日々たまる生ゴミ。はじめのうちは気にならなくても、少し日が経つとなんだかにおってきますよね。
帰宅して家に入るなり、生ゴミ臭でテンションダウン…なんて経験したことありませんか?
せっかくお家をキレイにしていても、キッチンから嫌なにおいが漂ってきたら…ゆっくりくつろぐこともできませんよね。
しかし、できるだけ手間やお金がかからない方法で日々たまる生ゴミのにおいを気にすることなく過ごせる方法があるのです!
そこで今回は、生ごみの臭いの原因と、グッズを使わずに臭いを消す方法、さらにグッズを使った生ごみの臭いを消す方法をお伝えします。
生ゴミの臭いの原因は?
そもそも生ゴミはなぜ嫌なにおいを発するのでしょう。野菜の皮やくずが腐っているのでしょうか?
実は生ゴミがにおうのは、主に生ゴミの中で繁殖する「菌」が原因なのです。
ではなぜ菌が生ゴミの中で繁殖してしまうのでしょう。その原因は4つあります。
生ゴミの中の「温度」「酸素」「水分」「栄養分」です。
原因1.温度
菌にとっては温かい環境が心地よく、繁殖にも適しています。夏の方が生ごみがにおいやすいのは、気温が高いためです。
原因2.酸素
生物は生きていくために酸素を必要とするものが多いのですが、生ごみの中で繁殖する菌は酸素が少ない方が繁殖しやすくなります。
よく三角コーナーなどにプラスチックのポリ袋なんかをかけて、ゴミ受けにしますよね。生ゴミをためていくと、ポリ袋の中は空気の通り道が減り酸素も減っていきます。
つまり菌にとっては繁殖しやすい環境が整っていくということです。袋が密閉されればさらに菌は繁殖し、においの原因になっていきます。
ですので、一度閉めた袋は開けない方が賢明です。
原因3.水分
菌が繁殖するためには、水分も必要です。
生ごみを三角コーナーなどに入れて、シンクの中に置いてある場合、どうしても水がかかりやすく菌が増える原因になってしまいます。
また野菜の皮や食べ残しなどは、水分の量が多いのでこちらも菌が繁殖しやすい環境づくりを手助けしてしまうことになります。
原因4.栄養分
生物は生きていくために栄養分を必要としますが、菌にとっては生ゴミ自体が栄養となるので、こればっかりは対策のしようがありません。
あるとすれば、野菜の皮を厚く剥きすぎないとか、そもそも皮ごと食べるとか、生ゴミ自体の量を減らすことくらいでしょうか。
これを機に、料理の仕方についても考えてみてもいいかもしれませんね。
生ゴミの臭いを取る方法とは?
生ゴミが嫌なにおいを発する理由はわかりましたね。ではこのにおいに対して、どのように対処すればよいのでしょうか。
生ゴミがにおう4つの原因にアプローチできればいいということです。
それなら巷のお役立ちグッズを使わずとも、解決する方法はいくつかありますので、紹介していきましょう。
生ゴミを収集日まで冷やしておく
まず菌にとって温かい環境が好ましいのであれば、温度を下げてあげればいいということですよね。
それなら生ゴミの袋をぎゅっと縛って密閉し、冷蔵庫か冷凍庫に入れてしまえばいいのです。
生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫に入れるなんて不衛生…と思う方もいるかもしれませんが、生ゴミの大半はもともと食材など冷蔵庫や冷凍庫に入っていたものです。
そう考えると、そんなに汚い感じはしないですよね。
袋を二重にして入れたり、さらに密閉できるジップ袋を使ったりすると汁漏れも心配もないです。
ちなみに我が家では、冷凍庫の一角を生ゴミスペースにしていて、普通のプラスチック容器で仕切って冷凍しています。
この方法なら他の食品と隣り合わせになることもないですし、においも気になりませんよ♪
三角コーナーをシンクに置かない
これは生ゴミに水がかかるのを防ぐための方法です。はじめからシンクの中に置かなければ、水はかかりにくいのでにおいは軽減されるはずです。
三角コーナー自体を撤去して、毎日小分けに密閉するようにしてもいいかもしれませんね。
新聞紙に生ゴミの水を吸わせる
生ゴミに含まれる水分を取ってしまおうという作戦です。これも新聞紙が生ゴミの水分を吸ってくれるので、効果があります。
我が家ではポリ袋を設置したときに、一番底に新聞紙を敷いておくようにしています♪
他にも、新聞紙で生ゴミを入れるゴミ箱を作ってしまう方法も良いですね。そのままポイできるので便利です!
