茨城県の潮来市では毎年5月~6月頃に「水郷潮来あやめまつり」が開催されます。そのあやめまつりではたくさんの美しい花々を見て楽しむことができます。
その「水郷潮来あやめまつり」ですが、ただ花を観賞するだけでは?と思った方、「水郷潮来あやめまつり」ではその他にも色々な催しや楽しみ方があります。
そこで今回は「水郷潮来あやめまつり2019」を十分に楽しむためのポイントをお伝えします。お花に興味がある方もない方もぜひご一読ください。
目次
水郷潮来あやめまつり2019の日程とスケジュールは?
水郷潮来あやめまつりについては、その様子を解説している、分かりやすい動画がありますので、まずはこちらをご覧ください。
あやめまつりの始まりは、1952年からあやめの愛好家たちが瓶ビールにあやめの切り花を入れて行われていたと言われています。とても長い歴史があるのですね!
現在では、あやめまつりの会場となる水郷潮来あやめ園であやめや花菖蒲が約500種100万株も植えられており、見頃を迎えると青・紫・黄・白の美しい花が一面に咲き誇ります。
祭り期間中は、昭和30年代の初めまで実際に行われていた、対岸で待つ婿の所まで舟に乗って向かう様子を再現した「嫁入り舟」や地域女性団体による伝統芸能の「あやめ踊り」なども行われます。
また当時、日常の交通手段として利用されていた「ろ舟遊覧」や花のライトアップなど楽しいイベントがたくさんあります。
水郷潮来あやめまつり2019の日程は?
日程:2019年5月25日(土)~6月23日(日)
場所:水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市あやめ1-5)
入場料:無料
※花の見頃は潮来市公式HPでは6月10日頃と紹介されています。
イベントの開催日時は?
例年通りの場合はイベントの開催日時は以下の通りです。
嫁入り舟(毎週)
- 水曜日 11:00~
- 土曜日 11:00~・14:00~・19:30~(宵の嫁入り舟)
- 日曜日 11:00~・14:00~
ライトアップ
毎日18:30~22:00
手漕ぎのろ舟遊覧
- 祭り期間中毎日運航 9:00〜16:30
- 大人 1,000円 、小学生 500円 、小学生未満 無料
- ※土曜のみ「宵のろ舟遊覧」あり(予定):大人500円 小学生以下:無料
- (天候により中止の場合もあります)
水郷潮来あやめまつりのアクセス方法や駐車場
電車の場合
JR鹿島線潮来駅から徒歩3分程度
JR特急
例年通りなら6月の土日は首都圏から直結するJR特急「あやめ祭り」が運行されます。
車の場合
東関東自動車道潮来ICから約10分
水郷潮来あやめまつりの駐車場は?
祭り期間はショッピングセンターアイモアの2階屋上駐車場が無料臨時駐車場(200台)となっています。
水郷潮来あやめまつりの混雑具合と回避する方法は?
この時期は毎年約80万人もの観光客が訪れるそうですが、例年はそれほど目立った混雑にはならないようです。比較的、週末に混むのでどうしても人混みを避けたい方は平日がおすすめです。
また、臨時駐車場以外にも民間有料駐車場も幾つかあるので、駐車場の確保はそれほど難しくはないかと思われます。
水郷潮来あやめまつりの屋台について
たくさん!というほどではありませんが、屋台もいくつかあります。例年では下記のようなお店がありました。
- 焼きそば
- おやき
- あゆの塩焼き
- 磯辺焼き
- かき氷
- たこ焼き
- どら焼き
- 水大副
- 水しずか(冷たい和菓子)
- おろしもち
- 水郷潮来名物の佃煮
水郷潮来あやめまつりの見どころ1 嫁入り舟
当時水運が活発だったこの地方では、昭和30年前半まで嫁入りの際、花嫁や嫁入り道具等を運ぶときにサッパ舟が使われていました。これが「嫁入り舟」の始まりとされています。
しかし時代に応じて交通手段が変化していく中で、河川や水路も姿を消してしまい、サッパ舟を使った「嫁入り舟」は見られなくなってしまいました。
しかし、昭和60年に行われた「つくば国際科学技術博覧会」でイベントとして「嫁入り舟」を復活させたのがきっかけとなり、現在のあやめまつりでイベントとして行われようになりました。
最近では花嫁と言えばウェディグドレスですが、「嫁入り舟」の白無垢の美しい花嫁さんを見ると、イメージが変わるかもしれないですね。
しかもこの花嫁さん達は本物の花嫁さんです!一般応募で集まったこれから挙式予定や一年以内に結婚される方が乗るのだそうです。花嫁さんにとっても忘れられない嫁入りになりそうですね。
水郷潮来あやめまつりの見どころ2 ライトアップ
祭り期間は毎晩、園内がライトアップで幻想的に演出されます。昼間の花々とは違う雰囲気でこの光景も必見です。
また土曜日には夜の「嫁入り舟」があります。ライトアップされた花嫁さんに昼間とはまた違う幽玄で美しい姿を見ることが出来ます。こちらもチェックしておきたいですね。
水郷潮来あやめまつりの見どころ3 手漕ぎの「ろ舟遊覧」
「ろ舟」はサッパ舟とも呼ばれ、西暦1600年頃には潮来のあたりで主要な移動手段として使われていました。
エンジンの船は今でも年中運行していますが、なんと祭り期間は手漕ぎ舟に乗ることができます。
昔ながらの趣で櫓(ろ)をこぐ音が「ギッチギッチ」と鳴る様や、船頭さんの前川の昔話を聞きながらゆっくり進む舟に何とも和やかな風情を味わえますね。
時間は30分程度で丁度良く、美しい花々を見ながら前川をゆったりと進んでいきます。
また土曜日もの「宵のろ舟遊覧」という夜間の遊覧があり、ライトアップとろ舟を同時に楽しむこともできますよ。
水郷潮来あやめまつりの見どころ4 潮来人力車
人力車による嫁入り舟のお披露目
今年のあやめまつりから人力車(希望者のみ)による嫁入り舟のお披露目が始まりました。予定表をご覧ください。皆様方のお越しを心からお待ちしています。https://t.co/UZcvHP5nvG #潮来市 pic.twitter.com/PfVvSTy0OR— 茨城県潮来市(公式) (@itako_city_offi) 2016年6月2日
人力車は水郷旧家磯山邸からあやめ園にあるろ舟まで、往路は新婦を、復路は新郎新婦の二人を運んでいきます。人力車に乗る花嫁さんも見てみたいですね。
また花嫁さんが乗っている時間帯以外は一般向けにも運行しています。運航するエリアは長勝寺や磯山邸、あやめ園周辺で料金は10分500円です。
和装姿の新郎新婦がゆったり乗れるように設計されているので夫婦で乗るのもいいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回「水郷潮来あやめまつり」についてお話しました。
「水郷潮来あやめまつり」には美しい花々とともに本物の花嫁さんが乗る「嫁入り舟」や幻想的なライトアップなど、どれも見逃せない素敵な景色がたくさんあります。
また現代では姿を消してしまった行事を復活させ、後代まで伝統を大切にする所も素晴らしいですね。
少しでも興味を持った方はぜひ旅行予定の候補に入れてみてください。