赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?指しゃぶりのメリット・デメリットとは?

乳児の指しゃぶり

あなたは今、お子さんの指しゃぶりについて、このまま指しゃぶりを続けていても大丈夫なのか心配していませんか?

例えば、歯並びに影響が出てしまうのではないかとか、愛情が足りないから指をしゃぶっているのではないかとか考えていませんか?

それだけではなく、あちこちいろんなところを触って、洗わないまま口に入れているので、お腹を壊してしまうのではないか、やめさせたほうがいいのではないかと考えているのではないでしょうか?

そこで今回は、赤ちゃんの指しゃぶりを心配している人の為に、指しゃぶりの原因やメリット・デメリットをお伝えします。

赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?どうしてするの?成長に問題は?

最初に率直に言うと、赤ちゃんの指しゃぶりは、多くの場合およそ生後1か月半ごろから始まります。

そもそもなぜ赤ちゃんが指しゃぶりをするのかというと、まずは生きていくための本能です。

人間などの哺乳類は赤ちゃんのうちは、母親の母乳を飲んで育ちます。母乳しか摂れないので、赤ちゃんにとっておっぱいを飲むということは生きていくために重要なことです。

そのため口の周りについたものを何でも吸うという本能が赤ちゃんには備わっています。自分の手を発見した赤ちゃんは、観察して最後は口に入れてみます。

そうやって口に入った指を吸うことから指しゃぶりは始まります。ということなので赤ちゃんの指しゃぶりは成長していくうえで、とても自然なことです。

そして赤ちゃんは指をしゃぶっているとなんだか気持ちが落ち着くことに気付きます。

愛情が足りないからでなく、なんとなく落ち着くから指しゃぶりをしているだけなので、心配はいりません。

よく言われるのが、指しゃぶりをしていると歯並びが悪くなるということです。

ですが、指しゃぶりはだいたい生後一か月半くらいから始まります。そんな赤ちゃんには歯は生えていませんので、歯並びの心配をする必要はありません。

歯が生えてきても、まだ赤ちゃんのうちの指しゃぶりは歯並びには関係ないので、堂々とやらせてあげて大丈夫です。

特に寝る前に指しゃぶりをして、そのまま口に長い時間入れているのが心配な人が多いようです。

でもそれも赤ちゃんが安心して眠るために必要な儀式のようなもので、赤ちゃんのためにもやめさせる必要はありません。多くの赤ちゃんが1才くらいで自然とやめます。

ただし2~3才くらいになっても続けていたら、歯並びに影響してしまうのでそれまで続くようでしたらやめさせる必要があります。

それから歯が生え始めの時、むずむずしているときにも指しゃぶりをすることがあります。

そのころの指しゃぶりが気になるようでしたら、歯固めのようなおもちゃをあげて、指から気をそらせてあげるといいですね。

赤ちゃんの指しゃぶりのメリット

指しゃぶりのメリットはまず赤ちゃんの気持ちが落ち着くことです。

お腹が空きはじめのときに、泣いても指しゃぶりを始めて泣き止んだりします。その間にママは慌てずに母乳やミルクの準備ができるということです。

他にも眠いときにぐずっていても、指しゃぶりをすると落ち着いて眠ってくれたりもします。赤ちゃんの寝かしつけって本当に大変ですよね。

抱っこしてやっと寝てくれたと思っても、布団に置いた瞬間にまた泣き出したりして、苦労しているママはたくさんいます。

そんな赤ちゃんが指しゃぶりをしただけですうっと寝てくれるなら、むしろ指しゃぶりしてくれたほうがいいくらいですよね。

他にも指しゃぶりをすることが、赤ちゃんの脳の刺激になって発達を促しています。不思議なことにゴムのおしゃぶりでは脳の刺激にならないようです。

赤ちゃんの指しゃぶりを見たら、脳がはったつしているんだなぁと安心して見守ってあげてください。

赤ちゃんの指しゃぶりのデメリット

指しゃぶりのデメリットは5歳を過ぎる頃には注意が必要です。

5歳を超えてくると、乳歯が抜けて永久歯が生えてきます。この頃に指しゃぶりが続いていると、指でとめどなく圧力がかかるので、口元や顔形に影響を及ぼす可能性あります。

指しゃぶりによる影響は、例えば以下のようなものがあります。

  • 出っ歯
  • 上下の前歯が噛み合わない
  • 発音
  • 咀嚼
  • 飲み込み

などなどに影響を及ぼすことがあります。

下記の動画をご覧頂くとよくわかります。

vol.132「指しゃぶり ~幼児期編~」

赤ちゃんが指しゃぶりをやめる方法

赤ちゃんの指しゃぶりはやらせていても心配のないものですが、どうしてもやめさせたいときはどうしたらいいでしょうか?

一番やってはいけないのは無理やりやめさせることです。

赤ちゃんが落ち着くために、脳を発達させるためにしているのに、無理やり大きな声を出してやめさせるのは赤ちゃんにとって逆効果です。

怒られてしまったら、より落ち着くためにもっと指しゃぶりをしてしまいます。

そこで、指しゃぶりを始めたら、赤ちゃんの両手をとって手遊びをするのがおすすめです。両手を使ってママと遊ぶ方が楽しいよと赤ちゃんに教えてあげれば、指しゃぶりの回数も減っていきます。

座って遊べるようになったら、両手を使って遊ぶおもちゃを与えれば、夢中になって遊んでいるうちにいつの間にか指しゃぶりをやめていることもあります。

焦らず、ゆっくり赤ちゃんのペースに合わせて、やめられるように導いてあげられるといいですね。

まとめ

今回赤ちゃんの指しゃぶりの原因やメリットなどについてお話しました。

赤ちゃんの指しゃぶりは生きるための本能で、心配する必要のないものです。

指しゃぶりをすることで心を落ち着けたり、脳の発達を促したりしています。

指しゃぶりのおかげですんなり寝てくれることもあるので、焦らずに赤ちゃんを見守ってあげる事が大切です。

赤ちゃんの指しゃぶりにお悩みの方は、今回の記事を参考にしてみて下さいね。

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