奈良県、橿原市にある「おふさ観音」の風鈴まつり。毎年開催されていますが、「おふさ観音の風鈴まつり」とはどんなイベントなのか?何があるのか?と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おふさ観音風鈴まつりについての簡単な解説と、開催日時、アクセス、おすすめの駐車場や混雑状況などについて、また見どころについても紹介させていただきたいと思います。
目次
おふさ観音とは?
おふさ観音とは、奈良県の橿原市、小房町(おうさちょう)にある、寺院のことを言います。
この寺院は、4000種類以上のバラをはじめ、四季折々のお花が楽しめます。お花いっぱいの美しい境内が、調和のとれた仏様の世界であるようなことから、「花まんだらのお寺」とも呼ばれています。
まずはこちらの動画をご覧ください。おふさ観音の風鈴まつりの様子がよくわかります。
おふさ観音の由来
おふさ観音は、高野山真言宗・別格本山のお寺です。
その本堂が建つ辺り一帯は、かつて「鯉ヶ淵(こいがふち)」と呼ばれる大きな池でありました。
ある日のこと、この地で暮らす、「おふさ」という娘さんが、鯉ヶ淵のそばを歩いていると、白い亀の背中に乗った観音さまが、目の前に現れました。おふささんは、その池のそばに小さなお堂を建てて、そこに観音さまをお祀りすることにしました。
その観音さまは、いろいろなお願い事を叶えてくださるとして、近所の村人たちに厚く信仰され、大切に祀られました。そして、誰からともなく「おふさ観音」と呼ばれるようになったそうです。
おふさ観音は、時の権力者や特別な地位の人によって建てらたのではなく、市井の人たちの手によって、建てられ守られてきたお寺です。そして、日々の悩みや苦しみに寄り添う、庶民の信仰のお寺として、今もあり続けています。
風鈴まつりの由来
その昔、おふさ観音の地元では、夏に厄払いのお参りをするという風習がありました。
なぜかというと、冷蔵庫やエアコンがなかった当時は、夏になると、暑さで体力が落ち、病気になったりすることが多かったからです。
おふさ観音はもともと、身体の健康を授けるお寺です。その流れから今も多くの方が、無事に夏を乗り切れるようにと厄払いに訪れています。
そこで夏の厄払いに来て頂いた方に、せっかくだから、皆様に夏を心地よく感じていただける方法はないのか?と考え、夏の風物詩である風鈴に思い至りました。
風鈴は魔除けにも使われていたことから、お寺の行事にふさわしいものだと考えられ、境内いっぱいに風鈴を吊り下げたのが「風鈴まつり」の始まりです。
おふさ観音風鈴まつり2018の日程は?
おふさ観音は境内一面に約2500個の風鈴がぶら下げてあります。お寺自体はそれほど大きなお寺ではありません。
しかし、境内一面につるされている風鈴は、見る方の心を涼しくしてくれます。
風鈴の種類も大小様々な風鈴があり、1つ1つ音色が異なります。見るのはもちろん、音色の違いを聴き比べるのも楽しみ方の一つです。
何といっても、晴れた日には写真映えが抜群によいです!曇りでもお寺の厳かな雰囲気で、写真映えします。
そんなおふさ観音風鈴まつり2018の日程は次の通りです。
- 開催期間 : 2018年 7月1日〜8月31日
- 営業時間 : 午前7時〜午後4時半(閉門は午後5時まで)
- 料金 : 無料(本堂内は、拝観料300円をいただいております。)
- アクセス : 奈良県橿原市子房町6−22
【タクシー】
- 大和八木駅→おふさ観音まで10分
- 橿原神宮前駅→おふさ観音まで10分
【バス】
- 大和八木駅→「小房」停留所8分 おふさ観音まで徒歩5分
- 橿原神宮前駅→「小房」停留所10分 おふさ観音まで徒歩5分
【徒歩】
- 大和八木駅→おふさ観音まで25分
おふさ観音風鈴まつりのおすすめの駐車場
おふさ観音には無料の駐車場がいくつかあるので紹介します。
- 西駐車場:5台
- 南駐車場:5台
- 東駐車場:5台
- 第二駐車場:12台(バス可能) 地図上右はしの青い箇所
お寺の近くの駐車場は駐車可能台数も少なく、何より道路が非常に狭くなっています。
そのため、第二駐車場に駐車される事をお勧めします。第二駐車場から、おふさ観音までは徒歩5分ほどで到着します。
おふさ観音風鈴まつりの例年の混雑状況
境内では人が多くて見れないというような混雑はありません。ただ、まれに、ツアーのお客様が一斉にこられて混雑することがります。
反面、駐車場が無料のためすぐに埋まってしまうことが多いです。とはいえ、おふさ観音の滞在時間が、およそ30分から1時間の方が多いので、駐車場も1日満車というわけではないです。
駐車場が空くのを待つのが苦にならない方は、気長に待つとよいです。ただし、おふさ観音のすぐ横の駐車場、西・南・東駐車場は前の道路が狭いため、待っている場所がないかもしれません。
なので基本的には第二駐車場に止めるようにすると、スムーズに駐車できます。
または、公共交通機関を使って行くと、駐車場の待ち時間はなくてすみます。
おふさ観音風鈴まつり2018の見どころについて
山門をくぐると、境内いっぱいに風鈴がつるされています。
本堂前にも風鈴がつるされていて、ここでは販売コーナーもあり、気に入った風鈴を購入することができます。
- 奈良のガラス工房で作られた「奈良風鈴」
- ウッドストイック社のウィンドチャイムの「オリンポスの鐘」
- おもちゃのアヒルの形をした風鈴
- 沖縄の琉球ガラスで作られた風鈴
- 京都の清水焼き風鈴
ほかにも全国の工房などで作られたものや、アニメのキャラクターの形をしたものなどあるので、お子様でも十分に楽しめると思います。
また境内の奥に、「全国各地の風鈴展」という展示場もあり、ここでは展示や即売が行われています。
各地の文化、伝統が息づく品々を満喫できると思います。また茶房もあり、かき氷などもたべれるそうですので、暑い時期にぴったりですね。
風が吹き抜ける和風建築の広間で、作品を拝見したり、お茶を飲みながらお庭を見たりできますのでオススメの場所です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、 奈良の橿原で行われているおふさ観音風鈴まつりいついて、おふさ観音の意味や風鈴まつりの由来、開催日時や見どころ、駐車場などをお話しました。
気に入った風鈴があれば購入もできるので、友達などへのお土産やまたは自分用にとしてぴったりではないでしょうか?
おふさ観音風鈴まつり2018が気になっていた方は、是非行って、風鈴の音色や景色で涼しんでみて下さいね。