トイレは場所柄大きな窓を設置することができず、入ってくる日光も僅かなものです。
なので生花を飾るには向かず、トイレに自然の緑を取り入れることを諦めている方も多いのではないでしょうか?
しかし、これからご紹介することを知って頂けばお考えが変わるかもしれません。
トイレのアクセントやレイアウトの1つとして観葉植物はとても向いているのです。
今回は、トイレに置くことを前提として耐陰性のある観葉植物を中心にご紹介していきます。
目次
トイレに観葉植物は風水学的によいのか?
そもそも、なぜトイレという場所に観葉植物が向いているのでしょうか?
その理由は4つです。
1つ目は、観賞植物の持つ耐陰性
2つ目は、手軽さ
3つ目は、空気浄化効果
4つ目は、風水学的
などという理由が挙げられます。
観賞植物の持つ耐陰性
【耐陰性】とは、日光の少ない日陰でも日照不足に負けず耐えて逞しく生育する性質のことです。
観葉植物の耐陰性は、
- 日光を苦手とし、日陰を好む種類
- 基本的には日光は好きだが日陰でも生育できる種類
との2つに分類することができます。
耐陰性とはいっても種類によって性質が違いますので、ご自宅のトイレの環境に合わせて選ぶことができるのが魅力です。
手軽さ
また、観葉植物はとても手軽に育てるこのできる植物です。
中には乾燥を嫌い、水分不足に陥ると枯れてしまう種類もありますがその特徴を理解すればお世話は難しくありません。
耐陰性の観葉植物は日に当てるために移動させなくてもいい種類もあるので、気がついたら枯れてしまっていたというトラブルも避けることができるのです。
空気浄化効果
そして、観葉植物はアメリカ航空宇宙局NASAの研究で空気清浄効果があると実証されています。
トイレという狭い空間に空気清浄機を置くのは難しくても、観葉植物はそれほど場所を取ることなく置くことができます。知らず知らずの内に空気を浄化してくれるなんて、嬉しいですよね。
風水学的に不浄の場とされている
最後に、トイレという場所は風水学的に不浄の場とされていることはご存知でしょうか?
設置する方位や小物類でトイレから発生する陰の気を抑え込むことができても、ゼロになることはありません。基本的に凶とされる場所なのです。
観葉植物は風水学的に古くからトイレの不浄のな気を抑え込んでくれると言われています。
トイレに置くことでアクセントになる上、風水的にも効果のある観葉植物。
加えて、緑は癒しや爽快感を感じる色でもあるので観葉植物はトイレに置くのにお勧めのアイテムなのです。
しかし、観葉植物は多くの種類があるのでどの場所にどんな観葉植物を置いたらいいのか悩みますよね。
そこで、次はトイレに観葉植物を置く時のポイントをお伝えします。
トイレに観葉植物を置く時の3つのポイント
観葉植物がトイレに置くことに適していることは先ほどお伝えしました。
ですが、せっかく置いても傷んでしまったり枯れてしまっては悲しいですよね。
トイレという場所で観葉植物を長く、元気に生育させるためにはポイントをおさえておく必要があります。
耐陰性のある種類を選ぶ
日陰を好み、常に日に当たっていなくても生育できる観葉植物を選ぶことがとても大切です。
耐陰性のある観葉植物の中にも1週間に1度は日光に当ててあげることが望ましい種類もあります。
購入前にどのような特徴があるかを調べておくとトラブルを避けることができます。
湿気に強い種類を選ぶ
トイレは常に湿気のある場所です。
なので、湿気に弱い種類ではトイレに置いても元気に生育してくれません。
湿気に強い種類を選んでください。
暖かくなくても耐えられる種類を選ぶ
リビングや寝室といった場所のようにトイレには暖房を入れることがほぼありません。長時間入っているわけではないので、冬場はどうしても寒い空間になります。
そんな時、観葉植物が寒さに強い種類でなければ枯れてしまう原因になってしまいます。
トイレに置く観葉植物は暖かくなくても大丈夫な種類を選んでください。
この他にも、窓際の日差しやタンクの上など場所によって環境が変わってしまいます。
トイレに観葉植物を置く場合は、まず置く場所を決めてから条件に合わせて種類を選ぶのがお勧めですよ。
さて、それでは観葉植物にはどんな種類があるのでしょうか?
