宮城と山形を結ぶ山岳観光道路である蔵王エコーラインは、春のシーズンに出現する雪の壁が有名です。
積もった雪なんてスキー場や北国ならどこでも見られるじゃないと思った方、春の蔵王エコーラインにはその期間にしか見られない景色や楽しみ方がたくさんあります!
そこで今回は、蔵王の雪の壁の開通日時や雪の壁の見ごろ時期、通行止め時期や渋滞、見所などについてお伝えします。
目次
蔵王の雪の壁とは?開通日時や日程について解説
蔵王エコーラインについては、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
蔵王の雪の壁は蔵王エコーラインに冬の間に積もった雪を除雪して出来た高さ何メートルにもなる雪の壁です。
蔵王エコーラインは蔵王連峰にある宮城山形間を結ぶ山岳観光道路です。
その迫力ある景色を見に毎年、国内外から多くのドライブやツーリング好きの方が訪れます。
そして、蔵王エコーラインの最高地点より後には、蔵王ハイライン(有料道路)があり、それを進むと蔵王の超有名観光地の「御釜」がありますので、こちらも必見です。
開通日時
毎年、宮城、山形県の両県合同で蔵王連峰の夏山開きと蔵王エコーライン開通式を同時に行い、登山者やドライバーの交通安全を祈願しています。
開通式の日時については以下です。
- 開催日:2019年4月26日(金)※天候によっては日程の変更があります。
- 時間:10時半~昼12時頃まで
- 場所:刈田峠駐車場(天候が悪い場合は刈田峠レストハウス)
去年は宮城県知事も出席され、毎年、ご当地キャラも登場しドライバーの方々をお出迎えしてくれるようです。
また開通式後も凍結の恐れがあるため、5月上旬までは夜間(17時~朝8時)通行止め規制が行われます。
料金
蔵王エコーラインは無料道路ですが、その続きにある蔵王ハイラインは有料です。
蔵王ハイライン
二輪車:380円
普通自動車:540円
蔵王エコーラインのアクセス方法
蔵王エコーラインの場所
〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
駐車場
蔵王エコーライン道中にはいくつか駐車場(大黒天、駒草など)があります。また蔵王ハイラインの終点には駐車場(350台)があり、駐車料金は通行料に含まれています。
バスツアーについて
開通式前の2019年4月11日~14日には「雪の壁 ウォーク」という雪の壁を徒歩でゆっくり見ることができるイベントがあります。こちらのバスツアーが各旅行会社で企画されています。
また事前予約制でシャトルバスを利用することも可能です。(蔵王町内や白石、大河原、柴田発着)
なお「雪の壁 ウォーク」期間中はエコーライン開通前なので、自家用車での乗り入れはできません。
ライブカメラについて
インターネットで滝見台(蔵王エコーラインにある展望台)や御釜のライブ映像を見ることができます。
運用時間:午前5時~午後7時
http://www.town.zao.miyagi.jp/kankou/webcamera/index.html
※エコーライン閉鎖中は御釜の映像は見ることができません。
※風力や太陽光発電のため天候によって表示できない時があります。
蔵王エコーラインの雪の壁の見ごろについて
4月下旬の開通式(今年は4月26日)から5月下旬ころまで雪の壁を見ることができます。
また開通式前に行われる「雪の壁 ウォーク」というイベントもありますので、それに参加して誰よりも早く雪の壁を拝むのもいいですね。
蔵王エコーラインの通行止めになる時期について
道路凍結や降雪のため、毎年11月上旬から開通式前の4月下旬までは通行止めとなります。
蔵王エコーラインの渋滞について
年々、蔵王エコーラインの雪の壁を見に来る観光客は増えているようです。特にゴールデンウィークの期間はある程度の渋滞は覚悟しておきましょう。
渋滞を回避するには朝早く到着するようにしましょう。
蔵王エコーラインの見所1 雪の壁
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蔵王連峰は宮城、山形にある標高1,600~1,800m程の山々が連なる山岳地帯です。
その宮城県と山形県を結ぶ道路のうちで、26km区間のところを「蔵王エコーライン」と呼びます。この道路は1962年に開通し、1985年に無料開放されました。
蔵王の頂上へと向かうルートとして、シーズンを通して多くの観光客が利用する道路です。
春が近付くと冬に積もりに積もった大量の雪が道路の両脇に除雪され、そこに迫力ある雪の壁が出現します。その壁は高いものでは10mとなるところもあるそうです。
また距離もかなりあり、「雪の回廊」とも呼ばれています。そして毎年、道路を開通する直前には「雪の壁 ウォーク」という雪の壁区間を歩くイベントがあります。
車の無い方もそれに参加できますし、その時には車の運行を気にせずゆっくり風景を楽しむことができます。
蔵王エコーラインの見所2 御釜
「御釜」といえば冬の樹氷と並ぶ、蔵王の象徴ともいうべき観光地です。円型の火口湖で釜状になっているので「御釜」と名付けられました。
シンプルなので一度聞くと忘れられないですね、ナイスネーミングです!
一番の特徴はその綺麗なエメラルドグリーンの湖面です。周りのゴツゴツした岩と対比され、神秘的な雰囲気を醸し出します。まさに大自然が作り出した芸術作です!
また今まで26回噴火しており、最近では明治28年2月15日に噴火しました。太陽光の当たり方によって色が変わるため「五色湖」とも呼ばれています。
蔵王ハイラインを降りて、約2~3分ほどで御釜を眺める展望台に着きます。蔵王山頂レストハウスもあるのでそこで休憩することも可能です。
蔵王エコーラインの見所3 滝見台
「滝見台」は蔵王エコーライン道中にある展望台です。「日本の滝百選」に選ばれた三階の滝と不動滝、そして地蔵滝を見ることができる絶景ポイントとなっています。
また紅葉の時期も息を飲むほど美しい景色が広がります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は蔵王エコーライン2019蔵王の雪の壁についてお話しました。
蔵王エコーラインの雪の壁はダイナミックな景色をドライビングしながら楽しめると同時に、御釜や三階の滝など様々な景勝地を見ることができます。
大自然の雄大さを肌で感じたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。