トイレのつまりの直し方。道具なしで出来る5つの方法。お湯や重曹は効果的?

トイレ流す

日々の生活の中で、トイレの詰まりは定番のトラブルです。

特に小さなお子さんがおられる家では、お子さんがトイレットペーパーを必要以上に使って流してしまったり、いたずらで大量に流してしまったりすることが、詰まりの原因になることも多いようです。

そんな時にすっぽん(ラバーカップ)があれば便利ですが、持ち合わせせていないという方もおられるでしょう。

スッポンがないのにトイレが詰まってしまったときは、どう対処すればいいのでしょうか?

そこで今回は、「トイレのつまりの直し方。道具なしで出来る6つの方法」をご紹介します。

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トイレがつまる原因は?

トイレの詰まりの典型的な原因は、多くの場合、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙類や、排泄物が、排水管の奥で詰まっていることにあります。特にティッシュペーパーは、水には溶けにくいため、詰まりの原因となりやすいです。

では、水に溶けるはずのトイレットペーパーが詰まりの原因になるのは、なぜでしょうか。

それには、流される量だけの問題ではなく、トイレの排水管の構造や、水流の問題が大きく関わっています

トイレの排水管は、便器の中でS字を横向きにしたような、複雑な造りになっています。そのままストンと排水口につながっていればいいのですが、便器の中でいったん上に持ち上がるように急カーブしています。

S字になっている理由は、理由は排水管(下水管)の臭いが逆流してこないようにするためと、便が付着して、トイレ内に臭いが漂わないようにするためです。

そんなS字をした排水管に、一度に大量の紙類や便が流されると、うまく流れずに詰まってしまうのです。さらに、排水口の手前にも窪みができており、ここも詰まりやすい箇所となっています。

詰まりやすい箇所を何とか乗り切るには、それなりの水流が必要です。流された物の量に比して水流が足りないときは、当然うまく流されずに詰まるという結果につながります

また、詰まりやすい箇所というのは、汚れも溜まりやすい箇所です。長年の汚れが蓄積することによって、ただでさえ狭い排水管がさらに狭くなると、もちろん詰まる場面も増えてきます。

このことから、普段から排水管のメンテナンスをしておくことが、詰まりに対する一番の予防だと言えるでしょう。

また、節水のためにタンクにペットボトルを沈めたり、止水栓を閉めたりすると、水流が弱まってしまうので、ほどほどにしたほうが良いでしょう。

では次に、道具がなくてもトイレの詰まりを解消する、具体的な方法を5つ紹介していきます。

トイレのつまりを直す方法1 バケツなどで水を流す方法

バケツ

どういった場合に効果的か?

トイレットペーパーや流せるタイプのシートなど、通常なら水に溶けるはずのものが詰まっているときに効果的です。

この場合、おそらく一つの塊となって詰まっているので、それを ほぐして流れやすくしてやれば良いのです。

バケツで水を流す方法の手順

バケツやペットボトルなどに水を入れて、それをトイレの中にジョロジョロと流します。この「ジョロジョロ」というのがポイントです。

一気にサバッと流すのではなく、できるだけ水や空気の動きができるように、高い位置から少しずつ流すようにしましょう

トイレの水だまりの水位が高い場合は、水や空気の動きが少なくなるため、効果が半減してしまいます。そのため、まずある程度水を汲み出して、水位を低くしてから行うことをお勧めします。

この方法のメリットとデメリット

水を注ぐ道具さえあれば簡単にできるのがメリットです。

一方で、排水管のあまりに奥のほうで詰まっている場合や、ティッシュペーパーなど水に溶けにくいものが詰まっている場合には、あまり効果は望めません。

また、水を注ぐときに汚水が飛び散ることもあるので、衛生面での配慮が必要です。

トイレのつまりを直す方法2 お湯を流して直す方法

お湯

どういった場合に効果的か?

トイレットペーパーのように通常なら水に溶けるものや、便や嘔吐物など、ほぐれて流されやすくなるものが詰まっている場合に効果的です。

先ほどの水を流す方法と違う点は、お湯を流すことで、水よりも ほぐれやすくなる、ということです。

一つ注意点としては、熱湯だと便器が割れる危険性がありますお湯は60度以下のものを使うように注意してください。

お湯を流してつまりを直す方法の手順

水だまりの水位を減らした後で、お湯をジョロジョロと流します。基本的な考え方、バケツで水を流す際と同じですので、お湯と空気の動きを意識して流しましょう。

お湯を流した後はいったん時間を置いて、熱で詰まり物が溶けるのを待ちます。水位が減っていたら、塊がある程度ほぐれているということなので、普通に水を流しても大丈夫です。

この方法のメリットとデメリット

バケツで水を流す方法よりも、お湯を使う分、より高い効果が期待できます

また、排水管の奥まで水の動きや空気が届かなくても、お湯で温められることにより、奥に詰まったものでも溶けやすくなります。汚れが蓄積されている場合も、お湯によって多少は落ちやすくなるでしょう。

デメリットは水の場合と同じで、溶けにくいものには効果はありません。汚水の飛び散りにも注意しましょう。

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トイレのつまりを直す方法3 重曹やお酢(クエン酸)を使って直す方法

重曹とクエン酸

どういった場合に効果的か?

