鶴岡八幡宮例大祭2018の日程は?流鏑馬などの見どころをご紹介!

鶴岡八幡宮

古都であり、観光地として海外の方からも人気の高い鎌倉。この地の有名な神社が「鶴岡八幡宮」です。

そんな鶴岡八幡宮の例大祭は、歴史が古く鎌倉のみならず各地から訪問客が訪れる人気のお祭りです。

ここでは、そんな鶴岡八幡宮の例大祭の日程と詳細情報についておつたえします。

鶴岡八幡宮例大祭2018の日程

 
 
 
 
 
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毎年9月14日から16日までの3日間、鶴岡八幡宮の例大祭が行われます。

この鶴岡八幡宮例大祭は1180年、鎌倉時代に源頼朝公により行われた放生会と流鏑馬(やぶさめ)が起源です。

約800年もの間続いている歴史と伝統のある祭りです。関東近郊の秋のお祭りでは最も見どころの多い祭りです。

歴史のある神社だけに、神事に参加する方は皆、伝統装束に身をつつみ、ここが現代の日本であるのを忘れてしまうような厳かな祭りです。

そんな鶴岡八幡宮例大祭の日程は次の通りです。

鶴岡八幡宮例大祭の開催日時

毎年9月14日から16日までの3日間開催されます。

営業時間・アクセス・駐車場について

所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31.です。

JR鎌倉駅から徒歩10分くらいです。江ノ電バス金沢八景方面行きに乗って二駅で到着します。

最寄りのバス停は「八幡宮前」です。車では横浜横須賀道路 朝比奈ICから一般道を通り鶴岡八幡宮に着きます。

駐車場はありませんので近隣のコインパークなどのご利用をお勧めします。

鶴岡八幡宮例大祭の屋台は?

お祭りと言えば、屋台や出店ですよね。しかし、鶴岡八幡宮例大祭は神社の参道に数店の屋台が出店するだけです。

賑やかな祭りというよりは、歴史や文化を感じる落ち着いた行事という印象です。

とはいえ、次にお伝えする、最も有名な行事である、流鏑馬は圧巻です。

鶴岡八幡宮例大祭のスケジュール

浜降式

2014-9-14 鶴岡八幡宮 浜降式 @材木座海岸

9月14日早朝4時半開催。

例大祭の開催に先立ち、宮司さんたちが早朝の由比ガ浜の浜辺で禊(みそぎ)をする式です。禊のあと、海藻を持ち帰り、これを神社に掲げます。

宵宮祭

鶴岡八幡宮例大祭 宵宮祭

9月14日18時開催

宵宮祭(よいみやさい)は、いわゆる前夜祭にあたる行事で、翌日の例大祭に備えて祭りを行うことを大神様に奉告する儀式です。

例大祭

[4k]鎌倉 KAMAKURA JAPAN 鶴岡八幡宮例大祭 鎌倉観光 Tsurugaoka Hachiman-gū Reitaisai (Festival)SAMURAI,BUSHIDO, 日本観光

9月15日10時開催

神社本庁にて、幣帛(へいはく)という神様に供える物を奉る献幣使(けんぺいし)を迎え、宮司さん、巫女さんらが奉仕し、大勢の参列者を迎えます。

境内には鈴虫が奉納され、静寂の中に鈴虫の声の流れる中で式が執り行われます。

神幸祭

平成28年 鎌倉<鶴岡八幡宮>例大祭 神幸祭=行列(本宮~ニの鳥居)

9月15日13時開催

大神様をお神輿に移動させ、神社までの若宮大路という道を神輿と数百メートルの行列で練り歩きます。神輿の担ぎ手も参加者も皆、伝統装束に身を包み、鎌倉時代の雰囲気が味わえます。

また鳥居の下にはお旅所(神様の宿)がそなえられ、緑色の千早と緋色の袴を身に着けた八乙女(神楽や舞を奉仕する8人の巫女さん)たちによる「八乙女の舞」が行われます。

流鏑馬(流鏑馬)神事

2017年 鎌倉鶴岡八幡宮 例大祭 流鏑馬神事 弐之射手

9月16日13時開催

もっとも有名なイベントが、この流鏑馬です。

神社境内の流鏑馬馬場で、狩装束をまとった射手が、走る馬にまたがったまま、3箇所の的を次々と射抜きます。その勇壮な姿を一目見たいと、毎年多くの観光客が訪れます。

鶴岡八幡宮の流鏑馬は、この秋の例大祭と春の鎌倉まつりの二回行われます。

春の鎌倉まつりの流鏑馬は、鎌倉観光協会が主催しているため、有料席を用意し、集まったお金を被災地の復興支援にしています。

反面、秋の例大祭は、鶴岡八幡宮が主催の神事ということで、残念ながら前売りの席などはありません

そのため、できるだけ目の前で見たい場合は早めに行って場所取りをする必要があります。

流鏑馬は13時からになっていますが、13時から舞殿という、馬場とは別の会場で祭典を行い、その後実際に馬場で流鏑馬を行うのは14時過ぎからになります。

12時過ぎ位から馬場の見物席は人でごった返した状態になるので、その前から行って場所を確保すれば、前の方で見ることが出来ます。

見物席は立ち見で、シートなどで場所取りをすることが出来ないので、その場にとどまっていなければなりません。携帯の折り畳み椅子などを持参して場所取りをする方もいるようです。

鈴虫放生祭

鶴岡八幡宮蛍放生祭2012

9月16日17時開催

例大祭でお供えした鈴虫を外に放す行事です。

「放生」とは、捕えた生き物を野などにかえす事を言います。この例大祭は、もともとの起源は源頼朝が狩りで捕えた獲物を野に還す放生会なのですが、現代では、鈴虫を放生します。

この式は生命の大切さや季節に対する感性を守り伝えようとの考えから平成16年から始められた行事です。舞殿で雅楽を演奏し、巫女が神楽舞を舞い、境内の林に鈴虫を放つ幻想的な行事です。

例大祭とは時期は違いますが、次のような神事もあります

祖霊社例祭

春分の日、秋分の日に行われます。

祖霊社は、終戦後、鶴岡八幡宮の崇敬者の祖霊と護国の英霊をお祀りする目的から昭和24年に創建された神社です。こちらの神事でも、雅楽の演奏と巫女の舞が披露されます。

まとめ

鶴岡八幡宮の例大祭についてお伝えしました。

鎌倉は京都、奈良と並ぶ古都なのですが、海岸も近く、若者やサーフィンを楽しむ観光客が多い地です。

しかし、歴史のある鶴岡八幡宮の行事である例大祭は、神輿を担ぐ担ぎ手も白装束に烏帽子、と徹底して伝統衣装で昔のままに厳かに執り行われます。

見学していると、鎌倉に都があったはるか昔にタイムスリップしたような不思議な気分が味わえます。

また、由比ガ浜の海藻を備えることから始まり、鈴虫の音色を聴きながら神事を行い、最後に鈴虫を自然に還すところなども、海と林に囲まれた鎌倉らしい行事です。

自然を大切に自然とともに生きる日本人の生活を現わしている祭りだと思いました。

鎌倉の歴史のある古都の雰囲気を味わいに、ぜひ鶴岡八幡宮例大祭に足を運んでみて下さい。

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