山形県の最上川をご存知でしょうか?日本三大急流の一つでありますその最上川を水上観光船に乗ってゆっくりと川を下る「舟下り」は山形の有名な観光のひとつです。
最上峡の風情のある景色を眺めながら、雄大な自然に身をゆだね。そんな最上川舟下りの料金と観光スポット5選についてご紹介します。
目次
最上川舟下りの料金について
舟下りというと、木製の細長い船に乗って急流を下っていくというイメージをお持ちの方も少ないことかと思います。
この最上川の舟下りは、そういった木の船で急流を下っていくようなものではなく、現代風の舟(定期船)に乗って、四季折々の雄大な景色を眺めながら、船頭さんの愉快なお話と、舟歌を聞きながらゆったりとした時間を過ごす舟下りとなっています。
次の動画をご覧頂くとおおよそのイメージがわかるので、ご覧ください。
そんなが最上川舟下りですが、最上川で一般旅客定期航路で運航しているのは、最上峡芭蕉ライン観光株式会社のみとなっています。
ここでは、最上峡芭蕉ライン観光株式会社の料金についてお伝えします。
最上峡芭蕉ライン観光株式会社の舟下りの料金
芭蕉ラインは、定期航路・白糸の滝航路・予約が必要な航路の3つの航路があり、それぞれの乗船料金が違ってきます。
ここでは、最も一般的な定期航路についてお伝えします。
四季折々の景色を楽しむことが出来ます。
定期航路の料金
約12キロの航路で、約1時間、舟下りを楽しめます。航路は、古口港(戸沢藩船番所)から、草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)に向かいます。
料金には、片道と往復の2パターンの料金があります。
片道料金の場合は、大人(中学生以上)2450円、子ども(小学生)1230円。15名様以上の団体ですと、大人2210円、子ども1110円です。
往復料金は、大人(中学生以上)3340円、子ども(小学生)1670円となっています。
白糸の滝航路の料金
520mほどの航路で、約30分の船旅が楽しめます。航路は、草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)→白糸の滝 → 草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)と、往復する形になります。
白糸の滝航路の料金は往復の料金のみとなります。
大人(中学生以上)1670円、子供(小学生)840円となっています。
ほかにも貸切で予約が必要な特別航路もあります。こちらは様々な乗船する舟や、航路によって値段が変わってきます。
詳細は最上峡芭蕉ライン観光株式会社のホームページをご覧ください。
営業情報
【営業期間】営業期間は年中無休です。
【営業時間】舟下りは9:30から1時間ごとに出ています。二本目は10:50発でそこから1時間ごとに出ています。最終は15:30発です。
【乗船場所(船番所)】船番所の最寄の駅は、JR陸羽西線 古口駅となります。
駅から船番所までは徒歩7分ほどですが、路線バス利用で3分ほどで到着します。バスの運賃も100円で行けますので、バスで行かれる事をお勧めします。
【駐車場】乗船所に無料駐車場がありますので、そちらをご利用下さい。
【所在地】
最上峡芭蕉ライン観光株式会社。〒999-6401 山形県最上郡戸沢村古口86-1
TEL 0233-72-2001 FAX 0233-72-2003
割引について
最上峡芭蕉ライン観光のホームページから割引券を印刷し、必要事項を記入して受付窓口に提出すると大人100円引き子ども50円引きの割引があります。
クーポンサイトで割引が受けられる
HISクーポン・みんなの優待などのクーポンを発行しているサイトで、割引が受けられます。
みんなの優待では、通常コースの乗船料金2200円が、2000円でになります。
HISのクーポンサイトでは、乗船料金2200円が、2100円になりあす。
最上川川下りで食事におすすめの店5選
白糸の滝ドライブイン
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昔ながらのドライブインです。景色が良いので、景色を眺めながら食事を楽しめます。
ラーメン、そば、カレーなどメニューが豊富なので、家族連れに人気です。酸っぱすぎるスーラータンメンはテレビにもとりあげられるほどの人気です。
他にも、肉塊ラーメンや、滝バーガーなどは、思い出づくりに最適なメニューでしょう。
住所/山形県最上郡戸沢村古口字土湯1496-1 電話/0234-57-2011 営業時間9:00~18:00 定休日 なし
庄司そば
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最上地区は蕎麦畑が多く、美味しい手打ちそばのお店も多いです。こちらも地元の方にも愛される評判の良い手打ちそば屋さんです。
