1歳になり、歯が生えてきたけど、歯ブラシの種類が多すぎて、どれを使えばよいのか分からない!
また、どんなふうに磨いたら良いのかわからない。磨こうと思ってもなんだか動き回って磨けない!
そんな経験はありませんか?
そこで今回は、1歳児にどんな歯ブラシを使ったらよいのか分からない人の為に、1歳児におすすめの歯ブラシの種類とその使い方についてお伝えします。
目次
1歳児が使う歯ブラシにはどんなものがあるの?
1歳児だとまだ1人でキレイに歯を磨ききることのできませんよね。
そこで、1歳児の歯ブラシには、自分で歯を磨く習慣をつけるための自分磨き用の歯ブラシと、磨き残しのない様に大人が磨いてあげるための仕上げ磨き用の歯ブラシの2種類があります。
まずは次の動画をご覧下さい。1歳4カ月のお子様の歯磨きを、ママが上手に手伝ってあげています。嫌がらない歯磨きの仕方が分かるので、是非ご参考にしてみてください。
上手に嫌がらずに、歯磨きが出来ていましたね。
動画をご覧頂くと分かるかと思うのですが、歯ブラシが2本出てきていましたよね。これが、自分磨き用と、仕上げ磨き用を使い分けておられる例です。
では、具体的に自分磨き用と、仕上げ磨き用とは何なのか?どういう意味があるのか?それぞれみていきましょう。
自分磨き用の歯ブラシ
自分磨き用の歯ブラシの目的は、歯ブラシの習慣をつける事です。“磨く”ことではありません。
子供に歯ブラシの感触に慣れさせ、歯ブラシの習慣をつけるための物です。
そのため、子供が喉の奥に歯ブラシを入れすぎないようなものや、誤飲してしまったりすることのない形状のものを選びましょう。
安全ストッパーが付いていたり、柄の短いものを選び、持ち手の部分もある程度の太さがある持ちやすいものを選びましょう。
歯肉にあたった時にいたくない様に、やわらかい毛先でヘッドの小さなものを選択すると良いでしょう。
仕上げ磨き用の歯ブラシ
仕上げ磨き用の歯ブラシの目的は“磨く”ことです。
大人が磨いてあげるのに適しているのは、ヘッドが小さく毛先がやわらかで、柄の部分が長いものです。
子供の好きなキャラクターや色があれば、1緒に選んで買ってあげるのも良いでしょう。
また、ブラシを嫌がるようであれば、ガーゼや指サック式のブラシなども使ってみましょう。
1歳児におすすめの歯ブラシ6選は?
自分磨き用のおすすめの歯ブラシ
1歳児におすすめの歯ブラシは自分磨き用では柄が短く、ストッパーなどがついているもの。そして、ヘッドがコンパクトで毛先の柔らかいものです。
例えば次のような歯ブラシがおススメです。
和光堂 にこピカ ベビー歯ブラシ
和光堂 にこピカ ベビー歯ブラシ 自分でみがく用 (1本) 1歳頃から
こちらの歯ブラシは、360℃毛が付いているので、どのような咥え方をしても磨きやすいです。
類似商品で安いものもありますが、毛が硬いという場合もあります。こちらのベビー歯ブラシは、毛の密度が高く柔らかくなっています。
また、柄が短いため、喉をつきにくいのも特徴です。
ただ、子供によっては、歯ブラシをかんだりした時に、歯茎に毛が当たって痛いのか、慣れたらもう使ってくれなくなったという声もあります。
とはいえ、1歳の自分磨き用の歯ブラシは、慣らすためのものなので、仕上げ用とは別として考えておくとよいでしょう。
テテオ じぶんでみがけた 乳歯ブラシ STEP2