重曹やお酢(あるいはクエン酸)には有機物を溶かす力があるので、紙類や便が詰まっている場合に効果的です。

特に流せるタイプのシートなど、トイレットペーパーなどと比べて水に溶けにくいものが詰まっている場合には、普通の水やお湯を流すよりも、この方法のほうが良いでしょう。

片方だけでも効果はありますが、両方混ぜて使った場合には、さらに効果的です。

重曹等を使って直す方法の手順

まず、水だまりの水位が上昇している場合は、汲み出すなどして水位を減らしてください

その後、重曹4分の1カップをトイレの水だまりに注ぎ、それからお酢2分の1カップを注ぎます。

お湯を便器の半分くらいになるまで注ぎ、泡が出てきたら1時間ほど放置します。

1時間後に水位が引いていれば、詰まり物が溶けてきているので、普通に水を流しても大丈夫です。

この方法のメリットとデメリット

水やお湯の方法と違い、「ほぐす」というよりは「直接溶かす」という効果が期待できます。それを、家庭にあるもので簡単にできるというのが、最大のメリットです。

できるだけ効果は欲しいけど危険な洗剤を使いたくない、という人にはちょうど良いでしょう。ちなみに、重曹もクエン酸も、100均やホームセンターで手軽に買えます。

デメリットは、配分を間違えると排水管を傷める可能性があることです。その割には、専用の洗剤ほどの強力な効果は期待できません。

トイレのつまりを直す方法4 ハンガーや針金を使って直す方法

ハンガー

どういった場合に効果的か?

便器近くの急カーブで異物が詰まっているときに効果的です。紙類などの塊だけでなく、明らかに水に溶けない異物が詰まっている場合は、この方法で取り除きます。

ただし、異物を奥に追いやってしまい、どうしようもなくなってしまう場合があるので

ハンガーを使って直す手順

ハンガーや針金を釣り針型に曲げて、トイレの排水管に添って突っ込みます。

詰まり物に当たった手ごたえがあれば、それをカーブの奥に押し出すか、可能なら手前に引っ張り出しましょう。

水に溶けるもの、流れやすいものなら、押し出すことで次は流れるかもしれませんが、そうでない場合、押し出したところで排水管のもっと奥のほうで詰まる可能性があります。

できれば水だまりまで引っ張り出して、確実に取り除くのが最善の方法です。

この方法のメリットとデメリット

普段流しているものだけでなく、異物が詰まらせてしまったときでも使える方法であり、うまくいけばすぐに詰まりを解決できるのがメリットです。

しかし同時に、異物を手の届かない奥のほうに押しやってしまうというデメリットもあります。そこで再度詰まってしまった場合は、もうプロに頼むほかどうしようもありません

トイレのつまりを直す方法5 薬品を使って直す方法

化学薬品

どういった場合に効果的か?

重曹やお酢では溶かすことのできないほど大きな塊が詰まっている場合は、強アルカリ性の薬品を使って溶かすことができます。

たとえば苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)などですが、劇薬指定をされているため、購入時には身分証明書と印鑑が必要となります。

強アルカリ性の薬剤は、市販のパイプクリーナーなどにも含まれています。いきなり苛性ソーダを使うよりは、まずはそちらを試したほうが安全です。                                     

薬品を使って直す方法の手順

市販のものを使う場合は、規定の使用方法に従ってください。概ねどの薬剤も、水だまりに流し込んで数時間から一晩放置し、大量の水で流す、という手順を取ることが多いようです。

苛性ソーダを使う場合は、様子を見ながら少しずつ流し入れてください。

この方法のメリットとデメリット

強力な効果と即効性が期待できるものが多いのがメリットです。

しかしその分、取り扱い方に注意しなければならない、危険な薬品です

汚水が飛び散ったときに目に入った場合は、失明の危険性もあります。保存にも厳重な注意が必要なため、小さなお子さんがおられる家庭などでは、あまりお勧めしません

まとめ

以上、道具なしでトイレの詰まりを解消する方法をご紹介しました。

最低限これらの方法を知っていれば、急にトイレが詰まってもパニックにならずに対処できるかと思います。

また、業者に頼むと高い費用がかかる場合もあるので、自分で対処できるというのは、経済的にも嬉しいポイントです。

ただし、今回はあくまでトイレットペーパーや便といった「典型的なトイレの詰まり」を前提とした方法を紹介しています。

玩具やスマホなどの異物を詰まらせてしまった際は、無理に一人で対処しようとせず、できるだけ早く業者に相談することをお勧めします。

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