抱き癖はいつからいつまで?抱っこが必要な3つの理由とは?

初めて赤ちゃんが産まれたばかりで幸せな生活がスタートしたというお母さん、もしくは、これからお母さんになるというあなた、抱っこすると抱き癖がつくと聞いたことはありませんか?

抱き癖がついてしまうと大変だからあまり抱っこしないほうがいいのでしょうか?それとも、抱き癖は気にしなくていいものでしょうか?

悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、いつから抱き癖が始まるのか?そもそも抱き癖とはなんなのか?についてお話ししていきたいと思います。

抱き癖はいつからいつまで?そもそも何なの?

そもそも抱き癖とはなんなのでしょうか?

抱き癖とは、お母さんが赤ちゃんを頻繁に抱っこしてあげていると、赤ちゃんは抱っこされるのが癖になってしまい、抱いていないと泣き止まなかったり、ぐずってしまったりすることを抱き癖といいます。

まずはこちらの動画をご覧ください。抱き癖と甘えについて日本母親支援協会の先生が語って下さっています。

【抱き癖は古い!甘えさせて良い!】泣いている子を放置する影響。自己肯定感と安心感を育てる。

抱き癖はいつからつくのか?

一般的には、赤ちゃんの抱き癖がつくのは、産後2~3ヶ月辺りと言われています。

生後3ヶ月頃だと、視力が発達してきて、お父さんやお母さんの顔が認識できるようになる時期になります。

それによって、赤ちゃんはこの頃になると、周りで起こっていることも少しずつ分かり始めるので、お母さんの表情や態度を観察しながら甘えます。

近くにお母さんがいれば、抱っこしてほしいと欲求を示すことも増えてきます。

抱き癖が終わるのはいつ頃か?

赤ちゃんは生後8~9ヶ月頃になると、ハイハイを始めたり、一人遊びができるようになったりしてきます。

個人差が大きいですが、この頃になると、それほど抱っこを求めてこなくはなってきますが、抱っこの要求が続く子は、だいたい1歳ぐらいまでは、続くことがあります。

しかし、抱き癖がついたとしても、3歳頃までには癖はとれてきます。

抱き癖がつくのは良くないのか?

赤ちゃんが泣いたからと抱っこすると、自分の母親やお姑さんに、抱き癖がつくよと言われたことのあるお母さんもいるかもしれません。

これは、昔は抱き癖がつくといわれていたので、赤ちゃんが泣いていても抱っこはしないということがあったからでしょう。

しかし、現在では、産婦人科や助産師さんからも、赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあげましょうと言われるようになっているので、安心してたっぷりと抱っこをしてあげましょう。

赤ちゃんにとっての抱っこは、お腹の中にいるときから聞きなれている、お母さんの心臓の音を聞くことができ、とても安心できます。

愛情をたっぷりとあげることができる、大切なスキンシップであり、抱き癖をつけないようにしようと抱っこをしてあげないと、かえって赤ちゃんのストレスになったりと、良くない影響を及ぼす可能性もあるので、抱き癖は気にせず抱っこしてあげましょう。

赤ちゃんに抱っこが必要な3つの理由

泣くのが仕事と言われる赤ちゃんは、言葉や態度で示すことができない分、すべてを泣いて表現しています。

泣くことで何かを伝えている

赤ちゃんが泣くのは、何かを伝えたいときなのです。

そこで、泣いている赤ちゃんを抱っこしてあげると、赤ちゃんは欲求を応えてくれたことに安心して、泣き止むことが早くなるといわれています。

抱っこしないことの悪影響

赤ちゃんを抱っこしてあげず、どんなに泣いて訴えてもお母さんやお父さんが反応してくれないと赤ちゃんは諦めてしまうこともあります。泣いても訴えても抱っこしてもらえない、とあきらめてしまうと、感情の表現をしなくなってしまうこともあるようです。

抱き癖がつくことを心配して、赤ちゃんが泣いているのに抱っこしてあげないことは、赤ちゃんが孤立感を増してしまって、自立心が育ちにくくなることもあるといわれています。

抱っこが与える影響

赤ちゃんは、抱っこをされると信頼感や安心感を得られ、オキシトシンというホルモンが分泌されます。それにより、赤ちゃんは安心して、情緒が安定するともいわれています。

抱っこを我慢して、赤ちゃんに無駄なストレスを与える必要はまったくなく、たくさん抱っこをしてあげることでスキンシップをとることが大切です。

赤ちゃんを抱っこするのが辛いときの3つの対処法

よく泣いてしまう赤ちゃんを、思わずすぐに抱き上げていると、日に日に重くなる体重で、お母さんの腕や腰には負担が蓄積されてしまいます。

そんなときの対処法をご紹介します。

育児グッズを使う

家にいるとき、赤ちゃんをずっと立って抱っこしていると、足腰もツライですよね。もし、ソファーなどに座っても赤ちゃんがなかないのであれば、抱っこしたまま腰かけて、少しでも負担を減らしましょう。

しかし、座ると泣いてしまうという場合もあるかと思います。そんなときは抱っこ紐やスリングを使って抱っこすると、そのまま抱っこしているより負担は減ります。バウンサーを使うのも喜ぶ赤ちゃんもいます。

育児グッズも上手に活用していきましょう。

赤ちゃんの状態を確認する

抱っこをするのがツラいときは、赤ちゃんが泣いてしまったら、すぐに抱っこするのではなく、まずは赤ちゃんをよく観察してあげましょう。

お腹が空いていないか、オムツは汚れていないか、汗をかきすぎていないかなど、抱っこする前に確認してあげるといいですね。

スキンシップをとる

赤ちゃんが泣き止まないとき、ただ単にスキンシップを求めている場合もあります。

例えば、歌を歌ってあげたり、ギュッと手や足を優しく握ってあげたり、いないいないばあをしてみるのもオススメです。

抱き上げなくても、スキンシップをとることで泣き止んでくれることもあるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

抱き癖を心配して抱っこをしない、という考えは捨てて、たっぷりと愛情をかけて抱っこをしてあげることで、赤ちゃんも安心ができます。

赤ちゃんでいる期間はとても短く、いつか抱っこはできなくなってしまいます。

そんな尊い時間を大切に、愛情を持って接してあげれば、お母さんも赤ちゃんも、笑顔で毎日を過ごせるのではないでしょうか。

成長してしまう前に、思う存分抱っこして愛情を注いであげましょう。

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