お昼寝は何歳まで必要?お昼寝が必要な4つの理由とは?

この子はなんだかお昼寝の時間が短いな~…大丈夫なのかな?なんて不安になっていませんか?

新生児の頃は寝ている時間が多く、だいたい16時間以上寝ていると言われています。

その頃の赤ちゃんは、まだ視力が弱く、光も強く感じることはできないので、昼夜の区別はつきません。

ですので、お昼寝という概念はまだありませんが、だんだんと昼夜の区別もつき生活リズムが整ってくると、お昼寝として昼間に眠ることになります。

ただ、このお昼寝は、いったい何歳まで必要なのでしょうか?保育園などではどうなっているのかも気になりますよね?

ここでは、そんな赤ちゃんのお昼寝について何歳まで必要なのかをお話していきます。

お昼寝は何歳まで?お昼寝が必要な4つの理由

まずはこちらの動画をご覧ください。他の人がどんなリズムで睡眠をとっているのかが分かりますよ(^^)/

【生後6ヶ月】赤ちゃんの1日の睡眠時間はどのくらい?

生後4ヶ月ほどになると、だんだんと昼夜の区別がついてきます。

特に、生後6ヶ月を過ぎて離乳食も始まってくると、体力がついて、身体機能も向上してくるので、昼間は活動時間が増えて、夜は睡眠がメインとなっていきます。

とはいえ、お昼寝も重要な役割があり、疎かにはできません。次にお昼寝が必要な4つの理由をお伝えしていきます。

お昼寝で体力を回復させる

0~2歳の赤ちゃんにとっては、お昼寝を大切にする理由は、体力を回復させることです。

産まれたばかりの赤ちゃんにとっての一日はとても長く、夜の睡眠だけで昼間の長い時間を活動することができません。

お昼寝をすることによって、活動できる体力を回復させているのです。

ストレスを解消させる

赤ちゃんは、お昼寝をすると、脳がリラックスした状態になります。

ですので、もし機嫌が悪かったり、嫌なことがあったりしても、一度お昼寝をすることで、ストレス解消をすることができます。

夜の寝つきを良くさせる

お昼寝をする子は夜も寝る子が多いと聞いたことはありませんか?

赤ちゃんは自分の感情をコントロールすることができないので、お昼寝をしないと夜に興奮してしまい、寝つきが悪くなることがあります。

何度かお昼寝をさせてあげて、気持ち的なリセットをしてあげると、夜も良い睡眠に繋がっていきます。

集中力や記憶力を維持させる

何もかもが初めてのことだらけの赤ちゃんは、生活中で学ぶことがたくさんあります。

しかし、肉体的な疲れと精神的な疲れがある場合、学ぶことに集中ができません。こうした学びに対する集中力を維持するためにもお昼寝は必要があります。

また、眠ると脳の情報が整理されて短期記憶が海馬に定着するのですが、これは赤ちゃんでも同じことがいえます、

例えば、午前中に公園で遊んで、いろいろな遊びを覚えたり、虫や花の名前を覚えたりしたら、お昼寝をしたほうが情報が整理され、維持しやすくなります。

そもそも赤ちゃんの睡眠に必要な時間は?

赤ちゃんの一日に必要な睡眠時間は、11時間~14時間くらいが良いとされています。

お昼寝は、だいたい1~2時間させてあげて、長くても3時間くらいまでにしておかないと、夜の睡眠に影響があり、寝つきが悪くなってしまうこともあるので注意してください。

お昼寝は15時頃までに済ませるのが良いでしょう。

お昼寝はいつまで必要か

赤ちゃんにお昼寝が必要なことはお分かりいただけたかと思いますが、では、何歳頃までお昼寝は必要なのでしょうか?

 年齢ごとのお昼寝の時間

成長とともにお昼寝の時間は短くなっていきます。

3歳くらいまでは、毎日1~2時間のお昼寝をするのが理想的といえます。

4、5歳になると、お昼寝をしたがらない子も出てくるので、そうした場合は、無理に寝かせようとせずに、必要に応じてで大丈夫です。

4歳以降は、半数近くの子どもがお昼寝をしていないので体力もついてきていると、お昼寝をせずに一日過ごすこともできます。

 お昼寝をやめるタイミング

自然とお昼寝をしなくなっていくことがほとんどなので、一日の睡眠時間が、11~14時間くらい取れているのであれば、お昼寝は卒業できるタイミングといってもいいでしょう。

お昼寝をしなくても機嫌が悪くなることがなければ、様子を見ながら、少しずつお昼寝の時間を短くしたり、早めたりして、お昼寝をやめていってもいいでしょう。

保育園でのお昼寝について

地域などでの差はありますが、一般的に日本の保育園では、午後に1時間半程度のお昼寝を設けています。

誰が決めているのか

保育園のお昼寝の制度は、厚生労働省の、保育所保育指針の中に、午睡(お昼寝)についての記述があります。

保育指針には、「午睡など適切な休息をとらせ、心身の疲れを癒し、集団生活による緊張を緩和する」と定められていて、各保育園はこれに基づいてお昼寝の時間を設けています。

実際にどのくらいの時間をとっているのか

実際に保育園では、2~3時間のお昼寝の時間をとっているところが多いようです。

昼食をとったあとの12時くらいから14、15時までをお昼寝の時間にしている保育園が多いようですが、お昼寝の時間やさせ方も保育園ごとに違います。

お昼寝制度への反対意見

保育園のお昼寝制度ですが、2歳くらいまでは良かったけど、大きくなると夜の睡眠に影響が出るようになったという意見や、子供が成長して体力がついてくると、夜に早く寝かしつけるようにしても、保育園でお昼寝を長くとっていることでなかなか寝付けなくなってきたという意見もあるようです。

こうした声を受けて、行政側でも、保育園の日課として実施されてきたお昼寝の時間を見直す動きも広がっています。

4、5歳児クラスでは取りやめる例も出てくるなど、保育園によっては対応し始めているところもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

赤ちゃんのお昼寝についてお伝えしてきました。

赤ちゃんの頃はお昼寝は必要なもので、夜の睡眠に比べて、お昼寝のほうが3倍も眠りが深いと言われていたり、夜に取れなかった睡眠を補うことができたりします。

お昼寝の時間やお昼寝を卒業するタイミングは、個人差があるので、その子に合わせてあげるのが一番いいですが、一般的には4~5歳くらいがお昼寝を卒業するタイミングといえるでしょう。

無理にお昼寝をさせる必要もないですし、逆に、無理にお昼寝を卒業させる必要もないので、その子のペースに合わせて、上手くお昼寝を取り入れていきましょう。

関連記事