一日の終わりにホッと一息。お風呂の時間は心も体もあったまる至福の時ですよね。
でも、なんだか臭うな…と排水溝からの嫌なニオイが気になってせっかくのバスタイムが台無しになってしまっていませんか?放っておいてもニオイは消えてくれませんよね。
でも排水溝の掃除は自分で簡単にできるのです!
そこで、今回は排水溝の原因や掃除方法、臭いが取れないときの対処法などについてお伝えします。
目次
お風呂の排水溝が臭う原因とは?
お風呂の排水溝からの嫌な臭い。その原因はいくつか考えられます。
まずは排水溝がどのような仕組みになっているのかを知り、臭いの原因を突き止めていきましょう。
ヘアキャッチャーが臭う!
まず、排水溝の蓋をあけると一般的には「ヘアキャッチャー」と呼ばれるゴミをとる網がついています。
これに髪の毛やゴミが溜っているとそのものが臭いの原因になってしまいますし、石鹸カスなどが詰まってヌメリを発生させてしまうことにもなります。
また、ヘアキャッチャーが無い場合もありますが、それでは髪の毛やゴミが直接排水溝に流れてしまい、詰まりの原因になります。
ホームセンターなどで排水口のサイズに合ったヘアキャッチャーを用意して取り付けると良いでしょう。
排水トラップが臭う!
次に、ヘアキャッチャーの下にあるのが排水トラップです。
この排水トラップは筒状になっていてあえて水溜まりを作ることで排水管の奥から臭いが上がってこないようにする役割があります。
しかし、ここに石鹸カスなどが溜まってしまうとドロドロしたヌメリが発生し悪臭の原因になってしまうことがあります。
排水管が臭う!
ヘアキャッチャーや排水トラップは手が届くところなので掃除が行き届きやすいですが、その2か所をきれいにしたけどまだ臭う…
そんな場合は排水トラップの下に続く排水管にヌメリや汚れがこびりつき蓄積されている可能性があります。
もっと奥の排水管の合流地点、排水桝からの悪臭も考えられます。こうなってしまえばなかなか自分では掃除ができません。
風呂の排水溝の臭いをとる掃除方法について解説
排水溝からのにおいの原因が分かったら、それぞれの原因に応じた掃除方法で掃除していきましょう。
ヘアキャッチャーと排水トラップの掃除は自分で簡単に出来ます。ただし、マスクや手袋を装着して安全に行ってくださいね。
ヘアキャッチャーの掃除方法
準備物
- スポンジやブラシ
- ヘアキャッチャー用ネット
掃除方法
- 排水溝のカバーを取り外し、ヘアキャッチャーを取り外す
- 引っかかっているゴミを取り除き、スポンジやブラシで汚れを落とす
- ヘアキャッチャー用ネットをヘアキャッチャーにかけ、元のように取り付ける
これで次回からはネットを交換するだけで掃除が楽になります。
排水トラップの掃除方法
準備物
- スポンジやブラシ
掃除方法
- 排水トラップを外す。※円筒形や楕円形の筒を上に引き抜くようにして外す
- 筒状の排水トラップについた汚れやヌメリをスポンジやブラシで落とす
- 元のように取り付ける
ヌメリは悪臭の原因になるので綺麗に落としておきましょう。
重曹とクエン酸を使ってみよう
ゴシゴシせずにヌメリを簡単にとる方法として重曹とクエン酸が効果的です。
準備物
- 重曹100g
- クエン酸小さじ1/2程度+水100ml
掃除方法
- 排水トラップを取り外し、排水溝に重曹をふりかける
- クエン酸水を注ぎ入れる
- 泡がたってきたら5分程度放置する
- 水で洗い流す
気になるところは歯ブラシなどで磨いてください。
パイプクリーナーを使ってみよう
ヘアキャッチャーや排水トラップの簡単な掃除方法はご紹介しましたが、さらにその奥のパイプのヌメリや汚れを落とすために、市販されている塩素系の液体パイプクリーナーを活用してみましょう。
使用方法は製品によって多少異なりますが、たいていの場合、排水溝に流し入れ、しばらくそのまま置いてから水で流すという簡単な手順です。
このような塩素系のパイプクリーナーを使用する場合は必ず手袋・マスクを着用し、浴室の換気をしてください。
排水溝の掃除をしても臭いが取れないときは?
ヘアキャッチャーと排水トラップの掃除、そしてパイプクリーナーを活用してもまだ臭いが取れない。そんな場合は排水管や排水桝が原因かもしれません。
これは自分ではなかなか対処できないので専門業者に依頼しましょう。
浴室内は排水溝以外にも掃除が難しい箇所があります。1年に1度程度ハウスクリーニングなどの専門業者に依頼してみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
浴室は家族が毎日使う場所で、皮脂汚れや髪の毛、石鹸カスなど様々な汚れが発生してしまう場所でもあります。
身体をきれいに洗う場所だからこそ、そこが汚れてしまっていては意味がありませんよね。
排水溝はいかにもヌメヌメしてそうであまり触りたくない、と放置しがちではありませんか?
掃除用のゴム手袋などを用意して、気が付いた時にいつでも掃除が行えるようにしておくことも大事です。
嫌な臭いが漂う中で至福のバスタイムなんて楽しめません。家族が快適に気持ち良く入浴が出来るよう、今回ご紹介した掃除方法をぜひ実践してみてくださいね。