薬局などに置いてある市販のもので1歳におすすめの歯ブラシは、コンビ株式会社(combi)のテテオ(teteo)じぶんでみがけた乳歯ブラシSTEP2セットなどです。
ピジョン 親子で乳歯ケア乳歯ブラシ
他にも、1歳におすすめの歯ブラシは、ピジョンの親子で乳歯ケア乳歯ブラシなどがおすすめです。乳児、幼児、奥歯が出て来てから使える物を3本セットで購入できます。
バラ売りもしているので用途に合わせて買い揃えてもいいですね。
仕上げ磨き用のおすすめの歯ブラシ
仕上げ磨き用の1歳におすすめの歯ブラシは、柄が長くヘッドがコンパクトで毛先の柔らかいものがおすすめです。
例えば、仕上げ磨き用では次のような歯ブラシがおススメです。
和光堂 にこピカ ベビー歯ブラシ 仕上げみがき用
こちらの仕上げ磨き用歯ブラシは、毛先が超極細で柔らかいので子供が嫌がりにくいです。歯茎にも易しいので、お子様も比較的口に入れてくれやすいです。
ただし、注意点として、いくら柔らかいからと言って、グッと力を入れてごしごし歯をこするのはやめましょう。子供が歯磨きを嫌がる多くの原因は、「痛い」からです。磨き方がとても大事だということですね。
テテオ はじめて歯みがき仕上げみがき用
他にも、仕上げ磨き用の1歳におすすめの歯ブラシは市販のものだと、コンビ株式会社のテテオ はじめて歯みがき仕上げみがき用などがあります。15度のななめネックと小さなヘッドが磨きやすいです。
ライオン こども歯ブラシEXkodomo
歯科医院にて購入する場合の1歳におすすめの歯ブラシは、ライオンのこども歯ブラシEXkodomoなどがおすすめです。毛先は硬すぎないのにしっかりとした作りになっているので汚れをキレイに磨けます。
1歳に歯ブラシを使う時のコツ
赤ちゃんは生後6か月ごろから歯が生え始めます。ほとんどのママ達は歯が生え始めるこの時期に歯ブラシをし始めます。
自分磨き用の1歳児の歯ブラシは、喉の奥に行ったりしないように、柄が短くストッパーが付いているものを渡しましょう。
そして、いつでも持たせるのではなく“食べたら磨く”の習慣の為、食べた後に渡したり、自分で取りに行かせるようにしましょう。
食事をすると、口の中が酸性にかたむきます。本来は、この後唾液が口の中を中性にしようと働くので、30分ほどは、歯磨き粉などつけたブラッシングはしない方がよいのです。
子供の場合、口の中に歯ブラシを入れて慣れさせるためのものなので、ご飯を食べて落ち着いたら歯ブラシを持たせてみましょう。
自分磨き用の歯ブラシで歯磨きをする時のコツ
まだまだ自分で磨くのは難しいのが1歳児。ブラシの先を噛んだり、なめたりするだけでも良いのです。また、歯ブラシを口にいれることで、唾液も分泌されやすくなります。
この時の注意点は、ご飯を食べたり、おやつを食べたりしたら、持たせてみることです。また、立ち歩いたりせず安全に使えるようにしっかりと見てあげることです。
きちんとできていなくても良いので、食べたらこれを持つ。口に入れる。という事と歯ブラシの習慣を結び付けてあげるとよいでしょう。
くわえて、とても効果的なのは、ママも一緒に磨くという事です。
子供は親をよく見ています。大人は後で磨こうと、自分の予定に合わせて行うことが多いですが、この時期だからこそ大切なのは、みんなそうしている。ママもやっている。だからやるのが当たり前。嫌なことではない。としっかり思わせてあげることです。
仕上げ磨き用の歯ブラシの特徴と使い方使うの?