そばの表皮を多く練りこんだ田舎そばが人気の店です。田舎そばでもとくにそば殻の多い「昔田舎」とそば殻の少ない「今田舎」の2種類があり、好みで選ぶことが出来ます。
また、どちらも食べてみたい方用の合盛りもあるので、食べ比べも可能です。
住所/新庄市福田字石橋703-2 電話/0233-28-0615 営業時間/11:00~15:00
料金 合盛り850円
一茶庵 支店
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山形県新庄市のご当地ラーメン「鶏もつラーメン」をいただけるお店です。「愛をとりもつ」とダジャレを入れたネーミングなのですが味は美味しいと評判です。
鶏ガラのあっさりとした醤油スープに、山形ではポピュラーな平打ちの麺が入っています。チャーシューの代わりに鶏もつが入っている、珍しいラーメンです。
ご注文の際に、名前を伝えるのがこの店のやり方。「○○さん、出来ましたよ」と持ってきてくれる、家庭的なサービスのお店です。
住所/山形県新庄市鉄砲町10-3 電話番号/0233-22-2377 営業時間/11:00~14:30、16:00~18:00 定休日/月曜日
料金 ラーメン600円、もつラーメン600円。
手打ちそば さぶん
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古民家の雰囲気が味わえる蕎麦屋さんです。靴を脱いで玄関からお邪魔し、ゆっくりとくつろげる雰囲気が魅力です。囲炉裏などもあり、窓から庭を眺めながら食事をいただけます。
鴨せいろや天付きもりそばが人気です。
住所/山形県新庄市小田島町7-48 電話番号/0233-23-7733 定休日/水曜日 営業時間/11:00~15:00、 17:00~20:00(4月~11月)※冬季夜は予約の電話が必要(蕎麦がなくなり次第終了)
鴨せいろ(大盛)1380円、天付きもりそば1360円。
最上川の観光スポット5選
白糸の滝
日本の滝百選に選ばれた名瀑です。最上川渓谷の絶景です。国道47号の白糸の滝ドライブインから対岸に眺めることが出来ます。
最上川にそった山地には最上四十八滝という多紀群があり、いくつもの滝から最上川に水を落としているのですが、その中でも、最も西に在り落ちる水が白糸のようであることから、こう呼ばれています。
松尾芭蕉の「おくのほそ道」にもこの滝を詠んだ句「白糸の滝は青葉の隙々に落ちて、仙人堂、岸に臨みて立つ。水みなぎつて舟危し」という句があります。
仙人堂
松尾芭蕉の句にも出てくる仙人堂です。このお堂は、源義経が兄頼朝に追われ、奥州平泉に逃げる旅の途中に立ち寄ったと言われるお堂です。
最上川舟下り義経ロマン観光最上川周遊コースで渡し舟で立ち寄ることが出来ます。
最上公園
新庄城跡にある最上公園です。桜の名所で有名なので、桜のシーズンは花見にぴったりです。
それ以外のシーズンでも、戸澤神社、護国神社、天満神社と神社があるので、神社巡りが楽しめます。お城はお濠と土塁の一部、大手門の石垣が残っていて、かつて新庄城があった歴史に触れることが出来ます。
道の駅 とざわ
道の駅というと、地元らしさを味わえるスポット、というところが多いのですがここは少し違います。「モモカミの里 高麗館」という名称の通り、韓国様式の建物で韓国の食材やお土産を購入できます。
なぜ韓国?と思うのですが、農業の後継者対策として国際結婚を推進するようになったことがあり戸沢村に韓国出身の女性が多く暮らすようになったことから、国際交流の意味を込めて作られた施設です。本格的なキムチや韓国料理がいただけるのも納得です。
また、高麗館の奥に広がる「眺河(ちょうが)の丘」から、最上川を眺めることが出来ます。こちら、最上川が90度に湾曲している位置を見渡せるので、撮影スポットとしても人気があります。
幻想の森
ここは、新庄市本合海地区から未舗装の林道を含む道を30分ほど走ったところにある、秘境ともいえるほどのスポットです。この幻想の森は日本有数のスギの群生地です。
中には樹齢1000年以上のものもあり、大きい物は幹周りが15メートル以上もあるものもあります。木製のチップがしかれているので、トレッキングコースとして散策を楽しめます。
この秘境、役所広司さん主演の「十三人の刺客」などの映画のロケに使われたり、JR東日本「大人の休日倶楽部」のCMで吉永小百合さんが撮影したことで一躍注目のスポットになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最上川の舟下りは、四季を通して楽しめる観光として、地元の人にも人気のスポットです。船頭さんの素朴で温かいトークや、舟唄を聴きながら雄大な自然に身をゆだねる体験が出来ます。他にも、田舎ならではの静かな雰囲気に癒されます。
ぜひ、山形観光の際には、最上川舟下りや、その周辺の観光を楽しんでみて下さいね。