近年、工場夜景を楽しむ通の方に人気の夜景スポットになってきている東扇島。実際クルーズやはとバスツアーが人気だそうです。
そんな東扇島、夜景は有名だけど、昼間に遊ぶところなんてあるわけないでしょう?と、思っていませんか?
実は、平成20年に人工の砂浜をもつ公園が完成し、年月を経た今ではその砂浜にあさりなど多くの海の生き物が自然発生してきているんです。
そして、ゴールデンウィークから初夏にかけてはなんと、無料で、潮干狩りを楽しむことも出来るんですよ!
今日は、意外に川崎市民でも、知る人ぞ知る?潮干狩りスポット、東扇島東公園での潮干狩り2019について、時期や混雑、潮見表についてまとめてみました。
目次
東扇島東公園潮干狩り2019のシーズンと遊び方
東扇島の潮干狩りについては、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
東扇島は東京湾内に造成された人工島です。島の中には、東扇島中公園、東扇島北公園、東扇島西公園、東扇島東公園があります。
その中の、東扇島東公園内には人工海浜「かわさきの浜」があり、そこで潮干狩りをすることが出来ます。
かわさきの浜に生息するあさりは自然繁殖したものなので、無料で潮干狩りをすることが出来ますし、ルールの範囲内であれば自由に持ち帰っていいことになっています。
そのため、毎年、特にゴールデンウィークの潮干狩りシーズンには多くの人で賑わいます。
ちなみに東扇島東公園内は釣りと遊泳が禁止されているのですが、隣の東扇島西公園には釣りデッキがありますので、釣りを楽しむことが出来ます。
東扇島東公園には、潮干狩りが出来るかわさきの浜の他にも、多目的広場、バーベキュー広場、憩いの広場、汐入のデッキ、ドッグランなどの施設があります。
東扇島の潮干狩りへのアクセス
所在地:川崎市川崎区東扇島58-1
公共交通機関でのアクセス
川崎駅東口から川崎市営バス、川05系「東扇島循環」で「東扇島東公園前」で下車するのが便利です。
自動車でのアクセス
国道132号線を東扇島方面に行き海底トンネルを抜けて、国道357号線を東京方向に行った先にあります。
東扇島の潮干狩りをする際の駐車場は?
東扇島東公園には駐車場があります。料金は3時間までは200円、それ以降2時間ごとに200円増し、最大8時間以上で800円です。(一日)
GW中は駐車場が大混雑します。車でお越しになる方は午前7:00には到着を目指して入庫するのをおすすめします。
東扇島の潮干狩りで採れる貝の種類は?
こちらの公園では、いつでも潮干狩りを楽しむことが出来ます。
とはいっても、採れる貝は、自然発生したあさりだけですので、あさりの発生数はその年によって異なります。そのため、安定した数が採れるとは限りません。
ですので、時期を逃すと、摂り頃のあさりが採取しつくされていることもあり得ます。
東扇島の潮干狩り2019の潮見表は?
東扇島での潮干狩りのハイシーズンは、昼間に大きく潮が引く 4月から5月の大潮や中潮の時期です。
ちょうどゴールデンウィークに重なりますので、そのあたりの時期で潮見表で潮の満ち引きを確認して、よい日程を選びましょう。
川崎の潮見表:http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=KW
数は少ないですが、正真正銘の川崎の海で育ったあさり。食べることが目的というよりは、海の生き物に親しむ感覚で潮干狩りに行くのが良いかもしれません。
工業地帯の海で育ったあさり、衛生面は大丈夫なの?との心配がありますが、川崎市のホームページによりますと、港湾局で定期的に川崎市健康安全研究所にかわさきの浜のあさりについて貝毒検査を委託しているそうです。
今まで、摂取した人の健康に害を及ぼすような数値は出ていないそうですので、安心して食べることが出来ます。
東扇島の潮干狩りで決まっているルール
- 幅15cmを超える貝掘り器具は使用禁止です
- 潮干狩りに使っていい道具は幅15cm以下のくまでのみです。
- 殻の長さ2cm以下のあさりは採取禁止
- 採取できる貝の量は1人1日2kgまで
- 日没後の潮干狩りは禁止
潮干狩り以外の「かわさきの浜」の禁止事項
- 砂浜にペットを連れ込んではいけません。
- ボート・ヨット等の持込・使用・係留などは厳禁です。
- 遊泳は禁止です。
また、こちらの海岸は、砂浜に大量に貝殻が落ちていますので、素足で砂浜に入るのは大変危険です。
長靴やマリンシューズなど、足元を守る履物をはいて潮干狩りをしましょう。
また、人工海浜には赤クラゲが発生していますので、刺されないように注意しましょう。
水中以外でも、砂浜に打ち上げられていることも多くあります。触手に毒がありますので、絶対に触らないでください。
東扇島のトイレなど施設は?
