フェルメール展大阪2019では、寡作の画家として知られるフェルメールの有名な作品を見ることができることで人気です。
そんな『フェルメール展大阪2019』ですが、一見ボーっと美術作品をただ眺めてそれで終わりなだけでは?という人も少なくないのではないでしょうか。
実は、美術やフェルメールについて詳しくない人であっても楽しむことができるようにナビゲーターが用意されています。
その音声ガイドは石原さとみが務めるため、心地よいナレーションをもとに楽しむことが出来るのです。
そこで今回は、『フェルメール展大阪2019』を楽しむために、日程と混雑回避方法、アクセス方法や見所などをお伝えします。
目次
フェルメール展大阪2019の日程は?
フェルメールとは、オランダの画家で、バロック期(16世紀から17世紀)を代表する画家の一人です。
写真を見ているかのように、リアリティのある繊細な手法と、空間の作り方が優れており、光を使って優れた質感を表現する事に長けている画家です。
本名は、ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフトで、通称フェルメールとして知られています。
フェルメールの書いた絵画は、1枚あたり億単位の値がつくものもあり、それほど希少価値が高い作品ばかりです。
そんなフェルメールの作品がなんと、大阪にやってくるわけです。
フェルメール展大阪では日本初公開となる「取り持ち女」などの6点が集結します。
今回のフェルメール展は西日本最大規模の展覧会になります。
展覧会の音声ガイドのナビゲーターは石原さとみが大阪展のみでナビゲーションをしていただけます。
大人気の一流女優の声で展覧会を見ることが出来るのは今回が最初で最後になるかもしれませんね。
開催期間
開催日時は2019年2月16日(土)~5月12日(日)。
営業時間は9時30分~17時
休館日は2月18日(月)、2月25日(月)、3月4日(月)、3月11日(月)、3月18日(月)
※災害などにより臨時で休館となる場合があります。
入場料
料金は一般が1800円で大学・高校生は1500円となります。
中学生以下、障碍者手帳をお持ちの方は無料です。
アクセス
・会場場所は大阪市立美術館。
住所は大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82
電車で行く場合
御堂筋線、谷町線、JR天王寺駅、近鉄大阪阿倍野駅が最寄り駅です。
車で行く場合
天王寺公園の「公園地下駐車場」の北1番出口から地上に上がり、遊歩道を右(西)へ進みます。
駐車場
専用駐車場がないため、天王寺公園地下駐車場を利用していただけます。
混雑を避けるためには近くの駐車場をあらかじめ、予約して確保しておくと待たなくてすみますよ。
こちらのサイトを利用すると非常に便利です。事前に会場近くの駐車場を予約して取っておくことができます。
フェルメール展大阪2019の割引券やクーポン券の入手方法
割引券やクーポン券の入手方法は、2018年11月16日(金)10時~2019年2月15日(金)23時59分までが前売り券の発売で、一般は1600円、大学・高校生は1300円になります。
前売り券はこちらで購入可能です。チケットぴあ
クーポンサイトで検索する
クーポンサイトで割引券があるかどうかを調べるとという手もあります。
次にご紹介するサイトだと、テーマパークが最大75%割引のクーポンがあるので、一見の価値はありです。
無料で登録ができるので、気軽にクーポンを使って、お得に水族館を利用する事が出来るのが魅力です。
退会も自由なので、無料で体験してみて、やっぱり使わないと思ったら解約するのもありでしょう。
テーマパークが最大75%OFFのクーポンサイト「みんなの優待」※フェルメール展のチケットが必ずしもみつかるとは限りませんのでご注意ください。
フェルメール展大阪2019の混雑は?
