2歳の夜泣きの原因と対策。夜驚症かも?と思ったら…

2歳の夜泣き

2歳児の夜泣きに困っていませんか?

例えば、それまで夜泣きなんてしなかったのに、2歳になってから急に夜泣きをし始めたり、一回乗り越えたと思ったのにまた再開したりして悩んでいませんか?

それだけではなく、赤ちゃんの頃より力強く泣かれるので、ママは対応に困り果てているのではないでしょうか?

そこで今回は、急に夜泣きをし始めた2歳児への原因と対策をお伝えします。

2歳児の夜泣きの原因は環境の影響?

2歳児が夜泣きをする原因は様々ですが、夜中に目を覚ました時に真っ暗でママがいないという事で泣いてしまう。

新築を購入して引っ越しをしたり、保育園に入園した等の、環境の変化からくる事が見受けられるようです。

まずはこちらの動画をご覧ください。実際に2歳児のお子様をお持ちのママさんが、夜泣きの原因と対策についてお話しされています。

なぜ泣くの?いつまで続くの?2歳児の夜泣き

その夜泣き夜驚症かも?

そもそも夜泣きとは3ヵ月頃から始まり、1歳~1歳半くらいの時期には落ち着くと言われています。でも2歳を過ぎても夜泣きをする子供はたくさんいます。

上手に眠れるようになったとはいえ、まだまだ大人のようにはいきません。上手に眠れないイライラで夜泣きをしたり、昼間にあったストレスで泣いてしまったりします。

泣いてぐずっていたら一度起こしたり、昼間にできるだけたくさん遊んであげたりすることで解消しやすくなります。不安がストレスになることもあるので、いつも大好きだよと伝えてあげましょう。

しかし他にも夜泣きの原因があります。「夜驚症(やきょうしょう)」と言われている症状です。

夜驚症とは夜中にいきなり飛び起きて泣いたり、大声を出したりする症状のことで夜泣きによく似ています。

深い眠りのときに症状が出やすいので、本人は寝ているつもりでいることもあります。夢遊病のような症状で、動いたり話したりしていても、こちらが話しかけたりすることには無反応なことが多いです。

泣いたり、大声を出したりする症状は、長くても5分ほどで落ち着きます。周りの人は何もできないので、ベッドから落ちないようになど危険がないように見守りましょう。

次の動画では、夜驚症の実際を公開されています。動画をご覧になると分かるのですが、非常に胸が痛みます。ですが、時間が過ぎるのを待つのみという事が分かるのでホッとできるかもしれませんので、同じお悩みをお持ちの方はご覧頂ければと思います。

夜驚症・かんむしの実際

夜泣きと夜驚症の違い

夜驚症と夜泣きは夜中に泣いて起きるところがとてもよく似ています。そのため夜泣きだと勘違いしている人も多いです。

どちらも成長と共に落ち着いてなくなるので、どちらでも心配する必要はありません。夜驚症と夜泣きの違いは、症状が出るときの睡眠が関係しています。

夜驚症が深い眠りの時に出るのに対し、夜泣きは浅い眠りの時におきます。夜泣きなら電気をつけて起こしたり、話しかけたりすることで落ち着きます。

夜驚症は起きているように見えても、脳は眠っているので周囲の人の言葉に何も反応しません。また翌朝起きたときに、夜泣きの場合は夜中の出来事を覚えていることが多いですが、夜驚症の場合は何も覚えていません。

また夜驚症には泣いたり、大声を出したりする以外の症状もみられます。汗をかいたり、心臓の動きが速くなったり、呼吸が早くなったりもします。

それから赤ちゃんよりは幼児によく現れる症状です。泣く以外の症状や、月齢などで夜驚症かな?と思ったら無理に起こさず見守りましょう。

夜驚症の対策

ではお子さんが夜驚症の症状に当てはまった場合はどうしたらいいのでしょうか?

基本的には何もする必要はありません。夜泣きと違ってあやしたりしても、反応がないので落ち着くのを待つだけです。

ただ、昼間に受けた刺激を思い出して症状が出ていることもあるので、何か思い当たることがある場合は、原因を取り除いてあげることができます。

例えば夜のトイレに一人で行くのが怖かったり、保育園に行き始めたばかりだったり、怖い映画などを見たあとだったりといろいろな原因が予想できます。

トイレに一人で行くのを怖がっている子には、付き添ってあげて、保育園に行き始めた子は帰宅後にたくさん抱きしめて愛情を示してあげましょう。

怖いものを見た子には、テレビの中のお話だから怖くないよとか、ママが守ってあげるからねというような、子供が安心するような言葉をかけてあげましょう。

最初はなかなか減らないかもしれません。でも根気強く怖くないことを説明していると、徐々に落ち着いていきます。

特に怖い思いはしていないのに、夜驚症の症状がしばらく続いてしまう子供もいます。

成長と共に落ち着きますが、あまりにもひどくてママやパパが疲れ果ててしまいそうなときは、小児科で一度診察してもらうのがよいでしょう。

どうしても心配なら睡眠を専門で見てくれる病院もあるので、小児科の先生に相談して専門医に見てもらうこともできます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回急に夜泣きをし始めた2歳児の原因と対策という事についてお話しました。

2歳になったとはいえ、まだまだ子供です。うまく睡眠のリズムが取れなくて夜泣きをしてしまうことがあります。

夜泣きをしてしまったら、一度起こしてしまうと泣き止みます。落ち着いたらまた寝かしつけましょう。

泣いているのに、周囲の人の動きに無反応な場合は夜驚症の可能性があります。夜驚症は夢遊病のような症状で長くても5分ほどで落ち着きます。

周囲の人は症状が出ている間ケガをしないように見守りましょう。

夜驚症も夜泣きも成長と共に落ち着いてなくなっていきます。でもどうしても気になる場合は小児科の先生に相談してみましょう。

急に始まった2歳児の夜泣きにお悩みの方は、今回の記事を参考にしてみて下さいね。

関連記事