あなたは今、お彼岸について、今年のお彼岸の時期や、意味について知りたいと思っていませんか?
また、そもそもお彼岸って何をするのか知りたい!という方もおられる事かと思います。
そこで今回は、お彼岸について、今年のお彼岸の時期や、意味について知りたいと思っている人の為にお彼岸の時期や、意味、そしてお供え物についてをお伝えします。
2018年秋のお彼岸の時期・期間はいつ?
日本のお彼岸の時期は年に2回あるのをご存知でしょうか?
それぞれ、春分の日と秋分の日を中心とした前後3日間の1週間が、お彼岸の時期です。
春分の日と秋分の日は毎年変わるので、それによって、お彼岸の時期も毎年変わります。
今年2018年(平成30年)の秋のお彼岸の時期は9月20日(木)から9月26日(水)です。
期間も1週間あり、それぞれに名前があります。
- 彼岸の入り・・・・9月20日
- 中日・・・・9月23日(秋分の日)
- 彼岸の明け・・・・9月26日
そもそもお彼岸とは何か?
「お彼岸」という言葉を聞いて、いまいちピンとこない人も沢山いるかと思います。そこでお彼岸とは何か?という疑問について解説したいと思います。
お彼岸とは、雑節(ざっせつ)のひとつです。
雑節というのは、二十四節気(にじゅうしせっき)といって1年間を24等分したものと、五節句(ごせっく)といって季節の節目の行事の他に、季節の移り変わりを感じ取るために設けられた特別な暦のことです。
お彼岸は春分と秋分を中日とし、前後それぞれ3日間を合わせた7日間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と言います。
最初の日を彼岸入り・彼岸の入り といい、最後の日を彼岸明け・彼岸の明け と呼びます。
また、彼岸とは仏教用語であり「頬悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで頬悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味を持ちます。
そして、お彼岸は、極楽浄土に思いを馳せ、より彼岸に近づけるように修行をする期間とも言われています。
お彼岸にお墓まいり という文化は仏教徒が多い他の国に比べても日本だけの独特の風習でもあります。お彼岸の時期には季節が変わる時期でもあり、お墓参りがしやすい安定した気候になるというのも特徴です。
春のお彼岸と秋のお彼岸の違い。
まず、春のお彼岸は春分の日を中日とし、前後3日を合わせた7日間のことを言います。
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とし、前後3日を合わせた7日間のことを言う
という事が大きな違いでしょう。春のお彼岸も、秋のお彼岸も共に、お墓参りをしてご先祖様の供養をするということなので、時期の違いはあるものの、他は特に違いはありません。
ちなみに、春のお彼岸は3月18日から3月24日までの間で、秋のお彼岸は9月20日から9月26日までの間ですので、季節が違うということがわかります。
なぜ、春と秋とで2回あるのかというと、仏教では極楽を「彼岸」といい、いま私たちが生きている世界を「此岸」というのですが、「彼岸」は西に位置し「此岸」は東に位置するとされています。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので「彼岸」と「此岸」が最も通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになりました。
よって、春と秋とで2回あるとされています。
お彼岸のお供え物は何が良い?
お彼岸の食べ物というと「おはぎ」と「ぼたもち」を、よく食べるところが多いのです。
これは江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる習慣が定着したからのようです。「ぼたもち」を春のお彼岸に、「おはぎ」を秋のお彼岸に食べます。
もともとは、祖霊崇拝の習慣でぼたもちやおはぎを捧げ、先祖を慰め自身の功徳を積んでいました。本当は、自分たちで食べるものではなかったようです。
また、おはぎとぼたもちが春と秋で分かれているのには理由があります。
春には、収穫をもたらしてもらうために、小豆の赤色で、災難が降りかからないように「ぼたもち」を食べます。
秋には収穫を祝い感謝して、「おはぎ」を作ったものと言われています。
つまり、「ぼたもち」と「おはぎ」は基本的には同じ食べ物ですが、食べる季節が違うため、呼び分けるようになというわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回秋のお彼岸について、お彼岸の意味や時期、風習やお供え物について、そして、なぜ春と秋で2回あるのかという内容についてお話しました。
お彼岸とは、毎年春分の日と秋分の日を挟んだ1週間のことをいい、今年の秋のお彼岸は9月20日が彼岸の入り、9月23日が中日、9月26日が彼岸の明けです。
お彼岸には、彼岸の世界に渡った死者を供養すると共に、また成仏できずに彼岸の世界に渡りつけない死者たちに早く彼岸へと辿り着けるように祈る日だという考え方もあるようです。
またお彼岸は1年の供養の大切な節目として、お墓参りをされるという方も多いことから、色々な習慣が伝わっており、ぼたもちやおはぎをお供えする習慣などもあります。
お彼岸だからお墓参りで特別なことをする必要はありませんが、墓石に水をかけたり、磨いたりして、いつもより手厚く供養してみるのもいいと思います。故人や先祖を改めて感じられる時間を大切にしましょう。
2018年、今年の秋のお彼岸の時期や意味が知りたいと思った方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。