修善寺というと、温泉地と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。修善寺は伊豆最古の温泉街であり、まるで昔にタイムスリップしたような趣のある風景が広がっています。
しかしながら、温泉しか楽しみ方がないと思っている方がほとんどなのではないでしょうか?
実はこの修善寺には、樹齢100年を越える古木や、樹齢30年ほどの若木を合わせて20種類、1000本もの紅白梅が植えられた修善寺梅林があります。
毎年2月初旬から3月中旬まで開催される「修善寺梅林 梅まつり」の期間中は、総面積30,000平方メートルの小高い丘陵地にたくさんの梅の花が咲き乱れるんです。
そこで、今回は「修善寺梅林 梅まつり2019」について、梅の見頃やアクセスの他、周辺のお勧め観光地3選もご紹介します。
目次
修善寺梅林の見頃屋開花状況は?
次の動画は伊豆市産業振興協議会が作成された修善寺梅林梅まつりの動画です。参考にしてみてください。
静岡県伊豆市にある修善寺は、紅葉の名所としても知られています。
そんな修善寺温泉の北側、修善寺虹の郷の近くの自然公園の一角にある修善寺梅林は、梅の名所としても名高い場所です。
修善寺梅林は、梅の木越しに富士山を眺めることができる珍しいスポットで、梅の花と富士山のコラボレーションが素敵です。
梅林の中には、岡本椅堂の「修禅寺物語碑」をはじめ、修善寺ゆかりの高浜虚子、尾崎紅葉、中村吉右衛門、市川左団次らの句碑6基も点在しています。
修善寺梅林の梅は、すでに1月中旬の時点で咲き始めている事がく、例年はだいたい1月から咲き始め、2月が最盛期となっています。
詳しい開花状況は、伊豆市観光協会修善寺支部のホームページ内新着情報から見ることができます。
他の梅林に比べると、最盛期でも比較的人が少なく、特に平日であれば、駐車場の空きがないという心配もなさそうです。
1月下旬頃から梅の花が咲き始め、最盛期の2月には、毎年梅まつりが開催されます。
修善寺梅林梅まつり2019の開催日程は?
修善寺梅林梅まつり2019開催期間
修善寺梅林梅まつりの開催期間は、2019年2月9日(土)~3月3日(日)です。
料金
入園料金は無料
駐車場は有料(普通車300円)
修善寺梅林のお勧めスポット
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駐車場から近い西梅林と、富士山ビュースポットがある東梅林に分かれていて、約20分かけて梅林を散策するコースもあります。
坂道が急だったり、芝生があったりするので、ベビーカーなどの利用は避け、滑らない靴で行ったほうが良いでしょう。
修善寺梅林の梅まつり2019のアクセス
所在地:静岡県伊豆市修善寺
車の場合
東名高速道路・沼津IC、新東名高速道路・長泉沼津ICより、伊豆縦貫道・伊豆中央道経由で約30分、修善寺ICより約10分、駐車場より徒歩約10分
電車の場合
新幹線・三島駅で乗り換え、伊豆箱根鉄道で約30分、修善寺駅下車後、バス3番線「虹の郷・戸田行き」で約20分、もみじ林前下車、徒歩約15分
修善寺梅まつり2019の屋台や出店は?
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梅まつりの開催中は、土産店や飲食店がたくさん出店しています。
串にさして焚火で焼いた、鮎の塩焼きや地元特産のしいたけもあり、梅まつりの名物としてとても人気があります。
双皎山荘という茶室もあり、抹茶やお汁粉を楽しむこともできます。
茶室情報
茶室、双皎山荘は金土日のみの営業で、11:00~14:00に利用でき、静寂の中に趣のある梅林として親しまれています。
露店市や地場産品の販売は10:00~15:00で行っています。
雨天時は休業の店舗もあります。
修善寺梅林周辺のお勧めスポット1 修禅寺
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正式な呼称を「福地山修禅萬安禅寺」といい、略して福地山修禅寺と呼んでいます。
読み方は同じですが、地名は修善寺、寺名は修禅寺です。
平安初期に空海が開創し、修善寺温泉の名前の由来になったと言われています。
源頼朝の弟の源範頼と、頼朝の息子で鎌倉幕府2代将軍の源頼家が幽閉され、殺害されたとしても知られていて、歴史ある場所です。
節分会や盆踊り、除夜の鐘など、季節ごとの行事も行われています。
また、毎週火曜日には坐禅会も無料で開催されているので、参加してみるのもいいでしょう。
修善寺梅林周辺のお勧めスポット2 修善寺温泉
修善寺温泉は、日本百名湯にも選ばれている、伊豆半島で最も歴史がある温泉です。
この地を訪れた弘法大師が桂川で病気の父親の体を洗う少年の姿に心を打たれて、独鈷杵を打ちつけて霊湯を湧き出させたのが始まりと言われています。
その父親の病気が治ったことから、この地方では温泉療法が広まったと言われています。
シンボル的存在の独鈷の湯は、無料で足湯が楽しめるようになっています。
修善寺温泉の桂川にかかる五つの橋には、それぞれ恋にまつわるご利益があると言われています。
桂橋、虎渓橋、渡月橋、楓橋、滝下橋の五つの橋に、子宝祈願、恋愛成就、良縁祈願、結婚祈願、夫婦円満のご利益があります。
願いをかけながら橋を渡ると想いが成就すると言われていて、特に女性に人気があります。
日枝神社には、夫婦杉という、一本のの杉の根元が二股に分かれていて、子宝杉とも呼ばれる、夫婦円満や子宝成就のご利益があると知られている杉もあります。
修善寺梅林周辺のお勧めスポット3 竹林の小径
竹林の小径は、温泉街の中心部を流れる桂川に沿っている遊歩道です。
茶処があり、昔懐かしい火の見櫓を見ることもできます。
竹林の中央には、大きな竹の円形ベンチがあり、ここに座ると、竹林を通る風を感じることができます。
小径内には「しゅぜんじ回廊」という無料のギャラリーがあり、ここでは修善寺の式の様子を写真で紹介しています。
日没後は23時までライトアップされるので、幻想的な散歩を楽しむこともできます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は修善寺梅林梅まつりと、その周辺の観光スポットについてお話ししました。
静岡県の梅林ならではの、富士山と梅のコラボレーションはぜひ見ていただきたい風景の一つです。
そして、美しい梅を見た後は、ゆっくりと温泉街を散策し、温泉に浸かるのもいいですね。
リフレッシュできること間違いなしです。
修善寺は歴史も深い場所なので、歴史好きな方はもちろんですが、そうでない方も、行ってみると興味を持つことができるかと思います。
ゆったりと流れる時間の中で、たっぷりと癒されてみてはいかがでしょうか。