こちらの動画では新聞紙で作るゴミ箱の折り方を詳しく解説されていますので、参考にしてみて下さい。
牛乳パックを簡易ゴミ捨て場にする
これは空になった牛乳パックの中に生ゴミを入れるという方法です。最後に牛乳パックの口をしめて捨てれば、においだけでなく汁漏れも防ぐことができます。
コーヒーカスやお茶葉の出がらしを使う
これらには消臭効果があるといわれていますので、生ゴミの袋の中にこれらを入れてみましょう。
においが軽減されたり、コーヒーカスの場合コーヒーの香りがほんのりとすることもあります。
家の中に生ゴミを置いておかない
そもそも家の中に生ゴミを放置しておくからにおうわけで、外に出してしまえばにおいはしなくなります。ベランダなどがあればそこに置いておけますよね。
ただ家の外に出す場合は袋を二重にするなどして、しっかりと密閉しておく必要があります。
においが漏れればご近所の方にも迷惑がかかりますし、カラスが寄ってきたり、虫がわいたりするかもしれないからです。
そのあたりをクリアできるのであれば、外に出しておくことをオススメします。
生ゴミの臭いを取るグッズ5選
これまでグッズを使わずに生ゴミのにおいに対応する方法をみてきました。
でも新聞は取っていないし牛乳も飲まないし、コーヒーやお茶はめんどくさいし、外におけるスペースなんてないし、冷蔵庫にゴミを入れるのには抵抗がある…という方もきっといますよね。
そんな方には一般に売られているグッズを使って、対策をする方法があります。
1.ドーバー パストリーゼ77
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純粋度の高いアルコールスプレーです。最近はインスタグラムなどでもみなさん使っていて有名ですよね。
アルコールには消毒成分が配合されているので、菌の繁殖もおさえてくれますし、嫌なにおいも防いでくれます。
パストリーゼには高純度の緑茶抽出物(カテキン)が配合されているので、長時間細菌の増殖をおさえてくれます!
直接食品に噴射できるものなので、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使うことができますよ。
見た目がオシャレなので変に主張せず、ボトルに詰め替えたりしなくてもインテリアにもなじみます。
生ゴミの消臭以外に、キッチンやダイニングの衛生管理などにも利用できるので一石二鳥ですね!
2.エステー消臭力 生ゴミ用スプレー
もう一つスプレーものをご紹介します。ミゲルくんと西川さんのCMでもおなじみの消臭力シリーズの生ゴミ用スプレーです。
抗菌剤配合でにおいを消臭してくれます。また菌の増殖を防ぐので、スプレーしてから3〜4日は効果が続き、次のゴミ収集の日までにおいが気になりません。
アルコールの独特なにおいが苦手でパストリーゼはちょっと…という方も、消臭力はシトラスミントの香りなのでキッチンが爽やかな香りに包まれますよ♪
価格も手頃なので、リーズナブルに済ませたい方にもオススメです!
3.キチントさん ダストマン 生ゴミ用消臭シート
ゴミ箱のフタの裏に貼るタイプの防臭シートです。
使用後はそのまま燃えるゴミに出せるので、処理にも困りません。一度貼ると2か月ほど効果が続くので、面倒くささもありません。
有効成分として活性炭、活性炭素繊維が入っているので炭の力で消臭するということです。これ1枚で脱臭と消臭ダブル効果が期待できます!
4.コジット バイオ ゴミ箱の臭いに
こちらもゴミ箱のフタの裏側に貼り付けて使うタイプの消臭剤です。
商品名のとおり、バイオ(微生物)の働きを利用したものになります。バイオは生き物なので、環境によって活動が変化するため、効果が現れてくる時期は状況により異なります。
スプレーをしたり強制的に殺菌するのとは違い、バイオの活動に任せて消臭してもらうことになります。
即効性に期待したい方や、目に見えて効果を実感したい方にはオススメしません。
しかしこちらのコジットシリーズは、お風呂の排水口やカビ、押入れや脱衣所のカビ用なんかにも展開しており、効果の持続性がすごいと評判です。
5.BOS生ゴミが臭わない袋
BOS 生ゴミが臭わない袋、おむつが臭わない袋は、本当に臭いが全く漏れてこないので、ゴミ箱の臭いに悩んでる人はぜひ試してほしい。 pic.twitter.com/ESNoep0tkG
— takhino (@takhino) 2018年6月25日
もうストレートにそのまんまの商品名で清々しいですね。この袋は医療開発の過程で生まれた新しい素材を使って作られた防臭袋です。
生ゴミを袋に入れて口を閉じるだけで、もうにおいません。バリエーションも豊富で、サイズ展開も多いので状況に応じて使い分けることができます。
しかもにおいだけでなく雑菌も封じ込めてくれる優れものです。
生ゴミだけでなく、赤ちゃんの使用済みのおむつやペットの便などにも使えるので、赤ちゃんやペットがいるご家庭ならいろいろと使い回せますね♪
素材も柔らかいので、生ゴミなどを入れたあとに袋口をしばるのも簡単です。手間もかかりませんし、コスト面でもオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は生ごみの臭いの原因と、グッズを使わずに臭いを消す方法、さらにグッズを使った生ごみの臭いを消す方法についてお話しました。
生ゴミがにおうのは、生ゴミの中で繁殖する菌が原因だということがわかりましたね。
しかも菌が繁殖するには原因が4つあり、その4つの原因にアプローチすることで生ゴミのにおいも軽減できそうだということもお話しました。
便利グッズを使わなくても、冷凍庫に入れたり、新聞紙に水を吸わせてみたりと方法はいくつかあるので、自分がやりやすい、続けられそうな方法を試してみてください。
便利グッズを使う場合、スプレータイプで手軽にさっと対処できるものから、ゴミ箱のフタの裏に貼っておけばいいだけのものなど、そんなに手間のかからないものばかりで試してみたくなったのではありませんか?
グッズを使えば煩わしいこともなく、お手軽に生ゴミのにおいとサヨナラできます!
まずは自分にストレスのない方法から試してみてください♪
お部屋の中に漂う生ゴミのにおいを消したい方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。