仕上げ磨きは、子供が自分磨きをした後に行います。
鉛筆を持つようにグリップを持ち、決して力は入れずに優しく1本1本を磨いてあげましょう。
歯が少ない時は、それほど磨き残しはないのですが、本数が増えてくるとどこを磨いたのか分からなくなったり、同じところばかり磨いてしまうこともあるようです。
つまり、磨き残しが出てくる可能性があるということです。
歯を磨くときには、大人も子供も同じで、順番を決めて磨くようにしましょう。
例えば、上の歯の噛む面から始めて、上の右の頬側からグルッと左側まで行き、上の左の噛む面のあと、上の左の奥歯内側から、グルッと右側まで1周する。
下の歯も同様行うなどです。右上やって、左下やって、前歯やって・・・あれれ?どこやってないの!?と、いう失敗を防ぐことができます。
1歳児の場合、まだそこまで本数が揃っていませんが是非参考にして頂きたい事項です。
仕上げ磨き用の歯ブラシで歯磨きをする時のコツ
子供の歯が生えてくるこの1歳という時期。“虫歯にしないためにしっかりと磨かなくてはいけない”という責任感を持つママが多いようです。
そのため、まだうまく磨けない1歳の子供の手をとって、無理やり磨かせたり、嫌がっても押さえつけてまで磨いてしまうという事があるようです。
1歳の子供が嫌がる歯ブラシトレーニングを続けていると、親も子も歯磨きがつらいものになってしまいます。
その子供によって、やり方を変えたり工夫することは大切ですが、まずは子供と歯磨きを楽しむことから始めましょう。子供にママの歯を磨かせるのも良いですね。
仕上げみがきは、自分磨きが終わった後に行います。ですが、現状は朝・昼・おやつ・夜に完璧に全てをこなすのは難しいものなのです。
歯磨きが負担になってしまうのはとても悲しいことです。
そんな時は無理をせずに、1日1回だけきちんと磨く事を目指して歯磨きを楽しんでやってみましょう。
食後は子供の自分磨きのみでで終わらせ、寝る前の歯磨きだけはしっかりと仕上げ磨きをしてあげましょう。
もし、外出や子供が眠ってしまった時も無理をせず、翌日の朝に仕上げ磨きをしてあげれば大丈夫です。
子供が歯磨きを嫌がる時はどうしたらいい?
1歳児にとって歯ブラシとはあまり楽しいものではありません。1度でも痛かったり、嫌な思いをすると子供はなかなか磨こうとしてくれません。
磨くことは大切ですが、絶対に無理をしないことも大切です。
少々磨きの腰があっても唾液があるので心配いりません。唾液には、自浄作用や歯の石灰化であるハイドロキシアパタイトを形成するなど、歯にとってよいことがたくさんです。
もし、1日磨けなくても、すぐに虫歯になることはありません。今日1本磨けたなら、明日は隣の歯を1本磨くことを目標にしてみましょう。
子供の虫歯予防を歯磨き以外でやる方法
子供の虫歯の原因のほとんどが、砂糖によるものです。
とくに長く口の中に残る飴やガム、歯の溝に挟まり停滞するクッキーやビスケットなどは虫歯になりやすいお菓子の代表です。
まだ、歯磨きがうまくできないようであれば、糖分の摂取を控えたり、お菓子の種類を変えたり、回数を減らしたりしながら対応しましょう。
特に、寝ている間は唾液の分泌が低下しますので、寝る前の飲食は控えるようにしてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回1歳児の歯ブラシ選びについてお話しました。
1歳児にはどんな歯ブラシがおすすめで、どんな歯ブラシを選んだらよいのか分からない時にはまず、1歳児がどんなふうに歯ブラシを扱えるのか知ることから始めてみましょう。
そして次に、1歳児が安全に歯ブラシを行えるようなブラシを選びましょう。
さらに目的を明確にし、自分で磨くものと仕上げで使うものの違いをよく理解して選ぶ事が大切です。
そうする事で、子供に歯ブラシをする意味を教えながら、親子で楽しく歯磨きに取り組むことができるでしょう。
1歳児の歯ブラシにはどんなものがおすすめで、どう使ってよいのかわからない方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。
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