毎日気をつけているつもりでも、なぜか水垢や汚れがついてしまう水回り。
特に毎日使うキッチンでは、シンクに残る水垢が気になりますよね。
しかも、洗剤やスポンジでこすってもなかなか落ちなくて、もうお手上げ!なんて方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ではどうすれば清潔で美しいシンクを維持することができるのでしょうか?
そこで今回は、シンクにこびりつく水垢に困っている方のために、キッチンのシンクを簡単にキレイに保つ方法をお伝えします。
目次
シンクに水垢ができる原因は?
キッチンのシンクは本当に水垢が残りやすいですし、毎日使う場所なだけにとっても気になりますよね。そもそも、ぜ水垢はできてしまうのでしょうか。
この水垢の主な原因は、水道水に含まれるミネラル成分(マグネシウムやカルシウムなど)が乾燥してしまうことにあります。
キッチンを使うと水道水を使いますよね。そのときに周りに飛び散った水分はそのうち蒸発してなくなりますが、その水分に含まれていたミネラル成分はその場にとどまってしまうのです。
これがまさに、水垢の正体です。
毎日キッチンを使う限り、この水垢との戦いは切っても切れない関係にあるわけです。
シンクの水垢をクエン酸を使った落とし方とは?
では、簡単に水垢を落とす方法はないのでしょうか?
水垢はミネラル成分の固まりでした。実はこのミネラル成分が「アルカリ性」の性質をもっています。
ということは、「酸性」の性質をもつもので掃除をすれば、水垢は落ちます。中学校理科で学習した、「中和」を用いるわけですね!
そう考えたときに身近にある酸性の洗剤といえば、そう!「クエン酸」です!
身近にないよ!という方は、今はドラッグストアーや100均でも簡単に手に入りますので、ぜひ探してみてください。この「クエン酸」、本当に優秀なんですよ。
ではどうやって水垢の掃除に使うのか、解説していきたいと思います。なお、今回の記事は「ステンレス製」のキッチンを想定して書かれています。
以下の内容をお試しの際は、ご自宅のキッチンのメーカーや特性をよくお調べの上、実践してみてくださいね!
シンクの水垢の落とし方については、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、参考までにご覧ください。
さて、動画を参考までにご覧頂いたところで、クエン酸水を使って水垢を落とす方法には、大きく分けて3つあります。いずれの方法でもクエン酸水が活躍します。
クエン酸水の作り方
・水200mlに対して、クエン酸小さじ1(5g)を混ぜます。頑固な汚れなら小さじ2にしてもOK♪
・スプレーボトルに入れて振ると、作りやすいですし、すぐに使えますよ。
クエン酸水を使った掃除方法 1
汚れに直接クエン酸水をスプレーする方法です。スプレーして少し時間をおき、スポンジなどで軽くこすると水垢が落ちるはずです。
できてすぐの水垢なら、この方法で簡単にとれるでしょう。
クエン酸水を使った掃除方法 2
クエン酸水をスプレーしてパックする方法です。一般的に「湿布法」などと呼ばれています。
やり方は、水垢部分にキッチンペーパーなどをあて、方法1と同じようにクエン酸水をスプレーしていきます。
このときに水垢部分がしっかりクエン酸水に浸るようにするのがポイントです。
その状態で30分以上放置してから、水垢部分をスポンジでこすります。クエン酸水に浸すのに使用したキッチンペーパーを使ってもいいですね。
ちなみに、放置する時間は水垢の状態によって調節してくださいね!
この方法だと、水垢部分にグッとクエン酸水が染み込むので、水垢が落ちやすくなるのです。
さらにキッチンペーパーの上からラップをしておけば、スプレーしたクエン酸水が蒸発してしまうのを防ぐことができるので、よりクエン酸が力を発揮してくれます!
クエン酸を使ったシンクの掃除方法はこちらの記事も役立ちます。
クエン酸水を使った掃除方法 3
クエン酸を水垢に直接ふりかける方法です。時間が経ってカチカチに固まってしまったしつこい水垢には、この方法が適しています。
また水栓の根元など、細かい部分の水垢にも有効です。このときに古歯ブラシがあると、細かい部分もこすりやすくなるので、役に立ってくれるはずです。
いずれの方法も、水垢がとれたらクエン酸水を水で流して、最後に水気をしっかりと拭き上げることが大切なポイントです。
以下の動画は、クエン酸水を使ってお風呂場の鏡や蛇口の水垢の落とし方について、その様子を解説している動画ですが、参考までにご覧ください。
クエン酸を使っても落ちないという方は、次の記事を参考にしてみてください。
シンクの水垢をメラミンスポンジを使って落とす方法とは?
ここまで「クエン酸」による、水垢の撃退法について解説してきましたが、もっと他の方法はないのでしょうか?
クエン酸を使う方法はとっても有効ですが、そもそもクエン酸水を作るのがめんどくさい!という方もいらっしゃいますよね。
うんうん、できるだけ工程は少ない方が楽ちんですよね!わかります。
そんな方には「メラミンスポンジ」を使った水垢撃退法を紹介したいと思います!