東扇島東公園にはトイレと休憩所と足洗い場があります。ただ、公園が混み合っているときには足洗い場も非常に混雑します。
そういったときに、少し足を洗い流すだけでしたらペットボトルなどに水を入れて用意しておくと便利です。
公園内には、バーベキュー場、ドックラン(わんわん広場)、芝生広場、ウッドデッキがあります。潮干狩りに合わせてレジャーを楽しんだり、広々とした海を眺めてくつろぐことが出来ます。
東扇島以外の神奈川を代表する潮干狩りスポットは?
実は、東扇島以外にも神奈川県には潮干狩りができるスポットがあります。まだいった事のないスポットもあるかもしれませんので、是非足を運んでみてくださいね。
東扇島以外の神奈川の潮干狩りスポットはこちらの記事で紹介していますので、覗いてみてくださいね。
東扇島周辺の観光スポット 川崎マリエン
東扇島といえば、川崎マリエンという施設があります。
川崎市民なら名前は聞いたことがあると思うのですが、実際にはあまりどんなところか知られていないように思います。
それ以外の地区の人には知名度が低い施設と思いますが、意外にも隠れた人気スポットなんですよ。
この建物は正式名称が川崎市港湾振興会館(かわさきしこうわんしんこうかいかん)といいます。
東扇島の東扇島中公園に隣接しています。51メートルの高さの展望台があることで有名です。
振興会館と言う名前なんですが、公園設備も備えており、会館内にはテニスコート・バーベキュー設備・体育館、ビーチバレーコートなどがあります。
展望室は入場料無料で地上約50メートルからの絶景が楽しめます。展望室の一つ下のフロアには展望レストランもあり、景色を楽しみながら食事が出来ます。
会館内のコミュニティーホールには体長4.8 mもの ホオジロザメの剥製が展示されています。
このサメ、京浜運河に迷い込んできたサメなんです。川崎市民からの公募で「かわジロー」との愛称がつけられているそうです。
かわジローにちなんで、サメの歯のストラップなどのお土産や記念グッズも売っています。
潮干狩りのついでに、展望を楽しんだり展望レストランで食事をするのも良いですね。
他にも、マリエン内にあるシアターで川崎港についてのいろいろな映像を見る事も出来ます。
川崎市川崎区東扇島38-1 川崎マリエン
TEL:044-287-6000
まとめ
潮干狩りというと、関東ですと千葉や湘南など足を伸ばさないとできないレジャーというイメージですよね。意外にも東京と横浜の間、川崎市でも潮干狩りが出来るんです。
その上、東扇島は工場地帯なのですが、多摩川河口の湾奥であることもあり、海は穏やかで空が広い開放的なスポットなんです。
あさりは自然発生したあさり、数は少なくても正真正銘の川崎の地物のあさりです。やどかりやカニなど磯の生物とのふれあいもできますし、広いデッキや広場など休憩スペースが多いのも魅力です。
合わせてバーベキューやサイクリング、川崎マリエンの展望台からの絶景も楽しめる東扇島に、ぜひ、潮干狩りに行って見て下さいね。