あなたは今、床に塗ったワックスをどうやって取ろうかと悩んでいませんか?
ワックスを塗り重ねることは簡単ですが、落とすとなるとけっこう大変そうですよね?
一見、全く落とせそうにないので、落とすなんて床を傷つけるだけなのでは?
と思ってしまうかもしれません。でもどうにかして落として、キレイな床を取り戻したいと思っているのではないでしょうか?
そこで今回は、ワックスの落とし方に悩んでいる人の為に、ワックスの落とし方をお伝えします。
床のワックスは落としたほうがいい?
そもそも床に塗ったワックスって落としたほうがいいのでしょうか?面倒なので、ワックスを塗り重ねたほうがいいのではないかと思いますよね?
実は、床のワックスを剥がさずに塗り重ねた場合少し問題が起きます。
それは何かと言うと、塗り重ねる場合、ホコリやゴミが少し残った床の上からワックスをかけなくてはいけなくなります。そうすると、どんなにキレイに床をキレイに掃除していても、ホコリや汚れは完璧にはなくなりません。
そのような少しの汚れが、ワックスに入り込み、落ちない汚れになります。
少しの汚れなので、しばらくはワックスを塗り重ねても目立ちません。しかし5年もたつと、なんだか床が黒ずんでどんなに磨いても落ちない汚れになってしまいます。
また、ワックスは永遠に効果のあるものではありません。ワックスも年数がたてば劣化してしまいます。
劣化したワックスは黒ずみの原因や、床のベタつきの原因になります。
特に、部屋の隅の方は人が歩かないので、ワックスを塗り重ねないほうがいいです。
ワックスはほとんど塗り重ねていないのに、床が黒ずんで落ちない汚れになっている場合は、ワックスの劣化が原因です。
上記の事から、床のワックスを落とすことは、床のメンテナンスのために必要な作業です。大変ですが頑張ってやってみましょう。
床のワックス落としに必要な道具
ではまず最初に、床のワックス落としに必要な道具を用意しましょう。
- 剥離剤 (ワックスと同じメーカー。もしくはラグロンの「高速リムーバー」)
- バケツ
- 雑巾 (多め)
- スポンジ
- スクレーパー
- 新聞紙 (またはTシャツ)
- ワックスはがし専用ブラシ
まずはワックスの剥離剤です。ホームセンターやドラッグストアで購入できます。
いろいろなメーカーから販売されていますが、基本は塗ったワックスと同じメーカーの剥離剤が良いようです。
どんなメーカーのワックスを使ったのかが分からない場合は、ラグロンの「高速リムーバー」という商品などがおすすめです。
ラグロンの「高速リムーバー」は、他のメーカーでは落ちなかったワックスが落とせたなど、評価の高い剥離剤です。
それからバケツと多めの雑巾、ゴム手袋、剥離剤を広げるためのスポンジも必要です。
スクレーパーというヘラもあると作業が楽になります。スクレーパーは100円ショップで購入できますが、金属製のものだと床を傷つけてしまいます。
ホームセンターに行けば200円くらいでカーボン製のものが購入できるので、剥離剤と一緒に購入しておくといいですね!
スクレーパーはワックスを取るのに使うのですが、その取ったワックスを拭き取るものも必要です。
拭き取りは、新聞紙で十分です。着なくなったTシャツでも拭き取りやすいです。
スクレーパーで床を傷つけてしまうのが心配な人は、ワックスはがし専用ブラシがあると便利です。
基本の床のワックスの落とし方
道具を用意したらいよいよワックス落としに取り掛かります。
まず剥離剤を床に塗ります。床に剥離剤をつけてスポンジでまんべんなく広げる感じです。
塗り終わったら5分ほど放置します。
その間に剥離剤がワックスを分解して浮かせてくれます。
分解されたワックスがドロドロしてきたら、その浮いたワックスをスクレーパーや専用ブラシで取り除きます。
固く絞った雑巾で拭き取っても大丈夫です。
落ちないワックスを無理にゴシゴシこすると、床を傷つけてしまいます。一回で落ちない場合は、また剥離剤を塗って待つのを繰り返しやってみましょう。
ドロドロが全部取れて、ワックスの残りもなくなったら、最後にキレイな雑巾で剥離剤を拭き取ります。
このとき、剥離剤の成分を残してしまうと、あとからワックスを塗ってもつかないことがあります。
キレイに洗った雑巾で何度も水拭きして、剥離剤を取り除くのが最後のポイントです。
全体的にワックスが落とせたら、ワックスをまた塗っていきます。
ワックスを落とした後の最初のワックスは2~3回重ねて塗りましょう。
ちなみに、床のワックスの落とし方はこちらをご覧頂くとイメージがわきやすいです。
床のワックスを落とす時の注意
よくあるのは、効率よく一気に進めたいと、剥離剤を床全体、または広範囲に広げてしまうことです。
一度に作業を進めようと思っても、範囲が広すぎると全部終わる前に剥離剤で浮いたワックスが乾いて固まってしまうかもしれません。
1㎡くらいで区切って狭い範囲を集中的に作業するほうが、結果的に効率がよかったりします。
また、ビニール製のクッションフロアならあまり問題ないかもしれませんが、木製のフローリングにとって水は劣化の原因となります。
剥離剤を塗ってビショビショになった床を長時間放置しておくと、床はどうなるでしょうか?木が水分を吸収して膨張して変形してしまいますし、カビの原因にもなってしまいます。
木製のフローリングの場合、できるだけ水に触れている時間が短い方が床を劣化させません。
ということで、狭い範囲でちゃちゃっと終わらせて、また次のエリアというふうに進めていきましょう。
他にも、スクレーパーを使ってワックスを剥がす作業では、スクレーパーにどろどろのワックスが着いてしまい、それをとる事に苦戦するなんてこともあります。
木製の床のワックスの剥がし方はこちらの動画が参考になります。
そんな時に、牛乳パックや、ヨーグルトの容器があると効率よく作業できます。
牛乳パックは上の部分を切り取っておきます。あとはスクレーパーで取ったワックスを、牛乳パックにこそぎ落とすだけです。全部終わったらそのまま捨てることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、床のワックスの落とし方についてお話しました。
全く落ちない床の黒ずみは、ワックスの塗り重ねや劣化が原因のことがあります。
ワックスを落とすことで、キレイな床が取り戻せます。
剥離剤を使用する際は、広範囲ではなく狭い範囲で区切って作業しましょう。ゴシゴシこすると床を傷つけてしまうので、一度で落ちない時は繰り返し剥離剤を塗りましょう。
木製のフローリングの作業では余計な水分が床に残らないように気をつけましょう。
ワックスを落としてみたい方は、是非試してみて下さいね。
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