宮城県仙台市で5月に毎年行われる青葉まつりは、地域内外から多くの人が集まりとても人気のある行事です。
その青葉祭りですが、東北にはもっと有名なお祭りが沢山あるし、大したことないのでは?と思った方、とんでもありません!青葉まつりは仙台市中心がほとんど会場になるような大規模なお祭りです。
そこで今回は「仙台・青葉祭り2019」の日程と見どころについて詳しくご紹介していきます。
東北のお祭りに行ったことある人もない人もぜひチェックしてみてください。
目次
仙台青葉祭り2019の日程はいつ?
仙台青葉祭りについては、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
青葉祭りの起源はなんと江戸時代に行われていた仙台祭まで遡ります。長い歴史があるのですね!
1655年から始まり毎年9月に東照宮(仙台市青葉区)のお祭りとして、盛大に行われていました。
そして明治時代になると、明治7年にできた伊達政宗公を祀る青葉神社(仙台市青葉区)の礼祭に変わり、政宗公の命日である5月24日に行われるようになりました。
特に明治18年の政宗公没後250年祭や、昭和10年の300年祭は盛大に行われました。
しかし当時、普及し始めていた電気の電線が巡行の障害となってしまい、祭りは明治32年に一度幕を閉じたのでした。
その後も1956(昭和31)年に祭りが復活したものの、交通事情により昭和40年に再び祭りは途絶えます。
今の仙台・青葉祭りは昭和60年の伊達政宗公没後350年を期に、長年途絶えていた青葉祭りを「市民がつくる市民の祭り」として復活させたものです。
そして仙台3大まつりの一つとして、仙台市民を始め、多くの人達に親しまれる祭りとして定着したのでした。
仙台青葉祭りのスケジュール
2019年の青葉祭りは5月18日(土)、19日(日)に行われます。
土曜日は「宵まつり」と呼ばれ、仙台すずめ踊りがメインとなり、日曜日の「本まつり」では祭りの華でもある「時代絵巻巡行」が行われます。
仙台青葉祭りのアクセス方法
開催場所:宮城県仙台市青葉区
会場:仙台市内中心部の市民広場、中央通り、定禅寺通り、青葉通りなど。
電車の場合
(1)JR仙台駅から徒歩15分くらい。
(2)仙台市地下鉄勾当台公園駅から徒歩1分くらい。
車の場合
東北自動車道仙台宮城ICより国道48号線経由で約10分程度。
仙台青葉祭りの駐車場は?
仙台青葉祭りの臨時駐車場はないので、有料駐車場を利用するようになります。
仙台青葉祭りの混雑・渋滞の回避方法は?
青葉祭りでは例年2日間で100万人の人出があると言われています。特に2日目本まつりの東二番丁通りが大混雑するとのこと。場所取りをしたい人は早めの行動を心がけましょうね。
行き方としては駅から会場は歩いてすぐなので、電車や地下鉄などの利用が便利そうですね。
車で行く方はかなり渋滞することを覚悟した方が良さそうです。仙台中心部なので駐車場は多いですが、すぐに満車になってしまいます。早めの時間に行って「空車」があればすぐに駐車してしまいましょう。
交通規制について
祭り期間になると至る所で交通規制となります。詳細は時期が近付いたら下記URL等で情報をチェックしましょうね。
http://www.aoba-matsuri.com/kikaku/archives/31/ 仙台・青葉まつり協賛会HP
仙台青葉祭りのみどころ1 仙台すずめ踊り
仙台のすずめ踊りは1603年に泉州や堺から釆ていた石工たちが、宴席で即興披露した踊りが始まりと言われています。
軽快なテンボと躍動感あふれる身振り、伊達家の家紋が「竹に雀」であったことと、はね踊る姿がまるで餌をついばむ雀の姿に似ていたことから「すずめ踊り」と名付けられました。
お囃子に合わせて扇子を大きく振り、飛び跳ねながら踊る姿は生演奏のお囃子や太鼓と相まって見ごたえ満点です。
1日目の宵まつりではいたるところで踊るすずめさんたちを見ることができます。
またもっとすごい仙台すずめ踊りが見たい!という人には、選抜された踊り手とお囃子手による「伊達の舞」がおすすめですよ。流石は選抜された方々です、とても芸術的な舞で観客達を魅了していきます。
そして何とすずめ踊りは誰でも気軽に参加できるのです。
宵まつりの昼頃にすずめ踊りを練習できる「飛び入り雀 祭雀連(とびいりすずめ まじゃらいん)」が行なわれ、はっぴの貸し出しやすずめメイクの体験が可能です。
そしてレッスンを受けた人はステージや定禅寺通の祭り会場で実際に踊って楽しむことが出来ます。見るだけじゃ物足りない!という方はぜひ参加してみてください。
仙台青葉祭りのみどころ2 伊達時代絵巻巡行
本祭りのメインイベントは何と言っても時代絵巻巡行です。「時代絵巻巡行」は甲冑に身を包んだ武者行列や伊達政宗を祀る神輿、豪華絢爛な11基の山鉾など総勢4,000人による壮大な練り歩きです。
正に時代絵巻から人物たちが飛び出したような臨場感に気分が高揚しますね。また定禅寺通と国分町通の交差点では火縄銃の演武も見せてくれるようです。とても迫力があるので人気の演目です。
他にも煌びやかな平安衣装をまとった稚児行列や子ども武者などとてもかわいい出演者たちもおり、癒されますね。
仙台青葉祭りのみどころ3 杜の市と伊達縁
「旬の食材を自分で調理し振る舞うのがおもてなしの心とする」という当代きっての美食家だった伊達政宗公の言葉を受け、おいしいものを楽しんでいただこうと地元の方々が市民広場に屋台を準備してくださったのが「杜の市」です。
こちらでは仙台名物やご当地グルメを色々と味わうことができます。
焼き鳥、唐揚げ、串焼き、寿司、ラーメン、ソーセージなど何十店もの出店があり、料理の種類も200種類以上あり、地ビールなどのお酒やジュースなど飲み物やスイーツなどもあります。
「伊達縁」は城下町を模した縁日屋台で、勾当台公園で開催されます。子どもに大人気の射的やお化け屋敷、餅つき体験や殺陣の演舞、紙芝居、忍者体験、人力車といった魅力的なイベントが沢山あります。
それ以外にも伝統工芸職人の技を体験できる職人屋台や甲冑武者やお姫さまの衣装が着ることができる時代屋などもあり、江戸時代にタイムスリップした気分になれますね。
まとめ
今回「仙台・青葉祭り」についてお話しました。仙台・青葉祭りでは古き伝統を尊びながらも、新しい時代に合わせて変化したお祭りの形がそこにあります。
仙台で伊達な文化を体験してみたい方や、少しでも興味が湧いた方はぜひ参考にしてみてください。