気になるトイレの尿石。クエン酸と重曹を使っても尿石が落ちないなんて事はないでしょうか?
そんな時は、強力な洗剤を用いて掃除する必要があります。 そこで役立つのが、酸性洗剤【サンポール】です。
ここでは、トイレの尿石をサンポールを使って掃除する方法とその注意事項をお伝えします。
目次
サンポールで尿石を効果的に落とす3つのステップ
サンポールは、昔からある酸性のトイレ洗浄・除菌剤ですよね。
サンポールは酸性なので、尿石汚れの原因であるアルカリ性成分を分解して落とすことができます。
ただし注意しなければならないのは、樹脂製のトイレで使用すると便器を傷つけてしまう恐れがあることです。
サンポールを使った尿石の掃除をする前には、ご使用のトイレの材質を確認すると安心です。
では、ドラッグストアなどで購入できるサンポールを使ってどのように尿石を落としていくのかご紹介します。
まずは次の動画をご覧ください。和式トイレの尿石の落とし方ですが、しつこい尿石汚れがサンポールを使って落ちる様子が分かります。
次に、実際にサンポールを使って黄ばみを落とす方法をお伝えします。
「用意するもの」
- ゴム手袋
- マスク
- サンポール
- トイレ掃除用ブラシ
- サランラップ
※衛生を保ち手荒れを防ぐために、ゴム手袋の着用をおすすめします。
※サンポールは酸性の洗浄剤です。塩素系の洗剤などと合わせて使うと有毒なガスを発生させます。十分に注意して使用してください。
※サンポールが跳ねて目や皮膚などに付着すると健康被害になることがあります。掃除の際は優しく擦るようにしてください。
※換気が十分な状態で掃除を行ってください。
※お子様のいる家庭では保管には十分に気を付けてください。
ステップ1:トイレの水を抜く・乾いた状態にする
サンポールを使って黄ばみ汚れを落とす際には、トイレの水を出来るだけ抜いておくことをおすすめします。
尿石部分が水に浸かっていると洗浄剤の成分が薄まってしまうため、効果も弱くなってしまいます。
トイレの止水栓を閉めて、灯油用のポンプを使てバケツに移すと便器の中の水を抜くことができます。
便器の縁裏の尿石除去の際は、サンポールを使う前に、水は流さないようにしましょう。これもサンポールが薄まる原因になるので、なるべく乾いた状態でサンポールを塗布しましょう。
ステップ2:尿石汚れにサンポールをかける
尿石にサンポールをかけます。尿石汚れが酷い場合は、トイレットペーパーを黄ばみ部分に被せてその上からサンポールをかけます。
こうすることでパックの効果で、サンポールが尿石に密着・分解してくれます。
トイレットペーパーでパックをするのは意外と難しいです。紙なので、便器の縁に張り付いてくれないので、固定するのが非常に難しいです。
また、サンポールをかけるとトイレットペーパーが破れてしまうので、作業が上手くはかどらずイライラするなんて事もあります。
そこで、サランラップを使ってパックする方法があります。サランラップの場合、便器にくっつくのと、破れる心配がありません。
作業効率を考えると、トイレットペーパーでパックするより、サランラップでパックする方が楽です。
サンポールは横向きノズルですので、噴射方向に気を付けてください。
ステップ3:尿石をこする
サンポールパックが終わったら、尿石が取れやすくなっているので、スコッチブライトなどの硬めのスポンジ(たわし)でこすり落とします。
この時に、サンポールを着けながらこすり落とすとさらに効果的です。
擦り終わったら流して終了です。
それでも落ちない場合は、ステップ1~3までを何度か繰り返すとだんだん落ちてきます。
サンポールで尿石を落とす際の注意点
他の洗剤と混ざらないようにする
サンポールは酸性の洗剤です。漂白剤やカビ取り剤などの塩素系洗剤や、硫化物を含む洗剤と混ざってしまうと、化学反応を起こし有毒なガス(塩素ガス・硫化水素ガス)等が発生します。
そのため、サンポールを使うときは、他の洗剤と混ざらないように使いましょう。
換気を十分にする
掃除中はサンポールの臭いでトイレ内が充満します。なので、換気扇をつけて、ドアも開けた状態で換気を良くしてから使いましょう。
まとめ
サンポールを使ったトイレの尿石の落とし方をご紹介してきました。
トイレの尿石はとても頑固で、蓄積すればするほど取り除きにくい汚れです。
なので、尿石ができないよう、日頃のトイレ掃除がとても重要です。
ちなみに便器の縁の裏側の尿石を取る時は、トイレットペーパーを縁に詰めてからサンポールをかけます。するとサンポールが黄ばみにとどまるので、効果的に落とすことがでいます。
是非一度チャレンジしてみてくださいね。