シンク等のステンレスに付いた水垢などの軽い汚れはメラミンスポンジが1番取れます。
左側はメラミンスポンジで磨いたところで、右は何もしてません。
ぜひお試しください♪#お掃除マイスター #お掃除アドバイザー #水回り#掃除 pic.twitter.com/UNG9gJDLOO— お掃除マイスター☆虎ノ門ソイ子 (@soiko_meister) 2018年10月26日
メラミンスポンジは、洗剤を使わなくてもステンレスや琺瑯(ホーロー)などをキレイにしてくれるスポンジです。
使っていくうちにスポンジ自体が小さくなっていくのですが、これは使ったものの表面を研磨して汚れを削り落としているからです。
つまり素材によっては使えないのですが、ステンレス製のキッチンではその威力を十分に発揮してくれるのです!
使い方は簡単。メラミンスポンジに水分を含ませて、汚れや水垢部分を軽くこするだけです。
それだけで先にお伝えした通り、汚れも水垢もどんどん削り落としてくれるというわけです。このメラミンスポンジも、ドラッグストアーや100均で手に入ります。
キッチンに常備しておけば、水垢が気になったときに、さっと掃除することができますね!
ただ光沢のあるスレンレス製のシンクや人工大理石でできたシンクの場合、素材を傷つけてしまうこともあるようなので、使うときにはキッチンのメーカーや特性をよく調べてからご使用ください。
シンクの水垢をダイヤモンドパッドを使って落とす方法とは?
メラミンスポンジと同様に使えるアイテムとしてさらにもう一つ、物理的に水垢を落とすことができるアイテムをご紹介します。
それが「ダイヤモンドパッド」です。
ダイヤモンドパッドとはその名の通り、スポンジの表面に人工ダイヤモンドでできた研磨剤をつけた、固いスポンジのようなアイテムです。
聞き慣れない方も多いかもしれませんが、こちらもホームセンターや100均で手に入ります。(100均すごいなぁ…)
以下の動画は実際に100均のダイヤモンドパッドを使ってお風呂場の鏡を磨かれていますが、ダイヤモンドパッドを使用する際の参考までにご覧ください。
使い方もメラミンスポンジと同じで、気になる水垢部分をこするだけ!簡単ですね。
ただこのダイヤモンドパッド、汚れや水垢を削り落とす力がかなり強いので、こする力の加減が重要になってきます。
あまり強い力でこすり続けてしまうと、シンク自体を傷つけてしまうので注意が必要です。
オススメは、水栓の元についてしまいカチカチになってしまった水垢を落としたいときに使うこと!
シンクの中というよりは、細かい部分の水垢汚れに適したアイテムといえます。
頑固なシンクの水垢を落とす方法とは?
ここまで紹介してきたクエン酸、メラミンスポンジ、ダイヤモンドパッド、この3つを試しても水垢がとれない場合、一体どうしたらよいのでしょう。
できれば容易に手に入るアイテムで、簡単な方法で掃除したいですよね。
そこで試したいのが、クレンザーです。
クレンザーにはクリームタイプや粉末タイプ、ペーストタイプなどがありますが、クリームタイプが比較的安価で手に入りますし、キッチンの水垢掃除には向いています。
シンクが新品みたいに…!!
クリームクレンザー最高・:*+.\(( °ω° ))/.:+ pic.twitter.com/mVLpwTwQj0— たこ (@yumixharu829) 2018年1月28日
そもそもクレンザーとは、研磨作用がある細かい粒子が含まれた洗剤のことです。ですので洗剤と同じように、シンクに適量垂らして使うことができます。
このときに、スポンジに直接クレンザーをつけるのではなく、シンクにつけることがポイントです。
なぜなら、スポンジに直接つけてしまうとクレンザーがスポンジに吸収されてしまい、研磨材がうまくはたらかなくなるからです。
クレンザーに含まれる研磨材の力を最大限発揮させるために、シンクにつけるのですね。ということは、そもそもスポンジを使わない、という方法もアリです。
例えばシンクにクレンザーを垂らし、くしゃくしゃにしたラップでこすり洗いをするのも一つの手です。
いずれの場合も、円を描くようにくるくるとこすり洗いをすると、水垢がするする落ちていきます。
最後に水でキレイにクレンザーを流して、布巾でしっかり拭き上げることがポイントです。
またこれは最終手段かもしれませんが、何をしても落ちない頑固な水垢をどうにかしたいときは、水回り専門のプロのお掃除屋さんに依頼する、というのも一つの方法です。
ユニリーバ クリームクレンザー ジフ レモン 270ml キッチン用
シンク以外の水垢の落とし方は、こちらの記事が参考になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「シンクについた水垢を落とす方法」についてお話しました。
シンクに水垢がついてしまったら、できるだけ早い段階で掃除をするのが第一といえます。気がついたらすぐに対処する、というのが結局一番楽な方法なのです。
しかし、既に水垢がこびりついてしまっている場合は、クエン酸やメラミンスポンジ、ダイヤモンドパッドなどを使い、水垢の状態に応じて対処していくことが重要です。
場合によってはクレンザーを使ったり、専門の業者さんにお願いする、ということも必要になるかもしれませんね。
これらのことを実践していけば、あなたのお家のキッチンはいつもピカピカで清潔に保たれることでしょう!
キッチンのシンクの水垢にお悩みの方は、今回の記事を参考にして是非実践してみてくださいね!