あなたは今、エアコンから水が漏れだしてきてについて、困っていませんか?
また、使用しているエアコンから水が漏れてきたらどう対処したらいいのか?と不安になってはいませんか?
エアコンから水が漏れてきたときにどう対処すればよいのか?
そこで、今回はエアコンの水漏れの原因と、プロに任せた場合の修理料金についてお伝えします。
目次
エアコンの修理料金はどれくらいかかるかを解説
どうしてもエアコンの水漏れが直らない場合は、修理業者に相談しましょう。
エアコン内の冷媒が不足していることや、熱交換機の内部の結露水が原因であったり、複雑な原因が考えられます。
また、ドレンホースの詰まりでも、取り切れないほど奥にあるやっかいな詰まりは、業者でないと取り除けない場合もあります。
いずれの場合でも、業者が直接現地に赴いて水漏れの状況を確認してもらわなければなりません。そうしないと具体的な見積りは出すことができませんし、それだけで出張料が発生します。(5,000円~7,000円ほどです。)
業者の技術料と、故障内容によって交換する部品などがあれば、部品代もかかります。
だいたいエアコンの水漏れに関する修理の約8割は、7,000円~1万5,000円程度の範囲内で収まっています。それと、別途だいたい5,000円~7,000円ほどの出張料が発生することが多いです。
そもそも、エアコンの水漏れの原因は?
エアコンから漏れてくる水は、本来ならばエアコンの本体から室外につながっているホース(排水ホース、ドレンホースと言います。)を通って部屋の外に排出されるようになっています。
このエアコンから漏れてくる水が、何らかの原因で排水されることがなくなるとエアコン本体に溜まっていきます。するとエアコンから水漏れをすることになります。
その原因としては次のようなことがあります。
【原因1】ドレンホースの詰まり
一番原因として多いのが、ドレンホースが詰まってしまうことです。
ホースは外に出ているので、外のゴミ等がホースに入ることがあります。また、ホースの内側に水垢のようなカスがたまることもあります。
何らかの原因でドレンホースが詰まってしまうと、流れ出すはずの水分がドレンホース内を逆流してきます。
するとエアコンから水が漏れてきます。ドレンホースが詰まっていなくても、水たまりに浸かっていたりホースの先が上を向いていると水が排出されません。
そうなると同じように排水がエアコン本体に逆流してきます。その場合もエアコンから水漏れします。
【原因2】エアコン内部のフィルターの汚れ
エアコンのフィルタ-が、目詰まりを起こすほど汚れていることも水漏れの原因になります。
エアコン内部が機械の設定温度を超えて冷えすぎるという現象が起こるのです。この冷えすぎによって結露水が通常よりも多量に発生してしまうのです。
結露した水が熱交換器のアルミのフィンに溜まって、ファンの回転によって吸込みの風に飛ばされます。
内部の壁面や風向板、吹き出し口等に水滴が飛び散ってその量が多くなると水漏れとして出てくるのです。
フィルターが目詰まりしないように、定期的にフィルターを清掃することが必要です。
【原因3】湿度が高い場合
雨降りや料理の湯気等が出て室内の湿度とても高い時に、エアコン内部が冷えすぎていると、吹き出し口や内部の壁面等に結露水が付着します。
それらが蒸発しなかった場合には、少量の水漏れとして出てくることがあります。この原因の場合はエアコンの故障ではないです。
他にも、エアコンの内部の機械の故障によっても水漏れが起こる場合がありますが、内部の機械の故障による水漏れは素人では修理することができません。エアコン修理業者に修理を依頼しましょう。
自分でできる解決策
エアコンのフィルターを掃除する
まず、エアコンの水漏れが発生した場合、エアコンのフィルターの掃除をしてみましょう。フィルター清掃でしたら室内で出来る作業ですし、まずは、ここから確認するのが良いと思います。
フィルター清掃の際には、まずエアコンの電源を抜きます。
掃除をしている最中にエアコンが動くと困るので掃除をする前にエアコンは停止しましょう。
次にエアコンの下に新聞紙などをしいて、落ちたほこりで部屋が汚れないようにします。
脚立等でエアコンに届く位置まで移動し、まずはエアコンの上部や外側を掃除機やハンディクリーナーで掃除します。