2000年の「フェルメールとその時代」以来の開催で、西日本最大規模の開催となりますので、基本的に混雑することは予想されます。
東京都の上の森美術館でのフェルメール展も参考に、混雑を避けるにはどうすればよいかを記載していきます。
まずは休日や祝日を避け、平日を狙う事です。
フェルメール展に限らず、土日祝などの週末はどうしても来客が多くなります。
ですので、少しでもゆっくりと見たい場合は平日にしましょう。他には夕方以降の時間を狙う事です。
平日に行く場合は混雑が少ないですが、行くことができない方も多いと思います。
土日祝はゆっくり見たい人や、デート、家族連れの方もたくさん来られます。ですので、チケットは早い時間から売れていきます。
そのため夕方以降の時間帯は比較的狙い目になりますのでとてもお勧めになります。
フェルメール展大阪2019の見所6選
フェルメール展の見所1 手紙を書く女
ヨハネス・フェルメール『手紙を書く女』ワシントン・ナショナル・ギャラリー
上野の森美術館・フェルメール展、いよいよ明日2019年2月3日(日)まで
(2019年2月16日(土)~大阪市立美術館へ巡回予定) pic.twitter.com/RRijjsXQ6c— 美術ファン@世界の名画 (@bijutsufan) 2019年2月2日
17世紀のオランダでは郵便制度の発達で、手紙のやり取りが盛んに行われていました。
毛皮付きの黄色い上着姿の女性が机に向かい羽ペンを動かしています。
ふと、筆を休めた女性は、絵の前に立つ私達を見つめるようにこちらに顔を向けています。
優しく微笑む女性の耳元の真珠のイヤリングに光の粒が輝いていました。
見所はフェルメールが当時の人々が憧れていた、親しむ手紙を書く女性を描いており、美しい女性を描いていますので、歴史的背景を含めて時代を感じることができます。
フェルメール展の見所2 取り持ち女
「フェルメール展」に日本初公開となる「取り持ち女」がやって来ました。https://t.co/u7m0MDoET3 見どころを簡単に書いてみました。上野の森美術館「フェルメール展」もいよいよ2月3日までです。2月16日から5月12日まで大阪市立美術館へ一部作品を変え巡回します。 #フェルメール pic.twitter.com/565XVdGnSq
— Tak(たけ) @『いちばんやさしい美術鑑賞』 (@taktwi) 2019年1月11日
フェルメール初期作の一つで、日本初公開の作品です。
今までは宗教画や物語画に取り組んでいたフェルメールが初めて描いた風俗画となります。
「法蕩息子」はキリストが説いた話であり、この絵画を発端に娼家を舞台にする絵が数多く作られました。
その時流の中でフェルメールも書き上げた作品の一つとなります。
女性はお客から金貨を受け取るところであり、表情や手の動きなど、後にフェルメールが確立していく表現があちらこちらに散見されています。
フェルメール展の見所3 恋文
「フェルメール展」が大阪市立美術館へ巡回。後期の代表作《恋文》の展示も(2月16日~5月12日)https://t.co/nCytZSGFG4 pic.twitter.com/N5QAQLheQq
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) 2019年1月25日
部屋の手前から中を覗き込むように描かれている。
女主人がリュートを膝に乗せ、手紙を受け取る姿が見られます。
彼女が恋愛にのめり込んでいる様子を、楽器や散らばったスリッパ、箒などが作品内に描かれています。
お手伝いの女性と女主人は見つめ合い、意味ありげな笑みを見せており、仲睦まじい姿を表しています。
物語性がとても高く、構図がしっかりとしていることから素晴らしい作品です。
この作品は一度盗難されてしまいますが、すぐに発見され美術館に戻されたという経緯ももっています。
フェルメール展の見所4 手紙を書く夫人と召使い
これも前に書いたかもしれないが、「手紙を書く婦人と召使」が大好きな理由は、おそらく物語性の豊かさがダントツだからだと思う。謎めいていて、絵の向こうに様々な物語が見える。夫人は誰に何の手紙を書いているのか? 召使いの笑みの意味は? 後ろの絵とはどんな関係が? pic.twitter.com/BPSmEilmBt
— ぼのぼの (@masato009) 2018年10月7日
この絵画はフェルメールが後期に描く最も独創的な作品の一つになります。
召使いの女性が窓の外を眺めている間に女主人が手紙を書いています。
床にはやり取りで使われていたであろう赤い封印やスティック状のシーリングワックスなどが散乱しています。
とてもレベルの高い芸術的な作品で、寡黙で動きの少なさからミステリアスな雰囲気を醸し出していました。
フェルメール展の見所5 マルタとマリア家のキリスト
『マルタとマリアの家のキリスト』1655年頃 フェルメール Christ in the House of Martha and Mary, Vermeer pic.twitter.com/Qxv7ivH0yX
— キリスト教絵画bot (@religious_bot) 2019年1月29日
現存しているフェルメール作品の中で、最も大きく、最初期の作品の一つです。
キリストが家事を心配するマルタをよそに、座ってキリストから教えを聞こうとするマリアを讃えているのです。
光と影のつけ方や、人物の特徴、厚く絵具ののせる筆はフェルメールにとって珍しい作品です。
大きなサイズや主題から、おそらく特別な依頼によって作られた作品ではないかと推測されております。
フェルメール展の見所6 リュートを調弦する女
「リュートを調弦する女」保存状態が悪く、絵の具が剥落してるところがある(テーブルクロスのとことか)。嗚呼、完成当初の絵を見てみたい…#フェルメール展 pic.twitter.com/vFiDLKWQaO
— Yusuke*fam/ 林檎班會員兼SR猫柳本線ポケット会員 (@ysk_shrimp) 2019年1月14日
薄暗い部屋に座っている女性がリュートを抱え、弦を引きならしています。
遠く窓の方に視線を向ける様子は見るものが様々な想像力をすることができます。
窓越しに何を見つめているのか、耳を澄まして音を聞くことに集中しているのか、どのようにも考えることができます。
机上には楽譜が重ねられ、壁には愛する人が遠い彼方にいることを示唆するような地図が描かれています。
まとめ
以上、フェルメール展大阪2019についてまとめてまいりました。
数々の名作が関西初上陸し、最大規模で繰り広げられるフェルメール展。
日頃絵画を見ることがない人でも、作品を見ることで、その作品の思いを感じることができ、その時代の情勢も感じることができるはずです。
音声ガイドでも石原さとみが素晴らしい解説をしてくれますので、一度足を運んでみてください。