赤ちゃんの後追いの意味と理由。イライラを解決する6つの方法

乳児の後追い

「お母さん」という存在がわかってくると、ほとんどの赤ちゃんが後追いをするようになります。

少しでもお母さんが見えなくなったり離れたりすると泣かれ、さらには追いかけてくるため、家事はもちろんのこと、トイレにすら行けなくなりますよね。

そうなると、お母さんは、家事と一緒にストレスも溜まっていきやすくなります。

そこで、ここでは赤ちゃんの後追いはいつからなのか、なぜ後追いをするのか、どう対処すべきかを詳しく紹介していきます。

後追いの意味と理由

赤ちゃんの後追いを、「少し面倒」「離れたところに行けなくて嫌だな」などと思っていませんか?

後追いは、「ママ大好き」という赤ちゃんからお母さんへの愛情表現なのです。

ほとんどの赤ちゃんが同じくらいの時期に後追いを始め、同じくらいの時期に終えます。

しかし、なぜ後追いをするのでしょうか?

それは、お母さんへの「絶対的な信頼」があるからです。『お母さんは自分から離れない』という信頼から、少しでも離れると不安になり、探し回ったり大泣きしたりします。赤ちゃんは、すぐ戻ってくるということが、まだわからないのです。

離れるたびに、「ちょっと待っていてね」「すぐ戻るからね」など繰り返し声をかけてあげましょう。理解できていなくても、自然と分かるようになっていきます。

赤ちゃんが大泣きしてしまったら、「ママはここにいるよ」と優しく抱きしめてあげるといいですね。赤ちゃんを安心させてあげることで、後追いが長引いてしまうのを防ぐことができます。

母子二人きりの生活が続いたり、お母さんからの愛が足りなかったりすると、後追いが長引いてしまうのです。後追いを十分にさせてあげることで、母子の絆がより深まっていきます。

『お母さんは戻ってくる』という認識をさせることが、自分の世界を広げる第一歩になります。後追いによってお母さんとの関係を再確認することで、赤ちゃんは、一番最初の親離れをすることができます。

次の動画では、後追いの時にどう対処されたかをお話されています。是非参考にしてみてください。

ママのことが大好きだから仕方ない?イライラしない後追い対策

赤ちゃんの後追いはいつから始まる?

後追いは、早い赤ちゃんで6か月ごろから始まります。ピークは9か月前後で、そのころにはほとんどが後追いをし始めるようです。

まだ歩けない赤ちゃんはお母さんと自分だけの狭い世界で生きています。

歩き始める1歳~1歳半ごろになると、視野が広くなり、自分の世界もどんどん広くなっていきます。そのため、1歳を過ぎたあたりから後追いが落ち着いてくる傾向にあるのです。

後追いをしない赤ちゃんもいるので、自分の子どもがまだしないからといって焦ることはありません。

赤ちゃんの後追いにイライラする時の6つの対策

よくあるのは、後追いが激しいと、お母さんが何もできなくなってしまうという問題が発生してしまうことです。

例えば、部屋を移動するたびに赤ちゃんを連れて行かなくてはいけなかったり、料理のときには油ハネが怖くて料理が出来なかったり。

だからと言って、「今はついてこないでね」なんて言っても理解できるはずがありません。

ではどうすれば良いか、6つの対策方法を紹介します。

対策法1 ドアを全開にする

トイレに行くときや、部屋を移動する際には思い切ってドアを全開にしてみましょう。ドアを全開にすることによって、赤ちゃんの視界からお母さんがいなくなることがなくなります。

トイレの中まで追いかけてきたりもしますが、泣く確率はかなり低くなりますよ。

対策法2 抱っこ紐やおんぶ紐を使う

どうしても泣いてしまう場合や、家事をしたいときは、抱っこ紐やおんぶ紐を使いましょう。

密着することによって赤ちゃんも愛を感じ、安心します。

対策法3 おもちゃで遊ばせる

おすすめなのは動くおもちゃ・音が鳴るおもちゃの2つです。

後追いをするときには赤ちゃんにはお母さんしか見えていませんが、動くものや音などで注意を引くと、少しの間ならお母さんが離れたことに気づかないことがあります。

対策法4 見える位置で遊ばせる

赤ちゃんがいる場所とお母さんが移動したい場所を壁や物などがさえぎっていれば、お母さんが移動するたびに見えなくなってしまいますよね。

それなら、お母さんが多少移動しても赤ちゃんの視界にお母さんが映るよう、見える位置で遊んでもらいましょう。

対策法5 上手に手抜きをする

後追いを始めた赤ちゃんの世話をしながら家事をこなすことは、とても難しいことなのです。

お母さんだから家事も育児も両方しっかりやらなくてはいけない、なんて思っていませんか?後追いの期間を乗り切るには、お母さんが上手に手抜きをすることも大切なのです。

毎日毎日赤ちゃんから離れることができず、家事のたびにおんぶをしていたら、お母さんにかかる負担がものすごく大きくなります。

お母さんのストレスが溜まりやすい後追いの時期は、家事を少し手抜きしてみましょう。

対策法6 いないいないばあ

いないいないばあは、後追いを早く終わらせることができる遊びでもあります。それはなぜかというと、この遊びが後追いの内容と同じだからです。

というのは、赤ちゃんはまだ、自分から見えなくなったお母さんが、自分のところへ戻ってくるということを理解していません。そのため、不安になり後追いをします。

いないいないばあは、いったん隠れたものが出てくるという遊びですよね。

つまり、隠れたものが出てくる=お母さんが見えなくなっても戻ってくるという認識ができるようになるのです。

最初は顔を手で隠すスタンダードなものから始め、最終的にはドアや壁に隠れていないいないばあをしてみましょう。

記憶力が伸びやすいこの時期にすることで、『いったん隠れたものがまた出てくる』ということを覚えていくのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回、赤ちゃんの後追いという事についてお話しました。

赤ちゃんの後追いで何もできないことを解決するには、まずは後追いを長引かせないために十分後追いをさせてあげましょう。

そして、離れるたびに声をかけ、戻ってくるということを認識してもらい、家事は多少手抜きをするということが大切です。

そうする事で、赤ちゃんはお母さんとの絆、お母さんからの愛を再確認し、世界を広げ、お母さん以外の人のことも信用できるようになります。

赤ちゃんの後追いで困っている方は、是非試してみて下さい。

今回の記事を参考にしてみて下さいね。

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