お子さんが成長してくると、離乳食や断乳が終わったと思ったら次にある子育ての難関といえば、トイレトレーニングではないでしょうか?
でもトイレトレーニングっていつから始めればいいのかなと思っていませんか?
あまり早く始めるのは子供にとって可哀想な気もするし、遅くてもちゃんと出来るのかそれはそれで不安。
まして、まわりの子がもうトイレトレーニングを始めたとか、オムツを卒業したと聞くとますます不安になってしまいますよね。
そこで今回はお子さんのトイレトレーニングをいつから始めるべきなのか、始め時の6つのサインなどを詳しく解説していきます。
目次
トイレトレーニングは、いつから始めたらいい?
トイレトレーニングを始める時期については、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
小さいお子さんを持つお母さんたちはいつからトイレトレーニングを始めているのか気になりますよね。
トイレトレーニングに必要なお子さんの心身の発達は1歳七か月以降とされています。
一人で歩ける、簡単な問いかけに「はい(うん)」「いや」といった言葉が分かるかというのがトイレトレーニングをはじめる一つの目安になります。
そして実際にお子さんのトイレトレーニングをはじめた年齢でもっとも多いのが2歳前半から2歳6か月の間にはじめるという方が多いですね。
というのも、この年齢が多いのは幼稚園に入園までにトイレトレーニングを終わらせてオムツを卒業させたいと思っているお母さんが多いのかもしれません。
実際に私自身、自分の子供が2歳になったと同時ぐらいにトイレトレーニングを開始しました。
というのも、時間がかかるだろうなと思っていたので。やはり、なかなかうまくいかなくて約1年トイレトレーニングをしました。
私の場合は、周りが色々というので始めましたが、少し子供の意思を尊重出来ていなかったのではと反省をしています。
あくまでだいたいこの年齢で始めているという目安ですので自分のお子さんをこの通りにあてはめる必要はありませんよ。
トイレトレーニングを始めようと思ったときのサインとは?
年齢に合わせてトイレトレーニングを始めるのもいいかもしれません。
しかし、その年齢になったからと言ってトイレトレーニングをはじめようとすると、お子さんにとっても負担になってしまうかもしれません。
そしてはじめるにあたってお母さんにも余裕が必要です。
お子さんのトイレトレーニングの始め時のサインと併せておうちの方向けの心構えについてもご紹介します。
トイレトレーニングを始めるにふさわしいサイン
1 トイレまで自分で歩いていける
お子さん自身でトイレまで歩いて行けなければ意味がありません。トイレを嫌がらないというのが大前提です。
2 便座やおまるにしっかりした姿勢で座っていられる
きちんと座っていられなければきちんとおしっこを出すことは出来ません。
3 大人の問いかけに「うん」「いや」などの簡単な言葉で答えられる
イヤな時はイヤと言えないとストレスになります。
4 おしっこの間隔が2時間以上空く
オムツを替えてからこまめにチェックするとわかります。
5 抱っこして、ちょうだいなど自分の気持ちを伝えることができる
意思を伝えられるというのは大切です。
6 大人のマネができる
簡単なマネをしたがるのはトイレトレーニングをはじめるにあたって重要です。
全てを完璧にできなくてもかまいません。1~4までが出来ていればスムーズにトイレトレーニングが進みます。
トイレトレーニングはお家の方にも心構えが必要
お家の方にも余裕があることが大切です。
トイレトレーニングにじっくり付き合うだけの時間的、精神的余裕があるか、お子さんとの関係が安定しているかというのが重要です。
いやいや期に入ったばかりではトイレトレーニングをはじめてもうまくいくものではありません。また、トイレトレーニングは時間がかかることもあります。
ですからおうちのかたにも、時間的、精神的余裕がなくてはいけませんね。
また、他のママはトイレトレーニングについてどんな風に考えているか気になりますよね?こちらの動画では、ママ達がトイレトレーニングについてご自身の経験を元に話されていて参考になりますよ!
