あなたは今、遠方より親戚が来るので、料理でもてなしたいと考えていませんか?
また、和食でもてなしたいという方もおられる事かと思います。
どうすれば、簡単な和食のもてなし料理が作れるのか?
そこで今回は、和食で大人数をもてなしたい人の為に、簡単でかつ量が作れる和食の料理をお伝えします。
目次
素材の旨みをいかした簡単な和食のもてなし料理とは?
和食のもてなし料理について、素材の旨みをいかした簡単な和食のもてなし料理を作るには、大きく分けると3つの方法があります。
1つ目は鶏肉の長ネギ甘だれ、2つ目は筑前煮、3つ目はきのこのホイル焼きです。
一つ一つ具体的に見ていきましょう。
鶏肉の長ネギ甘だれ
長ネギを使った甘だれが、鶏肉の美味しさを際立てます。
手間をかけずに、手早く量を作れることがこの料理の特徴です。
酒とみりんが、鶏肉のクセをなくし旨みを引き立てています。
(材料)
- 鶏のモモ肉 10枚
- 長ネギ4パック
- しょうゆ500cc
- 酒250cc
- みりん250cc
(作り方)
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長ネギを粗みじん切りにします。
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ボウルに長ネギ、しょうゆ、酒、みりんを混ぜ合わせしばらく寝かせます。
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鶏肉はひと口大に切り分け、出来るだけ均等な大きさにそろえるようにします。
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大きさをそろえることで、鶏肉に火のはいる時間を均等にします。
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フライパンにオリーブオイルをいれ、弱火で皮の面から焼いていきます。
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裏面も焼き、しっかりと火が通ったらいったん取り出して、フライパンに残る余分な油を取り除きます。
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フライパンに鶏肉を戻し、長ネギ甘だれと絡ませながら弱火で焼いていきます。
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焦げやすので、こまめに片面づつ焼いて中身に赤い部分を残さないようにしましょう。
筑前煮
煮物でありながら、日持ちするのが強みの料理です。
一度にたくさんの野菜を取ることができ、しょうゆの香りと甘みがさらに食欲をそそります。
こちらのレシピは、古くからある作り方なのでぜひ覚えてみてください。
(材料)
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- 鶏肉1枚
- 干し椎茸5枚
- こんにゃく1枚
- ごぼう1本
- れんこん300g
- にんじん小1本
- 里芋400g
- 絹さや7枚
- サラダ油適量
- しょうゆ 大さじ5
- 酒 大さじ4
- みりん 大さじ4
(作り方)
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干し椎茸は、かぶるくらいの水に浸けて戻します。
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里芋は皮をむいて半分にします。
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里芋は、水から火にかけて3分くらい茹でてからざるにあげておきます。
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こんにゃくは、手でちぎり味の染み込みを早くさせるようにします。
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こんにゃくも、塩もみしてから3分ほど茹でてざるにあげます。
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れんこんとごぼうは、乱切りにしてアクを抜き水にさらします。
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にんじんは、小さめの乱切りにします。
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戻った椎茸は半分にします。戻し汁は、ゴミを取り除き150ccほどとっておきます。
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鶏肉は、余分な皮や脂を切り落としひと口大に切ります。
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鍋にサラダ油をいれ、鶏肉を軽く炒めていきます。
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れんこん、ごぼう、にんじん、こんにゃくを加えさらに炒めます。
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油がまわり火が軽く通ったら、里芋と椎茸を加え戻し汁を150ccほどいれていきます。
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軽く沸いてきたら、しょうゆ、酒、みりんをいれ混ぜ合わせます。
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落し蓋をして、中火で10分ほど煮ます。そのとき、落し蓋の上を煮汁がまわる程度が目安です。
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落し蓋を取りつつ、アク取りを数回します。
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煮汁がなくなりだすので、鍋を振りながら照りが出るまで煮詰めます。
きのこのホイル焼き
ホイルを開けたときの、しょうゆとバターの香りが食欲をそそります。
きのことバターの相性はよく、きのこをしっとりと仕上げてくれます。
また、魚介類を加えることで、味の変化も楽しめる一品です。
(材料)
- きのこ類 一人当たり150gほどを目安にします
- バター 一人当たり10gほどを目安にします
- レモンやすだち 適量
- しょうゆ 適量
(作り方)
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きのこ類の石づきを切り落としたりして、染み込みやすいように手で裂くようにします。
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アルミホイルを用意して、中央にきのこ類を並べてその上にバターをのせていきます。
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アルミホイルは、軽く丸めて包み込むようにします。
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フライパンに、きのこを包んだホイルを並べて、蓋をしたあとに弱めの中火で火にかけます。
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中火で3分ほど加熱してから、いったん弱火に落とし7分ほどを目安に加熱します。
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火の通りを確認したら、しょうゆをかけて柑橘類を添えます。
合わせダレをいかした簡単な和食のもてなし料理とは?
