葛飾北斎の展覧会に過去に訪れたことがある方、あるいは足を運んだ事はないが展覧会を開催しているのを知っているという方も多いのではないでしょうか。
確かに葛飾北斎の展覧会は過去に様々な場所で開催されていますので、今回の新・北斎展もまた過去の焼き直しなのでは?と思われる方も少なくないかもしれません。
しかし、今回の新・北斎展は初公開作品を含む約480点の展示を予定、開催期間中に展示品の入れ替えもあり、過去最大規模の北斎イベントとなっているとのことです。
今回はそんな新・北斎展を思う存分楽しむ為に、本イベントの見どころをあます所なくお伝えしたいと思います。
目次
六本木で開催される新・北斎展 HOKUSAI UPDATED2019の日程は?
日本の芸術家・葛飾北斎(1760~1849)は世界でも有名な浮世絵師です。
本イベントでは日本初公開作品や、近年公開になったばかりの貴重な作品を含めた北斎の70年に及ぶ全生涯の画業が展示されており、その迫力に最初から最後まで圧倒される事間違いありません。
イヤホンガイドは貫地谷しほりさんと神田松之丞さんが務め、開催期間中に展示品の入れ替えがあり、出展数はおよそ480作品、リピートで訪れる方も多数いるという人気なイベントです。
開催日時や日程は?
名称 :新・北斎展 HOKUSAI UPDATED
開催期間:2019年1月17日(木)〜3月24日(日)
※期間中に展示替えあり
開催時間:10:00~20:00、火曜日のみ10:00~17:00 (最終入館は閉館の 30 分前まで)
休館日 :1/29(火)、2/19(火)、2/20(水)、3/5(火)
料金は?
チケットは会場チケットカウンターで購入可能です。
- 一般:1,600円
- 高・大学生:1,300円
- 小・中学生:600円
- 未就学児:無料
開催場所とアクセス方法
開催場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
住所 :東京都港区六本木 6‐10‐1 六本木ヒルズ 森タワー52階
電車の場合
- 東京メトロ 日比谷線「六本木駅」 1C出口 コンコース直結
- 都営地下鉄 大江戸線「六本木駅」 3出口 徒歩4分
- 都営地下鉄 大江戸線「麻布十番駅」 7出口 徒歩5分
- 東京メトロ 南北線「麻布十番駅」 4出口 徒歩8分
車の場合
- 六本木ヒルズ内外に多数駐車場あり、イベント会場に近い駐車場は以下の通り
- P1:ヒルサイド P2:ウェストウォーク
- 300円/30分 3000円/全日料金(24時間まで)
混雑を避けるためには近くの駐車場をあらかじめ、予約して確保しておくと待たなくてすみますよ。
こちらのサイトを利用すると非常に便利です。事前に会場近くの駐車場を予約して取っておくことができます。
新・北斎展の割引券やクーポン券の入手方法について
東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」の使用済みチケットを、「新・北斎展」チケットカウンターで提示すると当日券が100円引きになる相互割引制度があります。
東京美術館の最寄り駅は上野で、日比谷線で30分ほどの距離ですので、午前午後と美術館のハシゴや別の日に行くのも良いかもしれませんね。
前売り券の販売もありましたが、残念ながら現在はすでに発売期間は終了しています。
クーポンサイトで検索する
クーポンサイトで割引券があるかどうかを調べるとという手もあります。
次にご紹介するサイトだと、テーマパークが最大75%割引のクーポンがあるので、一見の価値はありです。
無料で登録ができるので、気軽にクーポンを使って、お得に水族館を利用する事が出来るのが魅力です。
退会も自由なので、無料で体験してみて、やっぱり使わないと思ったら解約するのもありでしょう。
テーマパークが最大75%OFFのクーポンサイト「みんなの優待」※クーポン券の公開期間が過ぎたり、掲載されていない場合もございますのでご了承ください。
新・北斎展六本木の混雑状況について
平日・休日を問わず混雑をしているようです。
混雑状況の目安としては、休日の入園には約30分ほどの入場待ちになる場合もあるそうです。グッズ販売所も同様に休日は約30分ほどのレジ待ち混雑が想定されています。
大混雑の人気イベントですが、その中でも平日の開場時間が一番混雑を避けられるようですので、どうしてもゆっくりと見たいという方にはおススメです。
また、閉園間際の時間も混雑は緩和しているようですが、時間が足りずに思う存分見て回る事が出来なくなる可能性もあるので、時間には余裕を持って行動されて下さい。
新・北斎展の見所5選
それでは最後にいくつかの作品をピックアップし見どころをご紹介したいと思います。事前に見どころをチェックする事でより一層イベントを楽しむ事が出来ること間違いなしです。
見所1 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏
製作年 1831-33年(天保2-4年)頃。
葛飾北斎の名所浮世絵揃物『富嶽三十六景』全46図中の1図で、現在は神奈川沖浪裏とも表記します。
北斎の代表作でもあり、世界で最も知られている浮世絵と言っても過言ではないかもしれません。
動と静、近と遠の鮮明な対比をテーマとして描かれていると広く知られています。
見所2 冨嶽三十六景 凱風快晴
製作年 1831-33年(天保2-4年)頃
『富嶽三十六景』全46図中の1図で、通称「赤富士(あかふじ)」とも呼ばれ、前述の神奈川沖浪裏に続き、北斎の代表作です。
「凱風」とは南から吹く柔らかな風を意味しており、夏の富士山を描いた作品だと広く認知されています。
見所3 弘法大師修法図
製作年 1844-47年頃
西新井大師總持寺で所蔵されている、最大級の肉筆画。
弘法大師が法力によって鬼(病魔・厄難)の調伏する場面が描かれており、背景は黒一色でまとめられ、とても迫力のある大作です。
見所4 隅田川両岸景色図巻
100年前にフランスで競売にかけられて以来、行方不明になっていた北西壮年期の傑作のひとつ。幻の絵巻とも呼ばれ、全長およそ7メートルある超大作です。
両国橋から山谷堀辺りまでの隅田川両岸の景色を交えて描き、後半は新吉原での遊興の様子が細緻な筆遣いで表現されています。
見所5 雨中の虎図と雲龍図
製作年 どちらも嘉永2年(1849)
2作品を並べると天の龍と地上の虎の面貌が向き合い、阿吽の一対となる事が初見で認識でき、衝撃とともに壮大な世界観を味わえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
1つ1つの作品に込められた北斎の魂を間のあたりにする事ができる貴重なイベントです。
今回ピックアップした5作品はもちろん、その他にもおよそ480作品が展示される最大級の展示会です。
このように事前に情報を収集する事で当日はまた違った視点から作品を楽しむ事が出来そうですね。開催期間中に展示品も入れ替わりがあるので、リピートで訪れてみてはいかがでしょうか。