 2g
- にんにく 小さじ1
- 白しょうゆ 100ml
- オリーブオイル 適量
『作り方』
- なすは、ガクの部分を取り除き、皮に数カ所穴をあけておきます。
- 表面に焦げ目がつくまで焼き、冷水に浸けながら皮をむいて水気を切ります。
- サーモンは、ひと口大の大きさに切ります。
- きゅうりは、角切りします。
- にんにくは、粗めにすりおろします。
- サーモン、きゅうり、わさび、にんいく、白しょうゆ、オリーブオイルを混ぜ合わせ、なすと軽く和えます。
- 冷蔵庫で30分ほど冷やしたら出来上がりです。
3:なすとさんまのブルーベリーソースがけ
ほのかな甘みのブルーベリーソースが、なすとさんまの味を引き立てます。
さんまの脂の美味しさと、わずかに残る赤ワインの酸味がクセになります。
香草などを添えるとメインディッシュにもなる料理です。
(材料)
- なす 3本
- さんま 2尾
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 適量
- 赤ワイン 50cc
- しょうゆ 25cc
- ブルーベリージャム 大さじ2
- バター 10g
『作り方』
- さんまは、3枚におろして身を半分に切り、塩を振ります。
- なすは、厚めに切り分けます。
- 耐熱容器になす、さんまを交互に並べてオリーブオイルをかけます。
- 250度に予熱したオーブンで20分ほど焼きます。
- 鍋に赤ワイン、しょうゆ、ブルーベリージャムを入れて半分の量になるまで煮詰めていきます。
- さらにバターを加え1分ほど煮詰めます。
- なすとさんまに回しかけて出来上がりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は簡単に作れるなすの料理についてお話しました。
なすは生でも火を通しても、どちらでも食べられるので比較的扱いやすい食材です。
なすは水気が多いのが特徴ですが、以外にも油と相性がいいのでオリーブオイルなどを上手に活用することがポイントです。
油っぽい料理が苦手な場合は、お酢や麹を使うことで食べやすくすることができます。
また、合わせダレやソースを一緒に作ると、いつもと少し違った味わいが楽しめますね。
なすの簡単な料理が作りたい方は、ぜひ今回の記事を参考に試してみて下さいね。
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