トイレトレーニングを始める季節はいつがいい?
トイレトレーニングに一番おすすめの季節は、薄着になってくる春から夏にはじめるのがおすすめです。
というのも、薄着になってくるとお子さんのズボンの脱ぎ着がしやすく、また失敗したとしても洗濯物がすぐ乾くというメリットがあります。
厚着になってくるともこもこして脱ぎ着しにくい上に、洗濯物も乾きにくいです。
ですから、スタートは春先ぐらいになるようにしてあげるといいですね。
私も実際に夏にスタートをしました。家にいるときはすこしぐらい肌着とトレーニングパンツでいても問題なかったので楽でしたよ。
トイレトレーニングを始める年齢は早い方がいい?遅くても平気?
早い人はだいたい1歳6か月ぐらいからトイレトレーニングをはじめるかたもいます。
ですが、早い年齢でスタートをすると時間がかかります。だいたい1歳6か月から2歳前後にはじめるとトイレトレーニングに約1年かかります。
約1年頑張ってじっくりトイレトレーニングをしたいという方には早く始めても問題はないですね。
また、オムツ代が少し節約できるかもしれないですね。
反対に3歳になるちょっと前に始めた場合は多くの場合、トイレトレーニングは10日ぐらいで終わるというメリットがあります。
しかし、この年齢までトイレトレーニングをまったくしないというのは不安になりますよね。
それと、どんどんおしっこの量が増えて、場合によってはオムツからはみ出てしまうことも多々あるかもしれません。洗濯物が大変かもしれませんね。
そもそもおしっこが出るしくみとは?
そもそもおしっこが出る仕組みとはどのようなものなのか知っていますか?
お子さんのトイレトレーニングをはじめる前にきちんとおしっこが出る仕組みを理解しておきましょう。そうすると、お母さんもイメージがしやすいですね。
おしっこが出る仕組み
おしっこは腎臓で作られます。
そしておしっこが溜まってくると膀胱におしっこが溜まってきたという情報が脳に伝わるので「おしっこがしたい」と感じるようになります。
その後、脳から「おしっこを出せ」という指令が膀胱に伝わりおしっこが出るという仕組みです。
赤ちゃんはこの機能がない
こういう仕組みでおしっこが出ることがわかりました。そうすると、どうして赤ちゃんはオムツをするのという疑問になりませんか?
実はこの仕組みは生後間もない赤ちゃんには備わっていないのです。赤ちゃんの膀胱はまだ発達していないので、膀胱におしっこをとどめることが難しいのです。
そのため意思とは関係なく、反射的におしっこが出ます。
実際にあかちゃんのおしっこってオムツをかえるときに思ったより少ないとか思ったりしたことありませんか?
それは膀胱に溜められないので一回に出ることが少ないからこそ、ちょっとのおしっこを何回かします。ですからオムツをしているのですね。
膀胱が成長してくるのは1歳ぐらいから
だいたい1歳ぐらいから子供自身で膀胱におしっこが溜まる感覚がわかると言われています。
この時期になるともしかしたらオムツを替えた時におしっこの量が増えたと感じる方もいると思います。
それはお子さんがおしっこを出す量が増えたたけではなくて、膀胱におしっこを溜められるようになったので1回に出る量が増えたのです。
ですから、ちょっとだけおむつ替えの感覚が空くようになったのではないでしょうか?
また2歳ぐらいになると「おしっこをしたい」という感覚が自分でもわかるようになり、おしっこをした後に親に教えられるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はトイレトレーニングいつからはじめるかという事についてお話しました。
トイレトレーニングをいつ始めるのかをお子さんの年齢だけで決めるのではなく、なによりもトイレトレーニングを始めるサインを見極めることがなによりも大切です。
そしてお子さんとお母さんの信頼関係が重要なのかもしれません。
お子さんのトイレトレーニングをいつから始めようと思っているか悩んでいるか方は是非、今回の記事を参考にしてみてくださいね。