次に固く絞った雑巾でエアコンの外側を拭きます。
次に前面のパネルを開きます。
エアコン本体に対して90度の角度まで開けます。
開いた状態で、エアコンのフィルターのほこりを掃除機で吸い取ります。
その後フィルターを外します。外したフィルターを新聞紙の上に置き、掃除機でしっかりとほこりを吸い取ります。
ある程度ほこりを落したらフィルターを洗います。
フィルターを裏返した状態で裏側からシャワーの水をかけます。
フィルターがぬれたら住まいの洗剤をスプレーし、ブラシでこすって洗います。
フィルターの目に詰まったほこりを落として、また裏側からシャワーなどで水をかけると落としやすいです。
洗剤を落としたフィルターは新聞紙の上でしっかりと乾かします。
天気の良い日でしたら外で乾かすのも殺菌効果があってよいですが、あまり高温になるところには置かないようにしましょう。
高温で変形してしまうとエアコン本体にしっかりと取り付けられなくなってしまいます。
しっかりと乾かしたフィルターを、表裏間違えないようにエアコン本体にセットします。30分から1時間エアコンの送風運転をして乾かします。
また、フィルターの汚れを落とすのに、フィルター洗浄スプレーを使用することもできます。
これを使うと洗い流すだけできれいになります。フィルター洗浄スプレーは「アミライト」という商品などがあります。
ドレンホースを清掃する
フィルターを清掃しても水漏れが起こるようでしたらドレンホースの清掃をしてみましょう。
まずは排水の出口から覗き込んでみて、詰まりがあれば細い棒状のものでかき出します。
奥の届かない場所に詰まりがある場合は、排出口から詰まりを吸い出して掃除する必要があります。吸い出す作業は家庭用の掃除機を使って出来ます。
まず掃除をする前にエアコンの電源プラグを抜いておきます。次にゴミ袋を送風口に貼り付けます。
ドレンホースを掃除している間にも、ホースから水が逆流して送風口から漏れ出てしまうことがあります。それを防ぐためです。
そして掃除機で、室外にあるドレンホースの先端(排水が出てくるところです。)を吸います。このとき、掃除機の先端はホース状になるように外しておきます。
すきま掃除用の細いノズルなどがあればつけておいてください。次に掃除機の吸い込み口とドレンホースの先端部分をつなぐように持ちます。
この時、掃除機とドレンホースのつなぎ目部分に隙間ができないようにします。2秒くらいドレンホースの中を吸い出し、掃除機を離します。
そしてドレンホースの先端を下に向けるとドレンホースの先端から汚れた水が排出されます。
汚れた水が出てこなくなったら、送風口に取り付けたゴミ袋を外して電源を入れましょう。水も吸える乾湿両用ハンディクリーナーなどだと安心して作業できます。
普通の掃除機は水をすいこんでしまうと故障の原因になります。
ドレンホースを吸い込む作業中に汚水が流れ出ないように「ホースを上向きにして行う」「掃除機で吸うのは2秒くらい」この2つは必ず守って下さい。
こちらの動画では、掃除機を使ったドレンホースの清掃方法が解説されていますので参考にして下さい。
また、どうしても掃除機に水が入るのが不安な方は、ドレン用詰まりとりクリーナー、エアコン用ドレン詰まりとりポンプなどといった道具があります。こちらの動画を参考にしてみてください。
そういった道具を使用すれば、ドレンホースの水の出口に差し込んで、レバーを引くだけでドレンホース内のゴミを吸い取れます。
絶対にレバーを押し込まないで下さい。押し込んでしまうと部屋の中へ汚水が噴き出すことになってしまいます。
まとめ
冷房を使っていて水漏れが発生!エアコンの下がびしゃびしゃ!なんてことになりたくないですよね。
そうならないために、日頃からエアコンのフィルターはこまめに掃除しましょう。
ドレンホースについても、ホース内部に汚れや虫などが入らないように気を付けましょう。
また、ドレンホースが水につかっている状態になっていないように気を付けてください。
ドレンホースの先が、枯葉などのゴミでふさがっている状態になっていると、ゴミや虫が内部に入ってきてしまいます。
エアコンを使用しない季節でもドレンホースの周りはゴミが無いようにしておきましょう。