お家や車の窓ガラス、お風呂の鏡、コップやワイングラスなどの汚れで目立って気になるのが水垢ではないでしょうか?
身の回りにあるガラス製品は水垢が目立つと見通しが悪くなったり、なんだか不潔な印象を受けるときもありますよね。
でもそんな困った水垢も簡単に奇麗に落とす方法があるのです!
そこで今回は、ガラスについた水垢の落とし方や防ぎ方、効果的な洗剤についてご紹介します。
目次
ガラスに水垢がつく原因や正体は?
ガラス製品に水垢がついてしまうのにはいろいろなシチュエーションがあるでしょう。水道水によるものだけでなく、雨水によるものも考えられます。
それぞれ、水垢の原因と正体を探って行きましょう。
お風呂場のガラスの水垢の原因
お風呂場などの水垢は、水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が蒸発せずに残ってこびりつくことが原因です。
水垢となるミネラル分はアルカリ性なので、取り除くには酸性のものと反応させ、溶かし落とすことが必要です。
車のガラスの水垢の原因
車の窓ガラスに付くうろこ状の水垢。ガンコで取れにくくて厄介ですよね。
このように雨水によって車の窓ガラスについた水垢の正体は実は「油」です。
大気中には車から出る排気ガスや工場などの煙に含まれる油分が存在していて、それらが雨水に溶け込みガラス面に付着して乾くことで水垢になってしまいます。
車にワックスを塗る人もいると思いますが、ワックスには油分が含まれており車の表面に油膜を作ることで水垢がつくのを防いでいます。
しかし、保護効果は約30日ほどで切れてしまうので、こまめに塗りなおす必要があります。
他にも、台所などのシンクの水垢の落とし方はこちらの記事が参考になります。
ガラスについた水垢の落とし方について
それでは、ガラスについた水垢を落とす方法を具体的にご紹介していきましょう。水垢によって性質が違うため、水垢の原因別に見ていきましょう。
お風呂場のガラスの水垢の落とし方
まずはお風呂場のガラスなどの、水道水によりミネラル分がこびりついた水垢の落とし方についてです。アルカリ性であるミネラル分に有効なのが「お酢」や「クエン酸」、また「レモン汁」などの酸です。
お風呂場のガラスの水垢の落とし方については、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
準備するもの
・酸性の液体
☆酢、クエン酸水(水200mlに対して小さじ1杯を溶かす)、レモン汁など
・スプレーボトル
・タオル2枚
手順
1.酸性の液体を水垢がある部分に吹きかける。(生のレモンを半分に切ってこすり付けるのもOK)
2.タオルにも酸性の液体をしみこませる。
3.しみこませたタオルで1のガラス面を軽くこする。
ポイント:汚れがひどい場合はタオルでこすった後にもう一度スプレーする。
4.液体を汚れにしみこませたらしばらく放置する。
5.乾いたタオルで拭き取る。
ポイント:水分が残ると再び水垢の原因になるため水滴を残さない。
酸性の液体を拭き取ったとき、べたつくようであれば、水で洗い流してから拭き上げをしてみてください。
台所などのシンクの水垢を落とすには、こちらの記事が参考になります。
車のガラスの水垢の落とし方
お風呂場のガラスの水垢と同様に、酸性の液体を使って落ちる場合もありますが、酸性の液体が車のボディにかかってしまうとサビの原因になる可能性があります。
また食器用洗剤を使って洗うのも控えた方がよいでしょう。というのは、車のボディに食器用洗剤が付着すると錆の原因になるからです。とくに洗い流しが不十分だと、ボディが傷んでしまいます。
なので、車のガラスの水垢を落とす場合は、カーショップに行って、専用の洗剤を買ってフロントガラスについた水垢を落とす方が無難です。
次の動画では、車のコーティングのプロが食器用洗剤を使っていけない理由について解説しておられます。ぜひ参考にしてみてください。
ガラスについた水垢に効果的な洗剤は?
水垢をもっと簡単にすっきり落としたい方のために、おすすめの洗剤とそれぞれの特徴やメリットについてご紹介します。
天然素材で安心!スーパーオレンジ
天然ヤシ油を主原料とした界面活性剤に、オレンジオイルを配合しているので天然素材で安心。
酸性のオレンジオイルがガンコな水垢もしっかり落とします。
ガラスの水垢だけでなく、レンジの油汚れやフローリングまで用途にあわせて薄めて使える万能洗剤です。
頑固な汚れにも有効! テラクリーナーヤマト
強酸性の業務用洗剤で、汚れの程度によって希釈して使います。
業務用ということもあり頑固な水垢にも有効で、ゴシゴシ強く研磨して傷をつけることは避けたいという方にオススメです。
洗面台や浴室の鏡もピカピカになりますよ。
水垢を溶かしながら落とす!茂木和哉
こちらは茂木和哉さんという方が温泉の水垢を落とすために開発した弱酸性の水垢用クレンザー。
酸性の成分と研磨剤が混ざったどろっとした液体で、水垢を溶かしながら頑固な汚れも擦りとることが出来ます。
磨いても傷が残りにくい!技職人魂 磨き職人
様々な汚れに立ち向かう技職人魂シリーズの「磨き職人」。
こちらは藻の化石を使った微粒子の研磨剤が配合されており、磨いたあとでも目立った傷が残りにくいのが特徴です。
茶碗の茶渋や洗面鏡の水垢にも効果的です。
水垢を落とす洗剤についてはこちらの記事も参考になりますので、合わせてご覧ください。
ガラスの水垢を防ぐには?
ここまでガラスについた水垢を落とす方法をご紹介してきましたが、まずは水垢を防ぐことが大切です。
水垢が付き始めた時にすばやく対処しておけば、ついてしまったとしても簡単に落とすことが出来ます。
例えばガラスに水滴がついていたら乾いたタオルやスクイージーで取り除き、ガラス表面に残った水滴が蒸発しないよう防止することで、水垢の付着を防ぐことが出来ます。
しかし、たくさんある家じゅうの窓を雨が降るたびに拭いてまわることなど到底できません。
そこで、ガラスに防水加工を施す方法をご紹介します。
用意するもの
・油分を含む洗剤や撥水スプレー
・拭くためのタオル
掃除の仕方
1.ガラス面の汚れをタオルなどで拭き取る。
2.ガラス面に油分を含む洗剤や撥水スプレーを塗りのばす。
3.タオルでさっと拭き上げる。
窓ふき掃除のときに是非やってみてください。これで水滴が残りにくくなります。
雨の日が待ち遠しくなりますね。
ガラス以外の水垢の落とし方は、こちらの記事が参考になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「ガラスについた水垢の落とし方」についてご紹介しました。
ガラスについた水垢を落とす方法は、まずは酢などの酸性の液体を使って水垢を溶かす。これを試してみましょう。
車の窓ガラスなどの油分を含んだ水垢は食器用洗剤を使って落とす。
それでも落ちないしつこい水垢や、もっと簡単に落としたい場合は水垢の性質にあった有効な洗剤を使う。
これでガラスの厄介な水垢をやっつけることが出来ます。
水垢を付けさせないようにするためには、水滴を残さず拭き取ること。毎回拭き取るのが面倒な場合は撥水加工を施してしまいましょう。
そうすることで、曇ったガラスでなんだか心も曇ってしまう…なんてこともなくなります。
是非今回の記事を参考にして試してみて下さいね。