和食のもてなし料理について、合わせダレをいかした簡単な和食のもてなし料理を作るには、大きく分けると3つの方法があります。
1つ目はわけぎといかのぬた和え、2つ目はなめこのみぞれ和え、3つ目は炒り豆腐です。
一つ一つ具体的に見ていきましょう。
わけぎといかのぬた和え
ぬた和えは、そのままでも美味しく食べれる一品です。
魚や肉を加えることで、食感の違いと旨みの変化も楽しめます。
定番のわけぎを使いますが、下処理にコツがあるのでぜひ覚えてみてください。
(材料)
- わけぎ1束
- 刺身用のイカ150g
- みそ 大さじ2
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
(作り方)
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わけぎを茹でていきますが、ポイントを見ていきましょう。
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わけぎの茹で方とぬめり取りは大切な下処理です。
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わけぎを洗い根を切り落とします。
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鍋にお湯を沸かして塩を少量加えます。
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根元の部分を30秒ほど先に茹でます。
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そのあと、全体をお湯につけて茹でていきます。
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これで、火の通りが均一になります。
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茹で上がったわけぎは、水に落とさずザルに上げます。
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そのまま、うちわなどで冷ましていきます。
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残り湯は、イカを茹でるのに使うようにしましょう。
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粗熱がとれたら、わけぎのぬめりを取っていきます。
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まな板において、根元から先に向かって包丁の背でしごくようにします。
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このとき、僅かにぬめりを残すのが美味しく仕上げるコツです。
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あとは、等分に切りわけていきます。
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ボウルにみそ、酢、砂糖をいれ混ぜ合せます。
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イカは、残り湯を使って適度な大きさに切ったものを茹でます。
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わけぎと粗熱をとったイカをいれ、さらに混ぜ合わせていきます。
なめこのみぞれ和え
シンプルな料理ですが、なめこと大根おろしの組み合わせが絶妙な食感を感じさせます。
単品として使われることの多い食材ですが、それぞれの美味しさがあるからこその一品です。
大根の葉っぱを使うのが、この料理の美味しさのポイントです。
(材料)
- なめこ1パック
- 大根250g
- 大根やかぶの葉適量
- しょうゆ適量
(作り方)
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大根の葉は、適度な大きさに切ります。
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大根の葉の他に、三つ葉、刻みネギ、モロヘイヤ、小松菜、ほうれん草などを加えて彩りよく量を増やすこともできます。
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大根おろしを作ります。ある程度水気を絞りますが、ポタポタと汁気が落ちるくらいを目安にしてください。
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鍋に湯を沸かして、大根の葉を2分ほど茹でます。大根と合わせて使うので、なるべく食感の差をなくすようにします。
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大根の葉を茹でているときに、ザルにほぐしたなめこも一緒に茹でます。
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なめこは、水につけずに水気を切るようにします。
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大根の葉は、氷水にとり色飛びしないようにします。
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ボウルに粗熱のとれたなめこ、大根おろし、大根の葉を混ぜ合わします。
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しょうゆは、食べる直前にかけると香りもいきてきます。
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暑い時期は、柑橘系の皮をすりおろすと清涼感を付け加えることができます。
炒り豆腐
和食の定番で、ごはんのおかずにおススメです。
干し椎茸の旨みが、奥の深い味に仕上げます。
子どもにも人気のおかずなので、大人数のときの一品としても最適です。
(材料)
- 木綿豆腐 1丁
- 鶏肉 100g
- にんじん 小1本
- 干し椎茸 2個
- 卵 1個
- 青ネギ 1本
- ごま油 適量
- 薄口しょうゆ 大さじ5
- みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 干し椎茸のもどし汁 大さじ2
(作り方)
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鶏肉は、皮ごと小さめの角切りにします。鶏ひき肉でも代用はききますが、鶏もも肉のほうが食べごたえがあります。
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にんじんは、千切りにしておきます。
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干し椎茸は、戻してから軸をとり薄切りにします。残った戻し汁は、味付けに使うので残しておきましょう。
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青ネギは、小口切りにしますが最後に加えるようにします。
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豆腐の下ごしらえをしていきます。
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鍋に湯を沸かして、塩を少々いれます。豆腐は、手で崩しながら2分ほどしっかりと茹でます。これは、豆腐の水分を抜く目的と食感をよくするための下ごしらえです。
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茹でた豆腐は、キッチンペーパーのうえにあげ、粗熱がとれたら軽くしぼります。
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鍋にごま油をいれ、鶏肉とにんじんを炒めていきます。
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肉の色が変わりだしたら、干し椎茸を加え全体を炒めながら塩とこしょうで下味をつけます。
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豆腐を加え、ヘラなどでつぶしながら炒めます。
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全体にごま油がまわりだしたら、醤油、みりん、砂糖、干し椎茸のもどし汁を加え中火で汁気を飛ばしていきます。
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煮汁がなくなれば、溶いた卵を加えます。そのとき、強火にして流し入れるようにしていきます。
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卵が固まりだしたら弱火にして、青ネギを加え軽く混ぜ合わせます。
シンプルな味付けをいかした和食のもてなし料理とは?