日常生活で目にすることが多い観葉植物ですが、名前やその特徴までなかなか知る機会がありませんよね。
そこで次はトイレという場所に適した観葉植物をご紹介します。
トイレにお勧め観葉植物6種
アイビー
特徴
観葉植物の中でも人気なのがアイビーです。別名をヘデラといいます。
風水的に金運アップの効果があるといわれている種類です。
葉っぱの形や大きさ、斑入りなど多くの種類があるので選ぶのが楽しくなります。
耐陰性・耐寒性があり寒さに強く半日陰ほどの環境であるトイレでも元気に生育してくれます。
長くツルが伸びるので高いところに吊るして飾っても楽しめます。
■水やり
乾燥時にあげてください。乾燥には弱いのでこまめに確認が必要です。
■注意点
耐陰性のあるアイビー。戸外で日光に当てなくても枯れることはありません。
ですが、ずっと室内に置いておくと葉肉が薄くなり葉色も微妙な状態になってしまいます。
せっかく置いたアイビーがみすぼらしくなってしまうのを避けるために日光不足を防ぐことが大切です。
葉が焼けてしまうので直射日光を避け、1週間に1度は戸外に出してあげることがお勧めです。日光を受けるといつもより水分の吸収が早く、土が乾燥しやすいので水分にも注意してください。
ポトス
特徴
育てやすく昔から親しまれているポトスは葉色や斑入りと色々あり、トイレの雰囲気や置く場所に合わせて選ぶことができます。ハートの形の葉っぱはとても可愛らしく、その花言葉は「永遠の富」などがあり風水的にも金運アップの観葉植物といわれています。
耐陰性はあるのですが、少し寒さには弱く冬場5℃以下になる場合は暖かいお部屋に移動させてあげる必要があります。
ツルが長く伸びる種類もありますので、高い場所から吊り下げて楽しむこともできます。
■水やり
土の表面が乾いたらたっぷりあげます。
■注意点
時々日光に当ててあげると葉色が鮮やかになり、斑も綺麗にでます。
ですが、直射日光に当ててしまうと葉が焼けてしまう場合がありますのでご注意ください。
観音竹
■特徴
和風の雰囲気にぴったりな観音竹は耐陰性・耐寒性に優れたヤシの仲間の観葉植物です。
似たものに棕櫚竹という種類がありますが、違う種類になります。
虫がつきにくく、気温も0℃にならなければ元気に生育できます。
■水やり
観音竹は水切れに弱いです。
土の表面が乾いてること確認出来たらたっぷりとあげます。
■注意点
乾燥に弱い観音竹ですが、過湿にも弱いので水のやりすぎにも注意してください。
合わせて葉っぱには霧吹きなどで水をかけてあげるといいです。
モンステラ
■特徴
40種類ほどの多くの種類がある大きさも様々なサトイモ科植物です。
高温多湿、半日陰を好みます。トイレのような湿気が多く日光の当たらない場所でも元気に育ちます。
葉が小さいうちは葉に切れ込みがなく、切れ込みがなくハートの形をしています。大きくなると葉割れして、雑貨などのデザインでよく見る姿になります。
トイレに飾る時は大きく育てて鉢植えにするか、小さな葉を切り水挿しにして飾るのも素敵です。
■水やり
土の表面が乾いたらたくさんあげてください。
■注意点
モンステラは大きく育ち、樹形が乱れることがあります。
その場合は幹のカットが必要になりますが、その際に出てくる樹液は皮膚についた際にあぶれや炎症を起こしてしまう原因の「シュウ酸カルシウム」なのです。
作業する時は手袋を着用し、お子様やペットが触れないようにご注意ください。
シュガーバイン
■特徴
葉が小さめでツルが長く伸び高い場所に飾ったり窓際に飾るとオシャレな観葉植物です。
耐陰性・耐寒性があります。長く伸びたツルをカットして水に挿すと根を出したりします。増やす方法は挿し木や株分けがお勧めです。
新芽は明るいグリーンですが、次第にやや光沢のある落ち着きのあるダークグリーンに変わります。色の変化を楽しむのもいいですね。
■水やり
土の表面が乾いたらたくさんあげてください。
■注意点
寒さに強いシュガーバインですが、夏場は30度以上の気温には弱いのでご自宅のトイレが暑くなる場合は涼しい場所への移動がお勧めです。
テーブルヤシ
■特徴
空気を綺麗にすると知られているテーブルヤシは耐陰性・耐寒性に強い観葉植物です。
比較的育てやすく、初めて観葉植物を育てるという方にも安心です。
葉っぱはやや光沢があり、アジアンテイストをトイレに取り入れたい時に置くといいですよ。学名は「チャメドレア エレガンス」と呼ばれるテーブルヤシは風水的にも良い気を取り入れて環境調節をしてくれるとされています。
■水やり
表面が乾いてからたっぷりと与えます。
■注意点
直射日光に当たると葉焼けしてしまうのでご注意ください。
水切れを起こすと葉先が黄色くなってしまうことがありますので、土の表面には気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はトイレに置ける観葉植物についてご紹介しました。
トイレは日が当たらず冬場は寒くなりがちな場所ですが、そんな場所でも観葉植物は元気に育つことができます。
そのためには耐陰性・耐寒性のある観葉植物を選ぶことが大切です。
1つの種類にも葉の形や色など、様々な姿を見せてくれる観葉植物を選ぶのはとても楽しいですよね。きっとお好きな観葉植物が見つかりますよ。
ぜひ風水的にもトイレの悪い気を抑え込んでくれるという観葉植物の緑に癒されてみませんか?
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