韮山反射炉は、静岡県伊豆の国市中字鳴滝入に現存している反射炉の遺跡です。
日本に現存する、近世の反射炉というものは、この韮山反射炉と、山口県にある萩反射炉の二つだけであり、大変貴重な遺構とされています。
ここでは、そんな貴重な韮山反射炉についてと、割引クーポン券や料金・見所4選についてご紹介していきたいと思います。
目次
韮山反射炉の料金とアクセスをご紹介
鉄大砲を数多く産出した、近代化産業の跡地である韮山反射炉ですが、静岡県の桜のスポットとしても有名です。
世界遺産だけでなく、桜の花を反射炉を見ることもできます。
2015年7月に世界遺産登録されて以来、観光客も増加しています。
入場料
大人500円、小中学生50円
見学時間
- 4月~9月:9:00~17:00
- 10月~3月:9:00~16:30
- 休館日:毎月第3水曜日(国民の祝日の場合は、その翌日に振替)
アクセス
所在地:静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268 TEL:055-949-3450
車の場合
東名高速道路沼津インター、新東名高速道路長泉沼津インターから、伊豆縦貫自動車道、伊豆中央道(国道136号バイパス道路)江間インターを経由して30分
電車の場合
伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅から徒歩25分
乗り放題シャトルバス「歴バスのる~ら」(土日祝日と平日の指定する日に運行)300円
韮山反射炉の駐車場は?
第一駐車場へは普通車65台、大型バス12台、第二駐車場へは普通車86台収容できる駐車場があります。
公設駐車場が無料で止められます。
こちらで韮山反射炉の駐車場の場所がわかります。駐車所の地図
韮山反射炉の割引券やクーポン券の入手法
20名以上の団体の場合は、大人450円、小中学生50円で入場可能です。
また、「富士箱根伊豆交流圏づくり」ホームページより優待券をプリントアウトすると450円になります。
韮山反射炉・江川邸の共通割引券、大人700円(通常料金:韮山反射炉500円、江川邸500円)小中学生250円(通常料金:韮山反射炉50円、江川邸300円)
クーポンサイトで検索する
クーポンサイトで割引券があるかどうかを調べるとという手もあります。
次にご紹介するサイトだと、テーマパークが最大75%割引のクーポンがあるので、一見の価値はありです。
無料で登録ができるので、気軽にクーポンを使って、お得に水族館を利用する事が出来るのが魅力です。
退会も自由なので、無料で体験してみて、やっぱり使わないと思ったら解約するのもありでしょう。
テーマパークが最大75%OFFのクーポンサイト「みんなの優待」※クーポン券の公開期間が過ぎたり、掲載されていない場合もございますのでご了承ください。
韮山反射炉の混雑について
世界文化遺産に登録されてからというもの、今までよりも混雑するようになっています。
ただ、駐車場も拡大され、係員が誘導してくれます。
お土産物店や軽食レストラン、喫茶店など、観光地開発もされていますが、土日祝日の食事時はなかなか入るのに時間がかかることもあるので、注意が必要です。
ゴールデンウィークなどの大型連休も混雑します。
世界遺産に選ばれた韮山反射炉とは?
そもそも、韮山反射炉とはいったい何なのか?解説していきたいと思います。
韮山反射炉は、日本で現存している唯一の実用反射炉で、国史跡にも指定され、2015年7月には、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製銅、造船、石灰産業」として、正式に世界文化遺産に登録されました。
1840年のアヘン戦争に危機感を覚えた韮山代官江川英龍は、海防政策の一つとして、鉄砲を鋳造するために必要な反射炉の建設を建議しました。
韮山反射炉は、1853年、黒船来航を受け、江戸幕府直営の反射炉として築造が決定されました。
1853年に伊豆下田にて築造が開始されましたが、翌年の1854年、下田に入港したアメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊の水兵が敷地内に侵入したため、築造場所が伊豆韮山に変更、1857年に完成しました。
幕末期の日本では各地に反射炉が造られましたが、今ではそのほとんどが失われ、当時のまま残っているのは、この韮山と山口県の萩の二ヶ所のみとなっています。
特に、韮山反射炉は、実際に稼働し、大砲を鋳造した反射炉であることが特徴です。
韮山反射炉の見所1 ガイドさん
韮山反射炉では、観光客向けに、史跡についての理解をより深めてもらうため、「韮山反射炉ガイド」を設けています。
受付時間は9:00~16:00です。
所要時間は20分程度となっていて、費用は無料となっています。
韮山反射炉の開園日に実施しています。
韮山反射炉には5人のガイドが常駐しており、空き状況によっては、現地で直接申し込みをすることも可能ですが、事前予約をしておくほうがオススメです。
事前予約はホームページから申込書をダウンロードできます。
韮山反射炉の見所2 ガイダンスセンター
2016年12月に、韮山反射炉ガイダンスセンターがオープンしました。
建物の高さを抑えることによって、道路からの視認性を高める造りになっています。外壁は鉄をイメージして、耐候性鋼板仕上げになっています。
韮山反射炉の昔と今をつなぐ空間として、築造に至る時代背景や経過、そして、現在までの取り組みなどを発信しています。
エントランスホールでは、世界遺産登録認定証レプリカ、反射炉周辺の航空写真、明治日本の産業革命遺産の紹介が行われ、映像ホールでは、大型スクリーンでの8分間の映像により江川英龍や反射炉の成り立ち、構造などを紹介し、歴史や価値、日本の近代化に果たした役割を伝えています。
反射炉の見所3 江川邸
江川邸は、関東一円を治めていた代官屋敷です。主屋、蔵、門、塀などの建物や、保有する古文書などの資料は、国の重要文化財になっています。
江川英龍は、江戸時代後期の幕臣で、伊豆韮山の代官でした。近代的な沿岸防備の手法に強い関心を抱いており、反射炉を築き、日本に西洋砲術を普及させました。
江川邸の開館時間は9:00~16:30で、受付は16:15までとなっています。
休館日は年末年始と第3水曜日です。
入場料は一般用金は500円、韮山反射炉との共通券として、割引価格の販売もあります。
韮山反射炉の見所4 ランチ
本日のランチ
韮山反射炉にある #蔵屋鳴沢 で、#ローストビーフ丼 ¥1,500 をいただきます。 pic.twitter.com/fwQGS9idWr— NAKANO Kinya (@JO2PEQ) 2016年12月2日
韮山反射炉からほど近い「蔵屋鳴沢反射炉ビヤ直営レストランほむら」は、地ビール「反射炉ビヤ」が名物です。醸造所が併設されているので、できたての地ビールが楽しめます。
反射炉ビヤを飲みながら、焼肉をほおばることができます。
韮山反射炉の近くにある「元祖 金時茶屋」は、そば、うどん、みそおでんなどが楽しめます。そば、うどんは600円、みそおでん、煮込みおでんは500円など、安さも特徴です。きのこ味噌汁が名物です。
まとめ
韮山反射炉についての紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
世界遺産登録で話題になり、気になっていた方も多いと思います。
名前だけ知っていたという方も、どんなものか気になっていたという方も、今まで以上に興味を持っていただけたのではないでしょうか?
韮山反射炉や江川邸を見学して歴史を感じてから、反射炉ビヤを飲みながらおいしいご飯を食べるなんていうコースもオススメです。
この機会に、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。