和食のもてなし料理について、シンプルな味付けをいかした和食のもてなし料理を作るには、大きく分けると3つの方法があります。
1つ目はあさりの酒蒸し、2つ目はみょうがの肉巻き、3つ目は出汁のいらないいなり寿司です。
一つ一つ具体的に見ていきましょう。
あさりの酒蒸し
シンプルにあさりの旨みを味わう料理です。
酒との相性は抜群で、手のとまらない美味しさです。
三つ葉やネギなどの青みを加えることで、彩りもよくあっさりと食べられます。
(材料)
- あさり 400g
- 白ネギ 1本
- 三つ葉 1束
- 酒 大さじ5
(作り方)
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事前に、あさりの砂抜きをしておきます。海水くらいの塩水にいれて、数時間ほど冷蔵庫で砂出しをします。
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白ネギは斜め薄切りにします。
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三つ葉は、大きめに切りわけます。
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鍋に白ネギを広げて並べ、その上にあさりをおいてから酒を加えていきます。
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蓋をして、中火で酒が沸騰したら弱火にします。
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あさりの口がひらいたら出来上がりです。
みょうがの肉巻き
塩とこしょうでシンプルに食べる料理ですが、みょうがの風味を楽しむことができます。
お好みで醤油をつけたり、ポン酢、レモンなどを使うことで味の変化も楽しめます。
アスパラの肉巻きと違い、醤油ベースで煮詰めたりしないので、加熱時間を短くしてみょうがの食感を残すのがポイントです。
(材料)
- みょうが 4個
- 豚ロース肉 10枚ほど
- しょうゆやポン酢など 適量
- レモン 適量
(作り方)
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豚ロースを広げて、切り分けたみょうがを巻いていきます。
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全体に、塩とこしょうで下味をつけます。
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フライパンを熱して、巻き終わりを下にして焼いていきます。このとき、くっつくようでしたら油を使いますが基本はそのまま焼きます。
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弱火でしっかりと焼き目をつければ出来上がりです。
出汁のいらないいなり寿司
出汁なしの少し甘めに仕上げるいなり寿司です。
素朴な味ですが、ついつい箸がのびてしまう一品です。
子どもも食べやすい、シンプルな味つけです。
(材料)
- 油あげ 8枚
- 米 500g
- 白炒りごま 小さじ2
- 水 250ml
- 砂糖 大さじ5
- しょうゆ 大さじ3
- 米酢(すし酢)大さじ2
- 砂糖(すし酢)小さじ2
- 塩 (すし酢)少々
(作り方)
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油あげは正方形のものを用意し、横か斜めに切り分けます。
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切った油あげは、切り口から親指をいれるようにして広げます。
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今回の、出汁のいらないいなり寿司はここからがポイントです。
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油あげは、油を少し残すことがコクと旨みになります。油あげをザルに入れて、熱湯で湯通ししてから水に落とします。
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水気をしぼった油あげを、鍋に均一に並べて煮ていくようにします。
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鍋に水、砂糖、醤油を加えます。
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落し蓋をして、中火にかけ沸いたら弱火に落とします。だいたい12分くらいが目安です。
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鍋底にうっすら煮汁が残るていどになるので、鍋ごと冷まして粗熱を取ります。
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すし酢は、材料のところの調味料でもいいですが、市販のものでも十分油あげの美味しさを味わえます。
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温かいご飯にすし酢を混ぜて、油あげにつめれば出来上がりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、簡単な和食のもてなし料理という事についてお話しました。
簡単に量が作れる和食の料理を解決するには、まずは素材の旨みをいかした簡単な和食のもてなし料理をしましょうという事です。そして次に、合わせダレをいかした簡単な和食のもてなし料理、シンプルな味付けをいかした和食のもてなし料理をする事が大切です。
そうする事で、大人数で食卓を囲んでも、簡単に量が作れる和食の料理ができます。
料理でもてなしたい人、しかも和食でもてなしたい人は、是非試してみて下さいね。今回の記事を参考にしてみて下さいね。
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